佐川急便と個人事業主
2024.08.09 Friday | よんなん的日常
通信販売で買った荷物を佐川急便に配送してもらうのにトラブルが続きました。
買ったのは貸家のリフォームで施主支給するインターホン。
(それまで乾電池式のものしかついてなかった)
宅配便は重量物でなければこちらの都合のよいタイミングで受け取れるコンビニやロッカー受け取りをすることにしています。
で、ロッカー受け取りを申し込んで帰宅する途中、マンションの他人の住戸の窓の外に宅配便荷物が一つ置きっぱなしにしてあるのを見つけました。
なんだこの不審物……と思って見てみると、私宛の宅配便荷物じゃないですか。
佐川急便とゆうパックは、不在票や不在を知らせる電子メールからしかロッカー受け取りを申し込めないので、一度持ってきた配達員が何かの拍子に置き忘れていってしまったのでしょう。
私宛の荷物なのは明らかなので拾って持ち帰りましたが、どうしようか悩んだ末、通販のお店に連絡して再送してもらうことにしました。
何らかのタイミングで佐川急便の手を離れて、マンションの廊下に置かれるまで、あるいは置かれてから私が見つけるまで、誰が何をしたか分からないからです。実は落っこちて中が壊れているかもしれません。
手元にある荷物は再送品に着払いの宅配便伝票を同封するから返送してほしいとのことでそうすることにします。
そんなわけで再送された荷物を再びロッカー受け取りに申し込んだところ、2日経っても3日経ってもロッカーにおさめられた連絡が届きません。
4日目、いったいどうなっているの、と佐川急便の営業所へ電話すると、申し訳ございません、これからロッカーへお持ちします、と言います。
えっなに、忘れられてたの? よりによって、(佐川急便にとしては)荷物を紛失しておいて、再送された荷物を、3日も4日も、荷受人から問い合わせが入るまで放置していたって?
初回の荷物も含めて何が起きていたのか説明願いたい、と電話受付の方にお話ししてしばらくしてドライバーから電話が入りました。引き継ぎがうまくいっておらず申し訳ありません、などと言うので、初回の荷物のことも含めて私は怒っているので、そのことも含めて説明できる方からお返事願いたいとお話しして電話を切りました。
営業所のもう少し立場のある方と思われる方から電話が入り、
・営業所内に宅配ロッカー受け取りを申し込まれた荷物を置く専用の棚がある
・その棚へは担当ドライバーが置くことになっている
・しかし、当該のドライバーはその手順を踏んでいなかった
・これまでは他の誰かが棚に移していたので問題化しなかった
・今回は誰もやらなかったが当人もいつか誰かがやると思っていたと申し述べている
要は、社員が正しい業務をできていなかった、だから指導した、という説明がありました。
人手不足の時代ですし、そうした能力のドライバーでも採用しなければ配送をまかないきれない事情は理解します。
しかし初回の荷物を放置されてこちらも迷惑したうえ、佐川急便の営業所はナビダイヤルでありこちらが問い合わせるにも電話代を負担しているのです。
ノベルティや菓子折りのひとつでも持って謝りに来るべきではないのですか、とお話しすると、何かをお渡しすることはしていない、差し上げるとしても梱包用のテープ程度です、と言うので、釈然としないもののこの話は納めることにしました。
そんなある日、佐川急便の営業所から不在着信がありました。
留守電のメッセージを聞くとかけ直すとのことなので待っていましたが1週間経っても電話なんかかかってきやしません。
てっきり先日の不手際を詫びる用件だろうと思って営業所へ電話をすると、なんと
「ロッカー受け取りを申し込まれた荷物がお客様の元へ届いた記録がありません、こちらの記録漏れかもしれません、お荷物は届きましたでしょうか」
と言われてあきれました。
その荷物ならマンションの廊下に放置してありましたよ! おまけに再送された荷物もこちらが問い合わせるまで3日も4日も放置して、あれやこれやあって謝ってもらったんですよ! それがいまごろ「その荷物はどうなりましたか?」ってバカにするにも程があります。
電話口の担当者は申し訳ありませんと言うばかりで、こちらも少々感情的になって電話を切ってしまいました。
もうこうなったら、と佐川急便Webサイトの「佐川急便に関するご意見・ご要望」に事の顛末と、ここに至っては電話やメール以外で謝ってほしいこと、そば屋の出前だって電話代の10円は持ってくるのだから最低でもそのくらいはしてほしいことを書いて送信しました。
ちょうど次の平日の晩に僕宛の荷物があったので受け取りに玄関先へ出たら、ドライバーの方が申し訳ありませんでしたと言います。
えええ……電話やメール以外で謝れと書いたけど、配達のついでなの? と思いつつ話を聞いていると、担当のドライバーは解雇になりましたと言います。
なんだって!?
こちらがびっくりしていると、ドライバーの方は、解雇というか、軽の者で契約打ち切りで……と言います。
で、やはり差し上げられるものはこのくらいしかないんです、とボールペンを置いていきました。
軽の……打ち切り……って、業務委託の個人事業主だったのか!
そういえば、佐川急便の制服は着ていないけど佐川の荷物を持ってくる人で、心証の悪い方がいるのを思い出しました。
インターホンに応答すると僕が玄関に出る前に荷物を玄関先に置いて行ってしまっていたり、僕が直接玄関先にハンコを持って出るとハンコいりません、と荷物だけ渡して行ってしまったり、私の不在時に玄関先へ置き配されていたこともありました。
(先ほど謝りに来たドライバーの方が言うには佐川では置き配を禁止しているそうです)
受取人が玄関先へ出てくる時間も惜しいほど、伝票にハンコをもらう時間も惜しいほど、ルールを破って置き配までやるほど、次々と荷物を配って歩かなければ満足な報酬が得られなかったのだろうと思います。
おそらく、私の苦情は最後のとどめになったのかもしれませんが、きっとそれまで営業所内での評価に積もり積もったものもあったのではないでしょうか。
そうとでも思わないと、私の苦情ひとつでドライバー一人が路頭に迷ったとあっては夢見が悪いです。
いつか私が生活に困るようなことがあったとしても、請負の宅配ドライバーにはなるまい、時給で雇ってもらうようにしよう、と思うのでした。
買ったのは貸家のリフォームで施主支給するインターホン。
(それまで乾電池式のものしかついてなかった)
宅配便は重量物でなければこちらの都合のよいタイミングで受け取れるコンビニやロッカー受け取りをすることにしています。
で、ロッカー受け取りを申し込んで帰宅する途中、マンションの他人の住戸の窓の外に宅配便荷物が一つ置きっぱなしにしてあるのを見つけました。
なんだこの不審物……と思って見てみると、私宛の宅配便荷物じゃないですか。
佐川急便とゆうパックは、不在票や不在を知らせる電子メールからしかロッカー受け取りを申し込めないので、一度持ってきた配達員が何かの拍子に置き忘れていってしまったのでしょう。
私宛の荷物なのは明らかなので拾って持ち帰りましたが、どうしようか悩んだ末、通販のお店に連絡して再送してもらうことにしました。
何らかのタイミングで佐川急便の手を離れて、マンションの廊下に置かれるまで、あるいは置かれてから私が見つけるまで、誰が何をしたか分からないからです。実は落っこちて中が壊れているかもしれません。
手元にある荷物は再送品に着払いの宅配便伝票を同封するから返送してほしいとのことでそうすることにします。
そんなわけで再送された荷物を再びロッカー受け取りに申し込んだところ、2日経っても3日経ってもロッカーにおさめられた連絡が届きません。
4日目、いったいどうなっているの、と佐川急便の営業所へ電話すると、申し訳ございません、これからロッカーへお持ちします、と言います。
えっなに、忘れられてたの? よりによって、(佐川急便にとしては)荷物を紛失しておいて、再送された荷物を、3日も4日も、荷受人から問い合わせが入るまで放置していたって?
初回の荷物も含めて何が起きていたのか説明願いたい、と電話受付の方にお話ししてしばらくしてドライバーから電話が入りました。引き継ぎがうまくいっておらず申し訳ありません、などと言うので、初回の荷物のことも含めて私は怒っているので、そのことも含めて説明できる方からお返事願いたいとお話しして電話を切りました。
営業所のもう少し立場のある方と思われる方から電話が入り、
・営業所内に宅配ロッカー受け取りを申し込まれた荷物を置く専用の棚がある
・その棚へは担当ドライバーが置くことになっている
・しかし、当該のドライバーはその手順を踏んでいなかった
・これまでは他の誰かが棚に移していたので問題化しなかった
・今回は誰もやらなかったが当人もいつか誰かがやると思っていたと申し述べている
要は、社員が正しい業務をできていなかった、だから指導した、という説明がありました。
人手不足の時代ですし、そうした能力のドライバーでも採用しなければ配送をまかないきれない事情は理解します。
しかし初回の荷物を放置されてこちらも迷惑したうえ、佐川急便の営業所はナビダイヤルでありこちらが問い合わせるにも電話代を負担しているのです。
ノベルティや菓子折りのひとつでも持って謝りに来るべきではないのですか、とお話しすると、何かをお渡しすることはしていない、差し上げるとしても梱包用のテープ程度です、と言うので、釈然としないもののこの話は納めることにしました。
そんなある日、佐川急便の営業所から不在着信がありました。
留守電のメッセージを聞くとかけ直すとのことなので待っていましたが1週間経っても電話なんかかかってきやしません。
てっきり先日の不手際を詫びる用件だろうと思って営業所へ電話をすると、なんと
「ロッカー受け取りを申し込まれた荷物がお客様の元へ届いた記録がありません、こちらの記録漏れかもしれません、お荷物は届きましたでしょうか」
と言われてあきれました。
その荷物ならマンションの廊下に放置してありましたよ! おまけに再送された荷物もこちらが問い合わせるまで3日も4日も放置して、あれやこれやあって謝ってもらったんですよ! それがいまごろ「その荷物はどうなりましたか?」ってバカにするにも程があります。
電話口の担当者は申し訳ありませんと言うばかりで、こちらも少々感情的になって電話を切ってしまいました。
もうこうなったら、と佐川急便Webサイトの「佐川急便に関するご意見・ご要望」に事の顛末と、ここに至っては電話やメール以外で謝ってほしいこと、そば屋の出前だって電話代の10円は持ってくるのだから最低でもそのくらいはしてほしいことを書いて送信しました。
ちょうど次の平日の晩に僕宛の荷物があったので受け取りに玄関先へ出たら、ドライバーの方が申し訳ありませんでしたと言います。
えええ……電話やメール以外で謝れと書いたけど、配達のついでなの? と思いつつ話を聞いていると、担当のドライバーは解雇になりましたと言います。
なんだって!?
こちらがびっくりしていると、ドライバーの方は、解雇というか、軽の者で契約打ち切りで……と言います。
で、やはり差し上げられるものはこのくらいしかないんです、とボールペンを置いていきました。
軽の……打ち切り……って、業務委託の個人事業主だったのか!
そういえば、佐川急便の制服は着ていないけど佐川の荷物を持ってくる人で、心証の悪い方がいるのを思い出しました。
インターホンに応答すると僕が玄関に出る前に荷物を玄関先に置いて行ってしまっていたり、僕が直接玄関先にハンコを持って出るとハンコいりません、と荷物だけ渡して行ってしまったり、私の不在時に玄関先へ置き配されていたこともありました。
(先ほど謝りに来たドライバーの方が言うには佐川では置き配を禁止しているそうです)
受取人が玄関先へ出てくる時間も惜しいほど、伝票にハンコをもらう時間も惜しいほど、ルールを破って置き配までやるほど、次々と荷物を配って歩かなければ満足な報酬が得られなかったのだろうと思います。
おそらく、私の苦情は最後のとどめになったのかもしれませんが、きっとそれまで営業所内での評価に積もり積もったものもあったのではないでしょうか。
そうとでも思わないと、私の苦情ひとつでドライバー一人が路頭に迷ったとあっては夢見が悪いです。
いつか私が生活に困るようなことがあったとしても、請負の宅配ドライバーにはなるまい、時給で雇ってもらうようにしよう、と思うのでした。