精神科・心療内科の診察(7)

 最近のヒューマンエラー業界で「変化点」「変化点管理」というフレーズは、「有名有名」(←某マイミクさん調)なキーワードです。

 ……なのに、自分が曲がりなりにもヒューマンエラー業界に身を置いておきながら、自分自身の変化点を管理できていなかったとは!


 まぁ、、、だからこそ仕事ができないで会社を休んでいるんですけれども。


 きょうの診察中、最近気づいた変化として、まさかまともに相手にはされないと思いつつ

「嫌な夢を見ることが増えた」

と一応お話ししたんです。


 先生にしてみれば、そんなこと言われたって、いくら精神科がご専門といえど夢の中身なんぞが人為的にコントロールできれば世話はない話で、現代医学ではせいぜいホスピスで末期の患者に麻薬を処方して「お花畑」の中で人生を終えてもらうのが関の山(のはず)で、また先生の機嫌を損ねてしまうかも……と思っていたんですが、


「どのお薬を飲み始めてからそうなりましたか?」


って、えええ!? 薬と夢の内容って関係あるんですか!?

 どうも、薬によってはあるらしいんですよ。。。


 えー、どの薬を飲み始めてからだったかなぁ、、、別に夢の中身を日付とともに書き留めているわけじゃありませんから、薬の「変化点」と夢の「変化点」が一致する時期を見出すことができません。


 しかも、薬は薬で、会社を休み始めて以来、ほんの2か月少々の間に

1)パキシル(10mg→20mg→30mg→40mg→30mg)
2)レンドルミン
3)サイレース(1mg→2mg)
4)サイレースの後発品(2mg)
5)リフレックス(15mg)
6)デパケンR(200mg)

 と、用量の違いも含めれば、11回も「変化点」があるのです。

 平均すれば毎週のように薬が変わっていたことになり、悪い夢はどの週からだったか……


 ちなみに、覚えているだけでも、嫌な夢の中身は(白字で書きますのでどうしても読みたい人はドラッグして白青反転してお読みください)

・玄関の壁という壁がゴキブリで埋め尽くされ、その壁を突破しないと外出できない。しかもヘタに手を出すと自分へ向かって飛んでくる
・入社同期で出張。全員仲良く楽しそう。そんななか自分一人だけ仲間外れ。(って、現実もそうですが!)
・自分とわりと仲のよい部類に入る(と勝手に自分で思っている)同期入社の某嬢(すでに退職・結婚願望なし)が同期入社の誰だか(思い出せない)と「でき婚」。そんなキャラじゃないはずなのに衝撃!


って、3番目は嫌な夢の部類に入るのかどうかすら謎ですが、執筆時点で思い出せるだけでこれ(特に1番目はひどすぎる)ですから、朝を迎えるたびに嫌な思いとともにスタートするのです。


 どれだよー。どの薬を飲み始めてからなんだよう。。。それさえ突き止められれば、もう明け方に嫌な思いをせずに済むのに……。


 ……ただ、この「変化点管理」は、日ごろ風邪などで世話になることが多い内科がまさにそうで、外科のような、お腹をメスで切り開いて「現地・現物・現人(?)」で診るようなマネができない以上、

1)ひとまず想定される病気に対する薬を処方して様子を見る
2)それが効いて快方へ向かえばそれでよし
3)もし効いていなければ違う病気を疑う…

の繰り返しになるはずです。(たぶん)

#まぁ、外側から心音を聞いたり、レントゲン写真というあやふやな2次元の世界で中身を見ることはできますが


 …なので、最初の薬が効かなかったからといって内科医を「誤診だ」「ヤブ医者」と責めたてるのは筋違いでして、それは精神科・心療内科にも当てはまります。


 とりあえず今回は、抗うつ薬「リフレックス」は初期量15mgのまま、パキシルを20mgに減らして処方され、診察は終了です。


 帰り道によく考えたら、少なくとも「早朝覚醒」に悩まされていた頃は、そもそも夢を見ていなかったので。サイレースか、あるいはそのゾロ品(またの名を後発医薬品など)か、、、、その辺でしょうかねぇ?
author by よんなん
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