チクショー会

IMGP9394.jpg 4年前の夏の甲子園。

 あの優勝投手、「ハンカチ王子」が、東京大学を相手に負け投手になるなどと、誰が予想したでしょうか!


 東京六大学野球で東大といえば「弱い者いじめ」の格好のターゲット(のはずなん)です。(失礼)

 試合終了後、早大応援部主将が挨拶で「入学以来、東大相手に負けたことがなく、『当然勝てる』という慢心が今日の結果を招いた」と言っていたくらいです。

 早稲田としては6年ぶりに対東大で敗戦、とのことで、私の周囲からも「いいクスリになりましたよ」という声が聞こえ、ま、その通りですね。はい。


 私が神宮に着いたのは、先週に続いて16時ごろ、試合は7回ですでに入場フリーでした。

 相手は東大、と、安心して応援席に入ったらかいちょうさんが「おお、よんなん、いいところへ来た、あれを見ろ!」と指差すスコアボードには、あろうことか東大相手に負けている早稲田の姿ですよ!!

 8回表の攻撃は、2アウト満塁にもかかわらず結局1点も取れずに終わり、我々も、「なぜ東大を相手にこんなに必死に応援をしなきゃいけないのか」という気分です。


 本当に、いつから東大はこんなに野球がうまくなったのか!? と思うような試合内容でした。

 送りバントをセカンドへ送球して見事にアウトにしたり、ヒット性の当たりをピッチャーライナーに仕留めたり……。。。


IMGP9405.jpg 試合終了後のいつもの和民は、祝勝会ならぬ「チクショー会」となりました。orz

 「いつものみなさん」のなかに、唯一東大出身の方がいらっしゃって、東大運動会(=いわゆる体育会)関係者の祝勝会が渋谷で開催されるとのことで早々に退席されました…。

 東大にしてみれば、早慶戦で早稲田が勝つ以上の大喜びでしょう。すでに試合中から応援席では「勝利の拍手」をやっていたほどです。

#早慶戦以外の日は、試合終了後に球場が閉まる時間が早いという事情もあるんですが

 満を持して退席されるKさんには、みなさんがそれぞれ金一封を託しました。……私も残り少なくなった名刺とともにいくらか包みました。おめでとう東大、久々に頭脳以外で負けたよ。
(目下病欠中なので、名刺を切らすと新しく作ってもらえるか微妙)


 翌朝のスポーツ紙は、ニッカン・スポニチ・サンスポがウラ一面、報知が一面脇見出し(記事は5面)でした。……スポニチは宅配版では一面トップだったそうです。

 というか、「田中将大(マー君)」とは裏腹にこの4年ですっかり忘れ去られた感のある「斎藤佑樹」って、まだニュース性があったんだー、というあたり六大学ファンとしてはありがたいというかなんと言うか微妙な嬉しさですね。


 冒頭の写真は、帰り道、信濃町駅へ向かう途中に通りかかった、夜の神宮球場。

 明日は、12年ぶりの対東大勝ち点献上を阻止します!
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析