ホテルニュー塩原へ行ってみた(1)
2017.03.21 Tuesday | よんなん的旅行 > 2017年の旅行
いつぞやの「マツコの知らない世界」で「三大CMホテルの世界」として、ホテルニュー塩原、ハトヤホテル、ホテル三日月が取り上げられていたのを見ました。
このうちホテルニュー塩原は経営破たん→ファンドに譲渡→さらに大江戸温泉物語に譲渡されて、いわゆる居抜きホテル(と私が勝手に呼んでいる)として比較的手ごろな値段で泊まれるホテルになっていました。
居抜き温泉旅館といえば、伊東園ホテルが新聞折り込みチラシをよく入れていて、1万円でお釣りが出る値段でお酒も飲み放題な夕食バイキングつきの1泊2食で泊まれるイメージが強いです。
伊東園は平日も休前日も同じ値段ですが、大江戸温泉物語は需要に合わせて値段を設定しているようで、週末よりは平日が比較的お得のようです。
そこで、有給休暇の消化もかねて春分の日の3連休の翌日に休暇を取り、連休最終日+平日で出かけてきました。
ホテルニュー塩原には本館と湯仙峡(ゆ〜せんきょう)、B&H館(新館)があって、本館の和洋室(1室2名)を選びました。
プランは平日のみ設定がある「2名3名でお得! 室数&お日にち限定!とくとくバイキングプラン」(1人8,400円)を選びます。……低層階の部屋を割り当てられる代わりに「スタンダードグルメバイキングプラン」(1人10,600円)よりお得な設定です。
首都圏からの有料往復送迎バスもある(松戸発着の場合1人4,320円)のですが、チェックイン15:00〜、チェックアウト〜10:00のところ、バスのホテル着が12:40、ホテル発が13:30ということもあってこれは使わず、那須塩原駅からの無料送迎バス(1日4便)を使うことにします。
で、那須塩原駅からの送迎バスです。マイクロバスというのが少し衝撃ですが、休前日ではないのでそんなものなのかもしれないです。ナンバーが「1126」というのは「いいふろ」の語呂合わせでしょうか。……そういえば大江戸温泉物語の特典つき会員制度は「いいふろ会員」ですね。
国道400号線を塩原温泉へ向かいますが、とんでもない山道を40分ほど走ります。
破たん前の岡部グループは伊東と鬼怒川に系列ホテルを持っていましたが、鉄道でアクセスしやすい伊東や鬼怒川はともかく、こんなところ(失礼)に大規模ホテルを作って首都圏でCMをじゃんじゃん流して団体旅行が大挙してやってきていたのかと思うとにわかには信じられないものです。実際のところはどうだったのでしょう。
チェックインして部屋の鍵を受け取ります。荷物を運んでくれる仲居さんやベルボーイは(当たり前ですが)いません。……意外にも宿泊料の支払いはチェックアウト時だそうで、前払いが過半なビジネスホテルに慣れた身には新鮮です。
部屋は、眺望がっかりプラン(意訳)の期待に反して渓谷側を割り当てられました。……本館そのものが湯仙峡やB&H館に比べて高い場所に建っていて、低層階でも悪くない眺めです。
和洋室なのでタタミのほかにベッドがあって、ベッドメイクはすでに済んでいます。……布団の上げ下ろしを省くためのしくみだと思いますが、内装のくたびれ度合いから察するに、大江戸温泉物語がこのような部屋にしたのではなくて岡部グループのころからこういう部屋のようです。
衝撃だったのは、部屋の座布団が経営破たん前の岡部グループのものだということです!
まさか破けたり汚れたりしても、また同じものを作りなおすこともないでしょうし、いわゆる居抜き出店で大きくリニューアルするのかと思いきや、お金をかけるところとそうでないところは徹底的にメリハリをつけているようです。
ほとんど使う人がないであろう、部屋にある小さなお風呂もまるでお化け屋敷です。
一方でお手洗いは、部屋のものも共用スペースにあるものも、新しそうな温水洗浄便座がついて壁紙も替えられてかなりきれいでした。
(同行者は、部屋のお手洗いに換気扇がなかったと言ってましたが自分は気づきませんでした……)
あとでショックだったのは、同行者ともども部屋のコンセントにつないでおいたスマホが全然充電できていなかったことです。つなぐと一応充電が始まるので電気は来ているようだったのですが、埋め込みの電気配線はかなり傷んでいるのではないかと思います。
(使わなかった冷蔵庫のコンセントを抜いてそちらから充電すればよかったか…)
夕食バイキングはまずまずの内容(優良可不可でいえば「良」)でしたが、とちおとめ(いちご)はバイキングで供されるものとは思えないくらいおいしかった! ……期間限定のようでしたが、夕食バイキングで一番おいしかったのはイチゴでした。
あと、伊東園ホテルのイメージで居抜きホテルの夕食バイキングといえばアルコール飲み放題が当たり前だと思っていたのですが、大江戸温泉物語系列は基本的に別料金だそうで、ホテルニュー塩原の夕食でお酒飲み放題なのは今月いっぱいまでのキャンペーンだったと後で知りました。。
お酒は(飲み放題だったからか)それ相応のものしか置いてなかったようで、ビールが一番おいしかったですね……。
残念ながらコーヒーは全然おいしくなかったです。デニーズのホットコーヒーのほうが断然マシだったよ!
それ以外は、(とびきりおいしいわけではないもの)まぁまぁ悪くないレベルのものが好きなだけ食べられるので、家族とかグループにはよさそうですね。
朝食バイキングはフレンチトースト食べ放題がうれしかったです。……とちおとめがバイキングに出るのは夕食だけだったようで、それはちょっと残念でした。
夕食でてんぷらが出るのに麺類はうどんだけ、逆に朝食ではそばがあるのに揚げ物がない、というのも、少々ちぐはぐだった気がします。
なんだかんだ言いつつ平日料金なら1万円でお釣りが出るのですから、かなり満足度が高い部類だと思います。
このうちホテルニュー塩原は経営破たん→ファンドに譲渡→さらに大江戸温泉物語に譲渡されて、いわゆる居抜きホテル(と私が勝手に呼んでいる)として比較的手ごろな値段で泊まれるホテルになっていました。
居抜き温泉旅館といえば、伊東園ホテルが新聞折り込みチラシをよく入れていて、1万円でお釣りが出る値段でお酒も飲み放題な夕食バイキングつきの1泊2食で泊まれるイメージが強いです。
伊東園は平日も休前日も同じ値段ですが、大江戸温泉物語は需要に合わせて値段を設定しているようで、週末よりは平日が比較的お得のようです。
そこで、有給休暇の消化もかねて春分の日の3連休の翌日に休暇を取り、連休最終日+平日で出かけてきました。
ホテルニュー塩原には本館と湯仙峡(ゆ〜せんきょう)、B&H館(新館)があって、本館の和洋室(1室2名)を選びました。
プランは平日のみ設定がある「2名3名でお得! 室数&お日にち限定!とくとくバイキングプラン」(1人8,400円)を選びます。……低層階の部屋を割り当てられる代わりに「スタンダードグルメバイキングプラン」(1人10,600円)よりお得な設定です。
首都圏からの有料往復送迎バスもある(松戸発着の場合1人4,320円)のですが、チェックイン15:00〜、チェックアウト〜10:00のところ、バスのホテル着が12:40、ホテル発が13:30ということもあってこれは使わず、那須塩原駅からの無料送迎バス(1日4便)を使うことにします。
で、那須塩原駅からの送迎バスです。マイクロバスというのが少し衝撃ですが、休前日ではないのでそんなものなのかもしれないです。ナンバーが「1126」というのは「いいふろ」の語呂合わせでしょうか。……そういえば大江戸温泉物語の特典つき会員制度は「いいふろ会員」ですね。
国道400号線を塩原温泉へ向かいますが、とんでもない山道を40分ほど走ります。
破たん前の岡部グループは伊東と鬼怒川に系列ホテルを持っていましたが、鉄道でアクセスしやすい伊東や鬼怒川はともかく、こんなところ(失礼)に大規模ホテルを作って首都圏でCMをじゃんじゃん流して団体旅行が大挙してやってきていたのかと思うとにわかには信じられないものです。実際のところはどうだったのでしょう。
チェックインして部屋の鍵を受け取ります。荷物を運んでくれる仲居さんやベルボーイは(当たり前ですが)いません。……意外にも宿泊料の支払いはチェックアウト時だそうで、前払いが過半なビジネスホテルに慣れた身には新鮮です。
部屋は、眺望がっかりプラン(意訳)の期待に反して渓谷側を割り当てられました。……本館そのものが湯仙峡やB&H館に比べて高い場所に建っていて、低層階でも悪くない眺めです。
和洋室なのでタタミのほかにベッドがあって、ベッドメイクはすでに済んでいます。……布団の上げ下ろしを省くためのしくみだと思いますが、内装のくたびれ度合いから察するに、大江戸温泉物語がこのような部屋にしたのではなくて岡部グループのころからこういう部屋のようです。
衝撃だったのは、部屋の座布団が経営破たん前の岡部グループのものだということです!
まさか破けたり汚れたりしても、また同じものを作りなおすこともないでしょうし、いわゆる居抜き出店で大きくリニューアルするのかと思いきや、お金をかけるところとそうでないところは徹底的にメリハリをつけているようです。
ほとんど使う人がないであろう、部屋にある小さなお風呂もまるでお化け屋敷です。
一方でお手洗いは、部屋のものも共用スペースにあるものも、新しそうな温水洗浄便座がついて壁紙も替えられてかなりきれいでした。
(同行者は、部屋のお手洗いに換気扇がなかったと言ってましたが自分は気づきませんでした……)
あとでショックだったのは、同行者ともども部屋のコンセントにつないでおいたスマホが全然充電できていなかったことです。つなぐと一応充電が始まるので電気は来ているようだったのですが、埋め込みの電気配線はかなり傷んでいるのではないかと思います。
(使わなかった冷蔵庫のコンセントを抜いてそちらから充電すればよかったか…)
夕食バイキングはまずまずの内容(優良可不可でいえば「良」)でしたが、とちおとめ(いちご)はバイキングで供されるものとは思えないくらいおいしかった! ……期間限定のようでしたが、夕食バイキングで一番おいしかったのはイチゴでした。
あと、伊東園ホテルのイメージで居抜きホテルの夕食バイキングといえばアルコール飲み放題が当たり前だと思っていたのですが、大江戸温泉物語系列は基本的に別料金だそうで、ホテルニュー塩原の夕食でお酒飲み放題なのは今月いっぱいまでのキャンペーンだったと後で知りました。。
お酒は(飲み放題だったからか)それ相応のものしか置いてなかったようで、ビールが一番おいしかったですね……。
残念ながらコーヒーは全然おいしくなかったです。デニーズのホットコーヒーのほうが断然マシだったよ!
それ以外は、(とびきりおいしいわけではないもの)まぁまぁ悪くないレベルのものが好きなだけ食べられるので、家族とかグループにはよさそうですね。
朝食バイキングはフレンチトースト食べ放題がうれしかったです。……とちおとめがバイキングに出るのは夕食だけだったようで、それはちょっと残念でした。
夕食でてんぷらが出るのに麺類はうどんだけ、逆に朝食ではそばがあるのに揚げ物がない、というのも、少々ちぐはぐだった気がします。
なんだかんだ言いつつ平日料金なら1万円でお釣りが出るのですから、かなり満足度が高い部類だと思います。