貸家リフォームの備忘録(5)

(1)(2)(3)(4)のつづきです。

■そのほか、まとめ
 ほかにも細々とやってもらったところがあり、一般管理費も1割かかりましたし、廃材処分費もかかりました。ですから(1)から(4)で挙げた代金をすべて足しても270万円にはなりませんが、総額270万円のリフォームとなりました。

 うち、136万円は前の入居者(というより家賃保証会社)からの家賃収入と原状回復費用を充て、自分の持ち出しは134万円の計算です。
(あと、2022年6月の雹害の修繕は今回のリフォームでの修繕箇所と重なった部分もあったので、その費用50万円を先延ばししていればこれに充てられた)

 これで家賃は2割近く上がり(表面利回りは2.25%アップ)、前回は空室が半年近く続いたのが1週間で埋まりました。

 このうち機能向上した(グレードが上がった)ところは、階段の手すりや網戸がなかったところに新規設置して、インターホンやIH調理器用の電気配線をして、シャワーヘッドや電灯を見栄えするものに交換した程度で、残りはすべて劣化や破損した部分の修繕・交換でした。

 外壁なんかどうせ10年少々に1回は塗り直さなくてはいけないですし、前の入居者が汚した壁紙は交換しないといけません。

 外壁のペンキ色や、室内の壁紙、クッションフロアも、ほぼすべて同じ値段で選べるものから選びました。(1階居室と玄関のアクセント壁紙だけ、少し高いグレードのものにしましたが、そこだけです)

 最低限必要な修繕+αのなかでこれだけのことができたと胸を張っていますし(それでも雨戸の交換は見送ったけど)、逆に、前のオーナーはこの当然必要な修繕をしていなかったし、前の管理会社は提案してこなかったのだなと思います。

 色や壁紙の選び方の観点では、築50年以上の物件ですから、万人受けするとされる白一色の内外装では新築や築浅の物件に対して家賃の安さでしか入居者に選んでもらえる競争力を持てないと思っています。

 また、私は貸家を1戸しか持っていないので、万人受けしなくても広い世の中の誰か1人に刺さればそれで満室になります。本業は別にあって、不動産業界で国内シェア何位をめざすとかそういうことは考える必要がない、自分で持っている1軒が満室なら文句がない大家はそれでよいのです。

 ですから自分の好きなようにやらせてもらいました。

 不動産投資の本はあれこれ読みましたが、どれ一つとして一般化できる話が書いてある本はありませんでした。どれも、その本を書いた人はそういうふうにやった、というだけです。

 私がやったことも、同じく一般化できる話だとは思いませんが、個人的な備忘録がこのブログの(どの記事にも共通する)趣旨です。
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貸家リフォームの備忘録(4)

(1)(2)(3)のつづきです。

■玄関
 家に入って第一印象が決まる場所なので、壁紙は少し高いものを選びました。0.6万円。

 (1)に書いた1階居室のアクセント壁紙もそうですけど、ちょっと値段の高いシリーズから壁紙を選んでも部屋中に貼るのでなければ1万円前後で済むのでコスパがよいです。

 足元の壁には穴が開いていた(その部分は外壁でもあるのでそのまま外とつながっていた)ので、ケイカル板で塞いでもらいました。3.8万円。

 玄関土間はフロアタイルになりました(サンゲツIS-2085)。0.8万円。

 本当は家じゅうをクッションフロアではなくせめてフロアタイルにしたかったのですが、コストの観点でここだけにしました。

■昭和ガラス
DSC04078.JPG 窓のアルミサッシはだいぶ古いもので、前入居者の退去後はどの窓も開け閉めがしにくくなっていました。

 個人的に曇りガラスを風呂・トイレ以外の居室に使うのは好きではないので、古くなったアルミサッシともども交換してしまおう、と一度は考えました。

 しかし自分で窓のレールを掃除して、戸車の高さ調整をしたら、ほとんどの窓は簡単に開け閉めができるようになりました。

 それに、曇りガラスに模様が描かれている「昭和ガラス」は現在大量生産はされていなくて、これはこれで好きな人がいるので、今回は窓の交換をしませんでした。

■網戸
 なぜだか網戸がない窓があったので、すべての窓に設置してもらいました。1か所1万円〜1.4万円。

 それと、網戸がついていたところも破れていたりしたのですべて貼り換えてもらいました。1か所0.3万円。

 網戸の貼り替えは家でDIYしたことがあるのですが、どうしても網目がまっすぐにできないんですよね……。自分の家なら虫が入ってこない実用性さえ満たせばそれでよいとしても、今回は他人に住んでもらう家なのでプロに任せました。

■雨戸
 古い雨戸で戸車がないところもあり、だいぶ開け閉めがしにくくなっていました。

 交換するには数十万円単位でお金がかかりますし、我が家(マンション)は雨戸なしで暮らして困っていないのだし撤去してしまおうかとも考えました。

 しかし夜に来てみると隣に建っているアパート共用部の明かりがまぶしくて、これじゃとてもカーテンだけでは部屋を暗くして寝られやしません。

 とはいえ数十万円かけて雨戸ごとを交換するのはお金がかかりすぎと思ってリフォーム会社に相談すると「蝋を塗ってはどうですか」と言います。えっ、ダイソーで「すべるん棒」の名前で売っているあの蝋ですか、と聞くと、さすがにプロ仕様のものがあるんだそうでお願いしました。1か所0.5万円。

 仕上がりは多少滑りがよくなったような……気持ちの問題かもしれませんが、一応開け閉めはそれなりにできるようになりました。

 ちなみに戸車交換も0.5万円でした。これができた雨戸は効果てきめんでした。

■ハウスクリーニング
 ペットが散々汚したので特殊清掃を入れたいと思ったのですが、3社相見積もりをしたどのリフォーム会社も取り扱っていなかったです。

 リフォームの標準サービスのような簡単なハウスクリーニングに加えて、エアコン、風呂、レンジフード、洗濯機パン、窓枠などの掃除もお願いしました。7万円。

■床下換気口
DSC04081.JPG 金網が取れてなくなっているところがあったので、なくなっているところは取り付け、古いものは交換しました。1か所0.8万円。

 リフォーム前に床下診断に来てもらった業者が害虫駆除会社の系列だったので、雑談程度に前入居者からネズミが出たと苦情があった話をしたら、換気口や外壁の穴は網などでふさぐこと、とアドバイスのような雑談をしてくれました。
(あんまり突っ込んだ話をすると代金が発生する)

(つづく)
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貸家リフォームの備忘録(3)

(1)(2)のつづきです。

■風呂
DSC04069.JPG ユニットバスはそのままとして掃除だけしてもらいました。

 ただ、プロパンガス10年縛り契約を絶対に許さない私は(←しつこい)、シャワーヘッドを節水型のミストシャワー(ミラブルプラス)に交換。商社のファミリーセールに出かけて29,800円で買いました。

 ミストシャワーは商社のファミリーセールに出ていたからミラブルにしましたが、スポーツクラブやホテルの導入事例はリファしか見たことがありません。

 リファのほうが安価ですし、スポーツクラブやホテルで箔がついているのでリファのほうがよかったかな……。

 とはいえ我が家で使っているのもミラブルです。

■トイレ
DSC04072.JPG 便器や温水洗浄便座は掃除だけで存置し、壁紙とクッションフロアを交換。

 壁はサンゲツのSP9791SP9790(アクセント)、天井はリビングや台所と同じSP9737、クッションフロアはリビングのヘリンボーンの色違い(タイル調)でHM-16144

 トイレの壁紙はまぁまぁきれいだったのでそのままでもいいかなと思ってましたが、よく見ると画鋲を打った跡が何個もついていたので貼り替えました。

 てっきり施工前も壁紙だと思っていたら実はプリント合板だったそうで、壁紙屋さんが下地処理に苦労したという話を聞きました。でも施工費は同じです。

■階段
DSC04061.JPG 急な階段なのに手すりがなく、設置してもらいました。7.5万円。

 壁紙は全体的にまぁまぁきれいだったので、手あかで汚れていた電灯のスイッチ周辺だけ貼り替えればいいかなとも思いましたが、思い切って全部貼り替えました。6.3万円。

 壁はサンゲツのSP9730、天井はSP9737。例によって真っ白な壁紙は好みでないので淡い色がついたものにしました。

 ここも壁紙屋さんから2階居室と同じく下地には適当に切られた薄いベニヤ板が貼ってあるだけ(隙間だらけ)で処理に苦労した話を聞かされました。でも施工費は同じです。

 前のオーナーが「200万円くらいかけてリフォームした」というのは本当にDIYだったんじゃなかろうか。

■庭
DSC04062.JPG 昨年10月の前入居者退去後に一度自分で草取りをしたのですが、冬が過ぎて春になるとあっという間に草ぼうぼうのジャングルに戻ってしまいました。

 そこで、草取りとともに防草シートを敷いて砂利をひいてもらいました。7.8万円。

 草取り代は手間を考えると意外と安くて、防草処理と砂利代に6.4万円かかっていました。

 砂利なんて3トントラックに山盛りで買ったって2万円でお釣りが出るような代物ですが、家の裏にある庭なのでトラックで直接乗り入れて砂利を降ろせる場所ではなく、人力で運ぶ手間賃でしょう。

 あと、日当たりが悪いのに、布団干しに使うと思われる鉄棒のようなものがしっかり地面に埋めて設置してあったので撤去してもらいました。8,000円。

 本当はここにウッドデッキでも置きたかったですが、予算の都合であきらめました。

(つづく)
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貸家リフォームの備忘録(2)

前回のつづきです。

■2階居室
 前入居者の飼い犬と飼い猫が散々荒らしました。

DSC03897.JPG まず壁紙は壁も天井もすべて貼り替えました。10.3万円。(壁SP9749、天井SP9798、ともにサンゲツ)

 クッションフロアも当然貼替。4万円。これはサンゲツのショールームで娘(当時4歳)が選んだものを採用しました(CM-11002)。

 このクッションフロアも「偽フローリング」と言えばそうですが、黒は本物のフローリングでは(無垢はもちろん合板でも)あまり見かけない色なのでOKとしました。(もちろん「親ばか」もOKにした理由の一つ)

 元和室なので畳に復元しようか考えたものの、床の工事に費用がかかるというのでクッションフロア貼替に留めました。洋室に作り変えた時の床下地を剥がせばそのまま畳が敷けると思ってたのにな。

 しかし仕上がりを見ると床は不陸がかなりある(でこぼこしている)ので次回は床を作り直して畳かフロアタイルか何かにしようかと思います。

 壁紙屋さんからは床どころか壁や天井も下地がひどいと聞かされ、洋室にしたのはもしかすると業者ではなく前オーナーのDIYだったのかもしれません。

 襖は傷みがひどく交換しないといけないかなと思いましたが、貼替できるとリフォーム会社の担当者が言うので貼替でやってもらいました。2.8万円。(ルノン「景勝」No.817

 ただ、襖屋さんが言うには犬が襖に小便を繰り返し引っかけた跡があったそうで、ニオイを考えるとやはり襖ごと交換するんでした。が、その話を聞いたのは貼替が済んだ後で完全に後の祭り。部屋に引き続き消臭剤を置いておくことにしました。

 あと、襖紙はきれいになったものの、襖の枠は猫が引っかいた跡がそのままで、やっぱり襖ごと交換してしまうんだったなぁと思うばかりです。

 窓際の収納の木の扉(3枚あるうちの最下段1枚)は、犬猫の小便というよりは窓を開けっぱなしにして雨に濡れて傷んだようで、これも取り替えました。2.4万円。既製品ではないので建具屋さんに特注することになり、これは大きさのわりに地味に高かった……。

 壁紙、クッションフロア、襖をすべて貼り替え、窓枠も掃除してもらって、前入居者の退去時のような数分いただけで頭痛がするほどの悪臭はなくなりました。

 無臭というわけではないものの「おばあちゃんの家へ行ったときの独特の臭い」程度で、気になる人は気になるかもしれませんが、そんなものだと思えばそんなものかなとは思えました。

 幸い(?)、次に入居される方も犬を飼われるそうなので、飼い主目線ではきっと紛れてしまうにちがいない、と期待しています。
(犬の嗅覚は人の数千倍だそうですから、犬がそれに反応してマーキングし直されてはかないませんが……)

DSC_0109.JPG シーリングライトは何の変哲もないものだったので取り外し(写真は施工前の室内)、楽天で買ったペンダントライト(オーム電機 LTYCW20、1個5,750円×2)に交換。

 カーテンレールがない窓が2つあったので、ニトリで買って(1,990円×2個)施主支給して取り付けてもらいました。取付工賃は2か所で1.2万円。……これこそDIYで取り付けられそうな気もしましたが、前回の記事で書いたように他人に住んでもらう家ですのでプロに任せました。

 そのほか、傷だらけだった柱は補修をして鴨居や天井の見切材とまとめて茶色く塗ってもらいました。7.5万円。

■TV配線
DSC04082.JPG 前の居住者が自費でJ:COMを引きたいというので了承したところ、J:COMは既存の地上波のアンテナ線を屋内配線もろとも取り外してケーブルテレビの配線をしたようです。

 原状回復する条件でJ:COMを容認したのですが、家賃滞納〜明渡訴訟〜強制執行で出て行ってもらったので、当然原状回復されるはずがなく配線はケーブルテレビのままで、次に入居する人はJ-COMを契約しないとテレビを見られない(と思われる)状態でした。

 この家は東京電力の鉄塔が至近にあって電波障害があるのか周囲の家とテレビを共同受信しているようで、そのアンテナ線と思しき線を探して電気屋さんに電波が来ているか見てもらい、配線をし直してもらいました。1階と2階を合わせて11.1万円。(!)

 それにしても前入居者の退去後に立ち入ってみると共同受信のアンテナ線は適当に取り外されて放置してあり、屋内のテレビ配線はすべて形だけ(壁に線を挿すところはあるが、その中の線がなくなってる)になって別途エアコンダクトからだらしなく線が延びていて、J:COMはろくな仕事をしないな……と思うことしきりでした。
(共同受信のアンテナ線を適当にぶった切られなかっただけよかったと思うべきか)

(つづく)
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貸家リフォームの備忘録(1)

 貸家をリフォームしたら、家賃を2割近く上げたのに1週間で申し込みが入ったので、どんなリフォームをしたのか書いておこうと思います。

 記事中の値段は、材料を施主支給したもの以外は材料・施工費の合計です。

■建物のスペック
 昭和47年(1972年)築 (築51年)、木造2階建
 床面積 1階およそ21m2、2階およそ17m2

■外壁など
 モルタルの外壁はクラックが入るなど劣化していたので、補修のうえ塗り直しました。46万円。

DSC03918.JPG 塗り直すのですから外壁は好きな色に変えられます。

 築50年以上の古ぼけた建物ですしJR九州のリニューアル車両のように原色で塗ることにしました。

 明るい青(75-30Pというらしい)を選んだところ、リフォーム会社の担当者の後日談では、契約の段階で「この色はないのでは……」と思っていたそうですが、仕上がってみると「ありだなぁ」と思ったとか。仕上がりを見て自分は「IKEAみたいだな」と思ってしまったのは内緒です。

 たしかに打ち合わせ時の担当者の顔に「えっ、この色選ぶの?」と書いてあったのは(人の表情に鈍感な)私にも分かりましたが、ここは施主の言う通りにしていただいてありがたかったです。

 玄関のドアも傷んでいたので交換。勝手口に使うタイプの商品を選びましたが、それでも10.6万円かかりました。ついでに鍵がなくなっていた郵便受は撤去して郵便受付きのドアにしましたよ。

 外灯は施主支給で交換。丹青社の廃番品専用通販「フォーアース」で大光電機の品を選び、本体11,713円、取付工賃1.5万円。リフォーム会社曰く、こんな感じの外灯はたいてい本体が3万円近くするとのこと。(確かに元値は税抜26,800円でした)

 また、モニタ付インターホンも使い勝手のよくなさそうな乾電池式だった(電池が切れたらインターホンが鳴らなくなる)ので、配線をしてもらって有線のものにしました。インターホンは楽天で買って施主支給(20,596円)、配線・取付工賃は3万円。子機が2台あるものを選び、2階の部屋でも来客に応答できるようにしました。

■1階居室(壁・天井)
 壁紙はたばこのヤニがひどくて全部貼り替えました。

DSC03879.JPG どうせ替えるなら1面は有孔ボードにしようかと思いましたがどうしてもコストがかかるので、代わりにこの面だけ少し値段の高い壁紙を選びました。1.5万円。(リリカラLV-3431

 残りの壁と天井は一番安い壁紙の中から選び、巾木交換も含めて7.3万円。真っ白な壁紙は個人的に趣味ではないので淡い色がついたものにしました。(壁SP9732、天井SP9737、ともにサンゲツ)

 で、天井の施工時にシーリングライトのカバーが割れてしまい、リフォーム会社が新しいのを買ってくれると言うので、ニトリで選んで自分で交換しました。本体10,990円、電球はダイソーで1個330円、合計12,310円。(施工費から値引き)
(シーリングライトのカバーは意外にも別売されていなくてライトごと交換)

DSC04066.JPG 室内洗濯機置場は1階にあるのですが、庭は日当たりが悪いのでリビングの天井にホスクリーンをつけました。本体は楽天で買って(5,888円)施主支給、取り付け工賃1.8万円。

 ホスクリーンは我が家でも使っていて重宝しています。我が家のはDIYで取り付けたところ、壁からの長さを測り間違えて取付位置を決めてしまい、物干し竿が壁に対して斜めになってしまいました。……我が家ならそれも一興というものですが、今回は他人に住んでもらう家なので、施主支給する品の取り付けは電灯以外すべてプロに頼みました。

■1階居室(床)
DSC04073.JPG 床が傾いていたうえ、歩くとしなるほど傷んでいたので一度壊して作り直してもらいました。19万円。

 一度解体したのでクッションフロアも好きなものを貼れます。例によって白は好きでないし、フローリング柄もなんだか偽フローリングのようで、コルク柄と迷いつつ、ヘリンボーンを選びました。4.3万円。(サンゲツHM-16023

■1階キッチン
 壁と天井はリビングと同じ壁紙に貼替。4.4万円。

DSC03891.JPG 私はプロパンガス10年しばり契約を絶対に許さないので(関連記事)、ガス会社の物ではないガスコンロは粗大ゴミに出し、IH調理器を置くことにして専用電源を引いてもらいました。電気工事代は2.3万円、IH調理器は楽天で買って自分で設置しました。14,850円。

 シーリングライトはそのまま。リフォーム前は同じものが家じゅうで使われていましたが、ここだけ残りました。アイリスオーヤマの3,000円台で買える品じゃないかな。

 クッションフロアもそのままとしました。白い「偽フローリング」で完全に私の趣味ではありませんが、キッチンだけならと許容することにしました。(施工前は家じゅうの床がこの柄だった)

(つづく)
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募集開始から1週間で申し込み

 貸家のリフォームが完工して、9/7(土)にリフォーム会社から引き渡しを受けたその足で駅前の不動産屋さんへ行きました。(前回の記事

 その翌週末(9/14)に、不動産屋さんの店頭に掲示が出て、不動産情報サイトSUUMOにも掲載されました。

 家賃は、前回まで月8万円だったところ、強気の月9万円、ペットを飼う方はさらに月5千円プラスという設定です。

 不動産屋さんは「これで『様子見』してみましょう」と言い、この家賃ですぐには決まらないと思っているふしがありそうでした。

 ……確かにSUUMOで調べると同じ最寄駅の徒歩圏で月9万円を払ったらもっと駅に近くて広い家に住めるので、8.5万円くらいにしておくんだったかな、、、とやや不安ではありました。

 もちろん不動産屋さんには菓子折りを持参して、とにかく内見をたくさんご案内してください、とお願いしておきました。


 ところがきょう(9/24)、SUUMOに載っていた我が貸家が掲載終了になっているではありませんか。

 いったい何があったのだろうと不動産屋さんに電話をしてみると、今週内見に来られた方がとても気に入って下さりさっそく申し込みをされ家賃保証会社の審査に進んだので掲載を取りやめたと言います。
(私には審査を通過してから連絡する予定だったそうです)

 しかもペットを飼う方だそうなので家賃は月9.5万円です。まじか。

 1時間ほどして、家賃保証会社の審査を通ったので10月1日から入居との電話が入りました。


 前回の募集時は、退去即募集開始して入居者が決まるまで5か月かかり、しかも1か月のフリーレントまで要求されて、家賃が入り始めるまで半年かかりました。
(しかもその翌月から滞納が始まったので、ほぼ最初から家賃を払う気がなかった客だった)

 それが、家賃を1万5千円上げた(19%の値上げ!)うえに、募集開始から1週間で申し込みが入るとは、リフォームをした甲斐があったというものです。

 妻に話すと「今度はちゃんとした人だといいね」とのことで、確かに入居が決まっただけで喜んでいてはいけないかもしれませんが、とはいえ嬉しいものです。
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貸家リフォーム完工

 前の入居者が昨年10月に退去してから始めたリフォームがようやく完工しました。

 修繕の点では、亀裂が入って穴も開いていた外壁を塗り替え、穴をふさぎ、傷んでいた玄関のドアを交換し、前の入居者が散々汚した壁紙やクッションフロア、ふすま紙の交換、網戸の貼り替えを全体的にやりました。

 あと、庭が草ぼうぼうだったので草取りのついでに防草シートを敷いてもらい、その上から砂利を敷き詰めました。謎の布団干し台(?)も撤去しました。(隣にアパートが建って庭には日が当たらない)

 加えて、網戸がなかった窓にも網戸をつけ、カーテンレールがない窓にもカーテンレールをつけ、階段には手すりをつけました。

 こまごまとしたところでは、インターホンが乾電池式だったので配線をしてもらい、その他電気関係ではキッチンにIHクッキングヒーター用の電源を引きました。


 費用は施主支給品の購入費用をのぞいて270万円。結構かかりました。
(ただしそのうち136万円は家賃保証会社からもらった前入居者の家賃や原状回復費用等)

 施主支給品は、カーテンレールやインターホン、玄関の外灯などです。
 カーテンレールはニトリで買ってきました。

 月8万で貸していたものを1年近く賃貸に出さず、改装プランの検討や見積もり、実際の施工に費やしたので、機会損失もあったはずです。

 しかし、前回は募集から入居まで5か月要したので、同じ外観や内装で再度募集をしたところでしばらく入らないか家賃を値下げしなければいけなかったでしょうから、機会損失は月7万円×6〜7か月=4〜50万円くらいでしょうか。

 今回のリフォームには、前入居者を通じて得た反省(以前の記事)や、あれこれ本を読んで得た知識をなるべくつぎ込んだので、きっとすぐ決まるだろうと信じています。

 完了検査の帰りに不動産屋さんに立ち寄って募集をお願いしてきました。

 募集家賃も高くできるかなと期待しているので、不動産屋さんの査定が楽しみです。
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保険診療は公定価格だけれど

 先日かかった内科には不満がたくさんで二度と関わりたくないところですが、4日以上仕事を休んだので、健康保険からの傷病手当金をもらうのに医療機関の証明を申請書に書いてもらわなくてはいけなくなりました。

 傷病手当金をあきらめれば関わらずに済みますが、もらうものはもらう考えです。

 で、そのクリニックへ行って受付に来意を告げると「診察を受けていただきます」と診察室へ通されました。

 先生には、何か具合が悪くて来たのではなく、先日お世話になった傷病で手当金を申請するので証明欄に記入をしてほしいとお伝えしました。

 そうしたら、先日の傷病には後遺症があること、私が持病の薬を日々飲んでいることを挙げて、血液検査をすると言い出しました。

 いやいや、私、傷病手当金申請の話がなければ来院しなかったんですよ?

 しなくてもいい検査なのでは?


 と思いつつも、早口の先生にまくし立てられるように、血液検査の値段なんか知らずにうっかり了承して血を抜かれ、会計に呼ばれると2,310円也。

 診療明細を見たら、再診料と外来管理加算の131点に加えて、検査料が640点もついてました。

 初再診料等は医療機関に来れば必ずかかるお金なのでまぁよくて、診察だけして投薬も検査もなければ1,310円(1点=10円)の3割負担で390円だったはずでした。

 それが3割負担でプラス1.920円、実際は残りを健康保険組合が負担するのでクリニックにとっては6,400円毎度あり、ってな具合です。
(個人開業のクリニックなら血液の分析は外部の機関に出すでしょうから、まるまるクリニックのフトコロに入るわけではないでしょうが)


 夕方、帰宅した妻に顛末を話して左腕の絆創膏を見せると、一言

「なにその悪徳医者」。


 前置きが長くなりましたが、保険診療で支払われる診療報酬は公定価格で、日本中どこへ行っても同じ値段で医療を受けられます。
(医療機関の体制などで多少の加算があったりはしますが)

 しかし、同じ症状で診療所や病院へかかっても、先生によって施す医療の内容が違って、当然患者が支払う代金も違う、というのがどうにも解せません。

 先日の傷病で言えば、同様の症状で来院した患者を屋外の駐車場に並ばせて片っ端から鼻に検査キットを突っ込んで、ハイあなたは○○病ですから△△薬局で薬を受け取ってお帰りください、あなたは検査で陰性でしたから院内へどうぞ、とやっていたかと思えば、他院は検査をせず問診をして症状に応じた対症療法薬を処方する、といいます。

 私は自宅最寄りの内科がこんな医院だったばっかりに薬代に15,000円も取られ、後者の医院へ電車を乗り継いで行っていれば薬代は数百円で済んだわけです。

 たぶん後者の医院なら診療代も初診料と処方せん料だけだったでしょう。
(自分が行ったところはもちろん検査料を取られた)


 耳鼻科へかかったときの吸引みたいに缶ジュース1本分の自己負担程度のものならグズグズ言いませんが、医院へ行くたびに回転寿司1回分余計に取られ続けるのは、どうも納得しがたいものがあります。

 ただ「この血液検査は医学的に不要だ」と医師でない者が証明するのはとても難しいので、厚生局や支払基金に訴えたところでどうにもならないでしょう。


 まぁとにかく、今回もらうものをもらったら、もう二度と関わりたくない医院です。
author by よんなん
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