【東京電力管内】 夜間電力優遇プランの現状

 2016年4月の電力小売り自由化で各社から多彩な料金プランが現れるかと期待していたのですが、新電力の料金プランは軒並み東京電力の「従量電灯B」相当のプランばかりでがっかりの昨今です。

 しかも、東京電力が「おトクなナイト8・10」をはじめとする夜間の電力料金を1kwhあたり10円台前半に超優遇する料金プランを軒並み新規加入停止にしてしまいました。

 既存の契約は引き続き適用されますが、転居の際は再契約できません。

 東京電力の新料金プランにある「夜トクプラン」は、夜間料金が1kwhあたり20円台前半に大幅値上げになっていて、とても検討の対象にならない代物です。


 我が家は2年前から東京電力の「朝得プラン」(午前1時〜9時が夜間料金)にしていて、4月以降も引き続き従量電灯Bより2割くらい安く使えています。

 一番電気を使う冬の暖房は、就寝する20時〜22時台は灯油やガスの暖房で部屋を暖めておき、エアコンはタイマーで1時を過ぎてから動くように使っています。

 一人暮らしのうちは自分一人が心がけていればよくて、夜中の0時前後に部屋が冷えてきて目を覚ましても、もう一度火をつけて暖めて消して再度寝るなど一人でやっていればよい話です。


 来月から、我が家にもう一人住むことになりました。学生の方なので平日の昼を留守にする生活スタイルはほぼ同じで、電力の利用は引き続き夜間〜早朝がメインになりそうです。

 ただ「深夜1時まで電力の使用を控えてほしい」とお願いするのは無理があります。寝るときにはいったん暖房を切って夜中に目を覚ますなんて生活は、他人にお願いするにはひもじすぎます。

 洗濯物も増えるでしょうから、週末にまとめて洗濯するほかに平日の夜に洗濯をして風呂場に干して浴室乾燥機(電気式)をつけて寝る、ということも考えられますが、1時以降に洗濯機を回して干して寝ていたら、就寝するのは3時になってしまいます。

 3月までであれば、東京電力の多彩なプランから「おトクなナイト10」なり「半日お得プラン」なり、新しい生活スタイルに合わせて選べたのですけれども、時すでに遅しです。


 新電力比較サイトで、千葉県で契約可能な夜間の料金がお得なプランを探すと、数社がヒットしましたが、どれも夜間料金は1kwhあたり20円前後です。

 当面は現在の「朝得プラン」を継続して、21〜22時ごろから翌1時までの昼間料金適用は割り切ることにして、従量電灯Bより高くなるようであれば、現在選べるプランの中から再検討することにするしかなさそうです。


 他の送電各社管内だと、たとえば東北電力が「よりそう+ナイト12」などの新プランを用意していて夜間は1kwhあたり11円台で使えるのに、この東京電力管内の時間帯別プランの貧弱さといったら何なのでしょうか。
author by よんなん
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