メールの移行(Thunderbird→Outlook2016)

 もう一昨年のことになるのですが(当時の記事)、「SylpheedからOutlookに移行したいけど、メールデータを直接移行できそうにないからいったんThunderbirdにする」ということをやりました。

 そうしたら「Thunderbirdでもひとまずメールは受信できるし、Sylpheedでは直接開けなかったHTMLメールも見られる」ことに満足してしまって、1年以上放ったらかしにしてしまいました。

 ただ、メール送信のときに不便に感じていたこともあって(いずれ別掲します)、年末年始の9連休でやっと重い腰を上げて取り掛かりました。


● MailStore HomeでThunderbirdから取り出し

 メール移行ソフトとしていくつかのサイトで言及されていた「MailStore Home」(窓の杜)で、まずThunderbirdからデータを取り出してみます。(参考1参考2

 取り出し時にエラーになってしまって進めなかったのは、Google先生に聞くとYahoo!知恵袋を教えてくれて(これ)、それでなんとかなりました。……クソリプで悪評高いYahoo!知恵袋ですが、ニッチすぎる疑問だとそれなりに頼りになります。

 ツリー構造ごとMailStoreにアーカイブして、そのツリー構造のままpstファイルに書き出そうとすると、そこでも何度やってもエラーで止まってしまいます。

 ウイルスバスターが何かを検知している様子でLANケーブルを引き抜いてウイルスバスターを閉じてやり直してみましたが、それでもだめなので、面倒ですがフォルダごとにpstに書き出してみると、「ごみ箱」「迷惑メール」以外はエラーなくpstにできてOutlookに移行することができました。


● emlファイルからOutlookへ取り込み

 pstファイルへの書き出しに失敗したのは「ごみ箱」と「迷惑メール」なので、そのフォルダ名のごとくあきらめてもよいのですが、もうちょっとあがいてみることにします。

 SylpheedからOutlookへの移行は、ThunderbirdとMailStoreHomeを介するほかに、emlファイルにエクスポートして1通1通開いて保存するやり方があります。……もちろん手作業は現実的でないのでマクロにやらせることになります。

 「マクロ」と聞いてハードルが高そうに感じていましたが、あらためてGoogle先生に聞いてみるとなんのことはない、

「テキストエディタに“呪文”をコピペ→名前を付けて保存→ダブルクリック」

するだけでした。(参考
(呪文の中身を理解している必要はない)

 「ごみ箱」は2万2千通ほどをおよそ3時間40分で、「迷惑メール」は18万5千通ほどを40時間弱(1/2の朝に始めて1/3の深夜まで)でインポートし終わりました。

 マクロが1通1通開くたびに最前面に出てきてほかの作業が止まるのかと思いきやそうではなく、箱根駅伝の中継動画配信を流しながら背後でやってました。

 ……そこまでして保存するべきメールかどうかは別として、このくらい時間がかかるんだなぁという知見は得られました。
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パソコンを組みました

DSC05634.JPG 11年前に組んだ自作パソコンにだましだましWindows10を入れて動かしていたものの、動作は遅いわ、GoogleEarthは3D表示できないわ、もはやDVDドライブは壊れて外付けしているわ、もろもろ不便に感じていました。
(光学ドライブを使う頻度は減ったとはいえ、まったく使わないわけではないので…)

 パソコンは10年以上ぶりに組むので、どんなパーツを選べばよいのか……というレベルからスタートでしたが、本屋さんでこんなムック本を見つけ、読んでみるとわりと分かりやすくてこれをもとにパーツを選んで組み上げました。

 備忘録的に構成を書いておくと……

・マザーボード GIGABYTE H370 HD3(9,934円)
・CPU intel Core i5-9400(21,403円)
・メモリ ADATA AD4U2666J4G19-D [DDR4 PC4-21300 4GB 2枚組](4,420円+送料240円)
・SSD サムスン 970 EVO MZ-V7E250B/IT(6,980円)
・光学ドライブ IODATA BRD-S16PX(10,064円)
・HDD 流用(3TB)
・電源 流用(400W)
・ケース 流用
・グラボ 省略
・内蔵カードリーダー オウルテック OWL-CR6U3(B)/BOX(2,080円)
(合計55,121円・税・送料込)

 CPUがもしかしたらオーバースペックかもなぁと思いつつ、市販のパソコン一式を買うのに比べれば安上がりと考えて思い切ってみました。

 ぜんぶAmazonやら楽天市場やら家電量販店の通販サイトで家にいながらポチッておけば2〜3日のうちに全部そろうのですから便利な時代です。

 マザーボードの説明書には、電源は500W以上のものをつけろと書いてあり、もうそういう時代なのかぁと思いつつ、グラフィックボードも省略したことだし400Wのものを流用しましたが、いまのところ動作が不安定ということはありません。


 SSDを起動ドライブにすると、とにかく速いの一言に尽き、これは感動ものです。……冒頭に挙げた本には「970 EVO Plus」が載っていて1,500円くらい違ったのですが、HDDから乗り換えた身には“Plus”じゃなくても十分でした。

 前面にUSB端子が欲しいなぁ……と思っていたところ、内蔵のUSBハブ(?)というよりカードリーダーを見つけ、何をしたいかといえばデジカメの写真を手っ取り早く取り込みたかったので、内蔵のカードリーダーをつけました。……デジカメやスマホのmicroSDカードから一眼レフのCFカードまで挿さるうえ、USB端子も一つついていて、なかなか便利です。


 とりあえずマザーボード+CPU+メモリ+SSD+電源+キーボード+マウスだけで組んだ時点であらかじめ作っておいたインストール用USBでWindows10を入れようとしたらいきなり「0xc0000098」エラーを吐いたのには参りましたが、パソコン側ではなくUSBメモリ側の不調だったらしく(参照)、別のUSBメモリにモバイルPCで作り直したら無事にインストールできました。

 OSのクリーンインストールなんて、以前はまる1日がかりだったような気がするのですが、ものの数時間で終わってしまいました。

 サクサク動いてくれるパソコンは本当に気持ちがよくて、特に何をするでもなく延々とネットサーフィンをしてしまいます。
author by よんなん
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Sylpheed(メール)のバックアップ

 育児休職中にパソコンを新しくしようと思っているうちにもう休職期間が最終週です。
(現在使っているのは11年前に組んだ自作PC)


 あわててパーツを品定めしてポチって、届くまでの間にもろもろのバックアップを取ることにします。

 で、メールソフトは目下「Sylpheed」を使っていたのですが、このご時世テキストメールしか読めないソフトも不便に感じてきて、これを機に勤務先で使い慣れてきたOutlookに移行しようかと考えています。

 メールソフトを変えるときのデータ移行ってそんなに難しくないイメージがあるんですが、Sylpheedからほかのメールソフトへの移行に限っては意外と面倒くさいことが分かりました……。


 SylpheedからOutlookへは直接移行できないので、Google先生にいろいろ聞いた結果、Thunderbirdにいったん移してさらにバックアップを取ることにしました。(参考にしたページ

 他のソフトからSylpheedに取り込んだときは、ツリー構造も含めて簡単に移行できたイメージがあったのですが、いざSylpheedからファイルをmbox形式でエクスポートし始めてみると、フォルダ一つずつしかエクスポートできないことが判明。

 最近はズボラしてDMだろうがMLだろうが受信トレイに突っ込んだままですが、以前は細かくフォルダ分けしていたのがそのまま残っているのです。……一つずつバックアップしていかなきゃいけないなんて意外と面倒くさい!


 あと、Thunderbirdはアカウントを一つ設定しないとmboxファイルの取り込みもできなさそうな雰囲気だったので、新パソコンでの設定の予行練習を兼ねて一つやってみると、、、、パスワードが違うときた!

 Sylpheedの設定画面ではパスワードは「*」の文字でしか表示されないので、さてなんだったっけ、と困ってしまうわけです。

 前回移行したときのバックアップファイルと一緒に何か残していないだろうか……と探してみたら、「iaf」ファイルだけが残っていました。

 こんどはThunderbirdがiafファイルの取り込みに対応していなくて、これは詰んだ……とGoogle先生に改めて聞いてみると、「IafPopPassword」というiafファイルからパスワードを読み出してくれるソフトを教えてもらってどうにか解決しました。


 メールアカウントの設定はともかく、勤務先のOutlook環境ではパソコン引っ越し時はpstファイルを移せば済むのに慣れてしまっていて、ツリー構造も含めて一発で移行できないなんて、面倒くさい……と思いつつちまちまやっています。
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W-ZERO3 ad[es]からスマホへ電話帳の引っ越し

 PHSのサービス終了(2020年7月)まで残り1年になりました。

 PHS+データ通信専用スマホの2台持ちが経済的だったのも今は昔、格安スマホも通話プランが多彩になり、MNPまでできるというのですから、1台にまとめることにしました。

 さて、W-ZERO3を手放す段になって困ったのは電話帳の引っ越しです。

 初めて使ったスマホには赤外線通信機能がついていたのですが、今どきのスマホにはそんな機能ないんですね。

 ……自分がスマホを使い始めたころはスマホに連絡先を入れておくとFacebookアプリやLINEアプリが持ち主の知らぬところであれこれしそうな気がして、電話帳をスマホにコピーしないまま、初代スマホはいつしか起動しなくなって物言わぬ希少金属の塊になってしまいました。

 もともとW-ZERO3はWindowsPCと連携できて、Outlookの連絡先と同期できる機能があって、Outlookに吸い出せればそのあとはCSVで出力してGoogleの連絡先に取り込むことができます。

 しかし、さすが12年前の新機種だけあって、Google先生に訊いてみるとOutlook2013では同期できないそうで、このページでは、WindowsXP+Outlook2003で吸い出していました。

 そこで、Linuxを入れて遊んだあと放置していた古いノートパソコンにWindows2000とOffice2003とActiveSyncを入れようとしたらインストール中にブルースクリーンから進まなくなってしまったり、いろいろやった末に3年前に現在のモバイルノートに買い替え(当時の記事)て以来ずっと放ったらかしだった3代目のモバイルPC(WindowsVista機)にOutlook2003とWindowsMobileデバイスセンターを入れてようやく吸い出しました。

 Windows2000やWindowsVistaなんてとっくにサポートが終わっているのに、それ用のActivesyncとかWindowsモバイルセンターをマイクロソフト公式サイトがまだ配布しているのには助かりました。

 普段使っていないOutlookと連絡先を同期しようとすると、Outlookの使っていない真っ白な連絡先のほうが新しいと認識されて、以前W-ZERO3の連絡先が空白の連絡先で上書きされて全部消えてしまったことがありました。……そのときはW-SIMにバックアップしてあった連絡先を移して事なきを得たのですが、今回は久々に引っ張り出して充電からやり直したVista機の時計が「2005年1月1日」になっていて、無事にW-ZERO3の連絡先をOutlookの連絡先に上書きすることができました。

 Outlookに入ってしまえば、あとはCSVでエクスポートしてUSBメモリ経由でメインPCに取り込み、Google連絡先にUPするだけです。Google連絡先に取り込まれるとスマホにも自動的に反映されます。

 ad[es]のメーラーは宛先を連絡先から一斉に選択ができなくて、1人1人選択しなければいけないのですが、連絡先をCSVでパソコンに取り込んだのでメアドの列をコピーしてメモ帳に貼りつけ→カンマ区切りのメアドの羅列をテキストファイルに保存→PHSのメアドに添付ファイルで送信→テキストファイルをad[es]で開いてメールの宛先欄にコピペ、で楽ができました。
(ad[es]のメーラーは宛先を1通につき56までしか入れられないの知らなかった!)

 ……自分は「メアド変わります」というメールを受け取っても返信をしないのですが、今回は4人からお返事をいただきました。

 うち1人は大学にいた6年間はよくごはんを食べたりしていた(そういえば飲みに行ったことはなかった)ものの大学を出てからはほとんど連絡が取れないでいた方で、15年以上ぶりにごはんを食べに行くことになった、というおまけがついてきました。
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【備忘録】 ドコモ端末+格安SIMでテザリング SC-06D編

 OCNモバイルONEの格安SIMを挿してデータ通信専用で使っていたスマホを3月にNEC-102(SIMフリー)からSC-06D(ドコモ端末)に買い替えました。(そのときの記事

 そうしたら、ドコモ端末はテザリング時にドコモと契約していないとつながらない(ドコモのMVNOでもだめな)接続先を使う設定が本体になされていることを後日知るに至りました。

 root化して設定を書きかえる方法は文鎮化のリスクが怖いですし、アプリを使うやり方もUSB接続でないとだめとか「https〜」で始まるWebページ(Facebookなど)には有償版アプリでないとだめとかAndroidのバージョンによって動作しないとか、「やってみよう」と思うには程遠い方法しか今年(2015年)の3月上旬時点では入手できませんでした。


 そんなある日、Xperiaを格安SIMで運用している知人が「【MVNO】非rootなドコモ端末をMVNO SIMでテザリングを可能にする方法(中級者向け)」というページについてツイートしていました。

 うちはXperiaじゃなくてGALAXYだし、中級者向けといっても難しそうだしなー……と思いつつ引き続きアンテナを張っていたら、ついに「Xperia/Galaxy/Optimusの非root MVNOテザリング有効化ツール」というページを見つけました。


 前置きが長くなりましたが、きのう、GALAXY(SC-06D)に設定した備忘録です。


 成功報告欄にSC-06Dの記載があり、手元の端末を確認するとAndroidのバージョンとビルド番号も同じです。

 さっそくページの説明にそって進めていくと、「galaxy_optimus.bat」を起動してコマンドプロンプトが開いた場面で

「daemon started successfully」

で止まってしまいます。


 ページの説明には「ウインドウの指示に従ってください」とあるので、この場面で何かの入力を求められて止まっているのではなく、何かの設定がおかしいことになります。


 パッと思い当たるのは「USB接続モード」で、ページでのXperiaの例にそって「MTPモード」にしていましたが、GALAXYは「MTPモード」と「PTPモード」があります。
(Xperiaは「MTPモード」と「MSCモード」から「MTPモード」を選んでいる)

 ためしに「PTPモード」に設定しなおして再度やってみると、ズバリ先へ進むことができました。


 設定が終わったので、ノートPCを立ち上げてテザリングでの接続を試みると、以前はローカルでしか接続できなかったのが、「ローカルとインターネット」に接続できています。やったね!


 さっそく、けさは近所のファミレスにやってきて、ノートPCからスマホのテザリング経由でこの記事を書いています。
author by よんなん
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ありがとう「ほぼスマホ」

 昨晩、スマホ(NEC-102)が起動しなくなってしまいました。

 google先生に聞けば、セーフモードでの起動法(「山田万里OFFICIAL BLOG」内の記事)や、初期化の方法(Youtube)も出てきたのですが、どれもその通りにできませんでした……。
(初期化ができない点は2ちゃんねるに同じ症状の書き込みがありましたが、対処法を誰も書いていない様子から、どうやらどうしようもなさそうです)

 思えば「ほぼスマホ」契約時に無料でプレゼントされた端末ですし、2年以上にわたってよく働いてくれました。


 ……このご時世、MNPなどでない限りスマホをタダでくれるところもないようで、4万円も5万円も“電話機”にかける気もないうえに当面はPHSを使い続ける気でいる私にとっては、格安端末か中古端末しか選択肢がありません。

 まずは1万円前後の格安端末を見てみますが、赤外線やらなにやらついていないのばかりで、お話にならなかったです。


 すると中古端末というわけで、ソフマップオンラインで物色です。

 9000円台後半で、ソニーエリクソンのSO-03Dと、サムスンのSC-06Dがありました。どちらもOCNモバイルONEの動作確認済み機種一覧に載っています。

 NEC-102に挿さっている標準SIMが入るSO-03Dなら、秋葉原から買って帰って充電すれば今日から使える……というあたり魅力だったのですが、価格.comのレビューを見るとAndoroid2.37ではサクサク動いたけど4.04にアップデートして重くて仕方がない、という書き込みでほぼ気持ちが離れました。

 SO-03Dはバッテリーを自分で交換できない機種、というのも引っかかりました。

 SC-06Dのほうは、マイクロSIMなので新しいSIMが届くまで使うのを待たねばならないとはいえ、2年以上前の機種ながら当時のハイエンド機種だったらしく今でもわりと通用する性能のようで、こちらに気持ちが傾きます。……LTEが使えるだとか、そういうあたりにも心が惹かれます。


 結局、新しいSIMを待つなら本体も通販でいいや、と、SC-06Dをポチりました。

 1万円前後の値段がついているものは、液晶にキズがついているだとか外装にヒビがあるだとか注意書きがあり、手元のPHSも中古で液晶に(そこそこ目立つ)キズがついているのを持っている身として、現物を見ないで買うのはどうか……というわけで、結局「中古優良品」とうたわれていた19224円(税抜17800円)のものにしました。

 (なぜかいまでも売っている)Amazonでは21700円でしたから(当然ながら)新品よりは安いのですし、Amazonで「OFF:¥52,900 (71%)」と書いてあるということは、2年前は7万円以上したのでしょうし、当初予算が1万円だったのが2万円弱になったとはいえお買い得と思うことにします。


 きのうまでW-ZERO3(WS020SH)とNEC-102の2台持ちだったときは、次にW-ZERO3が壊れたらメアドも電話番号もPHSと同じもので移行できるワイモバイルのスマホの軍門に下ろう……と思っていたのですが、ここでスマホに2万円の投資をしてしまったとなると、W-ZERO3にはもっと頑張ってもらわなければなりません。。。

 とはいっても、ここ何年か電話機を買い替えたきっかけって「使っている端末がある日突然動作しなくなった」というものなので、こちらとしてはがんばってほしくてもW-ZERO3しだいということになります。。。
author by よんなん
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ほぼスマホ(2)

 「ほぼスマホ」はデータ通信専用の契約ですが(だから「『ほぼ』スマホ」ということらしい)、端末にはスピーカーとマイクがついているので、音声通話アプリで通話が可能です。

 ドコモのMVNOなので、ウィルコムに比べて圧倒的に広いエリアで通信ができ、旅行のときなどちょっと山奥の温泉へ行くと間違いなく音信不通になっていたのが、かなり解消できるかもしれません。

 たとえば「実家で家族が倒れた」とかそういう連絡は想定はしたくないものですが、できることなら即連絡が取れる手段があるに越したことはないでしょう。


 スマホで使うような通話アプリといえばLINEやSkypeが真っ先に思い当たるものの、実家の父親は電話しか使えません。(メールも使えない)


 そうすると「050」の番号を振ってもらえる、NTTコムのIP電話「050plus」なのかなぁ、と思いますが、登録には「080」または「090」で始まる携帯電話を1台持っているのが条件で、ウィルコムユーザーにはとてつもなく高いハードルです。
(ただ、ほぼスマホにも「080〜」の電話番号そのものは割り振られているので、もしかするとそれで登録できるのかもしれません)

 あと、電話番号を教える相手としては実家しか想定していないので、そんな程度の使用頻度のものに月315円の基本使用料もあほらしいものです。


 で、職場でスマホとIP電話の話題をしたところ、同僚の人が「FUSION IP-Phone Smart」を教えてくれました。

 おお、IP電話といえばそういえばフュージョン・コミュニケーションズという会社がありましたっけ。

 βサービスとのことですが、基本使用料は無料、クレジットカードがあれば登録できるそうで、さっそく登録。


 ……結論を先に書くと、、、同僚の方にも言われたのですが、現状では「電話を受けるのには使えない」です。

 フュージョンが推奨するアプリの1つ「AGEphone(エイジフォン)」を使ってみたものの、スマホがスリープに入ってしまうとサーバーとのやり取りをやめてしまうようで、「050〜」に電話をかけてもつながりません。

 かといって、スリープ時にも着信するよう設定しておくとスマホがやたら熱くなって半日で電池が切れてしまいます。(しかも、必ずしも着信するわけではない)

 フュージョンが薦めるもう一つのアプリ、「Chiffon(シフォン)」も試してみましたがほぼ同様です。

 しかも、つながらないときに、圏外だとか電源が入ってないとか何かそういうのを告げる音声案内も流れず「話中」の“ツー・ツー”音がするだけです。
(電話をかけたPHSの画面には「おかけ直しください」と出る)


 着信できるのは「偶然自分がスマホを触った直後」というタイミングだけ。……父親に050の番号を教えたところでこんなのでは使い物にならないです。

 Android標準の電話アプリにインターネット電話(SIP)の設定ができるらしいのですが(googleによるヘルプ設定例1設定例2)、「ほぼスマホ」は設定機能が取り外されているようで「設定」→「通話設定」の先に「国際ダイヤルアシスト設定」以外のメニューがありませんでした……。


 まぁ、FUSIONのは「βサービス」ということなので多くを期待するほうが間違っているというものですが、とりあえず、「ほぼスマホ」を使ったIP電話はしばらく棚上げです。
author by よんなん
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ほぼスマホ(1)

DSC03834.jpg 先々週の金曜に、電車の車内広告で見つけて「これだ!」と思いました。

 ビッグローブのサービスです。(公式サイト

 先週の金曜に申し込んで、木曜日に届きました。(写真右)

 ウィルコムのW-ZERO3シリーズ(写真左)を使っている身にはアンドロイド端末というものに興味はあったものの、スマホの通信料金でなかなか「これ」というものがなく、ずっと「新ウィルコム定額プランS」で電話・メール機能だけを使い続けていました。(メール以外のパケット通信はしないようにしていた)

 それが、車内広告の表現を借りれば「端末代込み月1980円〜」。

 新ウィルコム定額プランSの(メールを除く)パケット代上限2800円より安いじゃないですか。

 広告の記載を見る限りのデメリットは…

・音声通話には対応していない
 →ウィルコムを使い続けるのでいらないです
・月1980円のプランは20〜2時は使えない(24時間使える2980円のプランもあり)
 →どうせ家に帰っている+寝ているので構わないです

というあんばいでちょうどよいです。

 「端末代込み1980円」という表記に、端末はレンタルなのかしらん、故障などの面倒も見てくれるのかな、と期待しましたが、実際は「端末の購入代金が0円」が正当でした。

 いまどき通信端末は月賦で買って月々の通信料金と一緒に代金を払う人がほとんどでしょうから、端末はプレゼント(=もらった後はメーカー保証以外のサポートなし)であっても「端末代込み○○円」という表記でJAROにタレこむ人はいないのかもしれません。


 さらに調べてみると、

・ドコモのMVNOである
・テザリングが可能
・050plusなどの音声通話アプリで実質的に通話することができる
 (050〜の番号を割り振ってもらうことも可)
・SIMフリーで、別の端末に挿して使うこともできる

というのが嬉しいじゃないですか。

 都市部では10年くらい前は地下街などでPHSが優位だったものの、近年は地下の飲食店ではむしろ携帯電話しかつながらないケースも増えて(たとえば外苑前の和民など)不便に感じていました。……地方ではなおさらです。


 いわゆる「○年しばり」は2年ですが、1980円×24か月+契約手数料3150円=50670円は、「スマホなるものを2年間ためしに使ってみる」には出せない金額ではないです。

 テザリングができるなら、我が家の固定回線は要らないのでは……という発想もありですが、72時間で360MBの通信があると通信速度・通信量制限がかかるそうで、外出時専用と割り切ったほうがよさそうです。


 そのほか知人に聞いてみると、端末のスペックはあまり満足できるものではない由でしたが、0円ですしオマケ程度に考えて、不満が出てきたらその時点で端末を別途調達することを考えればよいでしょう。

 ……なにより、W-ZERO3 ad[es](=5年前の機種)に比べたら、どんなスマホも自分にはすばらしく見えるのではないかと思いますし。。


 きょう、さっそく職場への行き帰りと昼休みにTwitterやFacebookをチェックしたり、googleマップで遊んでみたりしたところでは、スペック上の不満は感じられなかったです。サクサク動いてくれます。

 いやー、これは面白いおもちゃですね! しばらく夢中になりそうです。
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無線LAN環境を作りました

DSC03723.jpg 1062円で我が家に無線LAN環境ができました。

 BフレッツでNTTから借りていた有線ルータ(月額399円)も返すことにしたので、3か月ほどで回収できます。
(写真の左から、Bフレッツのモデム、今回買った無線LANルータ、NTTから借りている有線ルータ、IP電話に使っている電話機)


 従前は、ノートPCをリビングなどで使うにはLANケーブルを延ばしていました。

 無線LANいいよなーと思いつつも、NTTのレンタル品を無線LAN対応にしてもらうとレンタル代が月1029円……現行にプラス630円×毎月なので、無線LANルータが数千円台で手に入る昨今ではちょっとばかばかしいです。

 じゃぁ無線LANルータ買ってくるかー、と少し思ったものの、よく考えれば去年に自宅サーバの運用をやめたので、そもそも自宅を固定回線で常時接続しておく必要がなくなりました。

 しかもインターネットを使う人は自分しかいないのですから、携帯電話のテザリングだとかWiMAXも選択肢に入ってくるわけで、Bフレッツを解約してそういうのに移行するなら、無線LANルータそのものが不要……というわけでなかなか踏ん切りがつきませんでした。


 先週、ああそうだ実家で無線LANルータを新しくしたはずだから古いのをもらってくればとりあえず無線LAN環境だけは手に入るのか……と聞いてみたものの、もうない由。

 その際、妹が「半年前に売ってしまった」と言っていたのを聞いて、なるほど買うのでも別に新品の必要はないのだな……とオークションサイトやソフマップオンラインを見ると、どうやら数千円どころか1000円前後で手に入る様子です。


 で、きょう、秋葉原のソフマップで中古の無線LANルータを購入。1180円の値札だったのがさらに週末だとかで10%引きになって1062円。

 本体+無線LANカード1枚のセットで、無線LANカードは持ってるから要らないんだけどな……と思ったものの、本体のみ980円のは動作保証無し(1000円未満の品はジャンク品扱いの模様)だったので、カードがついているほうは10%引きで82円しか違わないんなら、とそちらを選びました。

 ビックカメラSuicaでビックのポイントがわんさかたまっていたので、ソフマップポイントへ移行してそれで払っちゃいました。……クレジットカードのポイントは景品をくれるのもよいですが、こういう形でもらうのも悪くないです。むふふ。


 家へ持ち帰り、NTTから借りているルータをモデムから外してさっそく接続……すんなりインターネットも無線LANもつながりました。

 旧製品ということは速度も遅いのかな、と思いましたが、速度測定サイトで測ってみると従前の40Mbps前後に対して30Mbps前後に下がりはしたものの、使い道はメール送受信とWebページの閲覧くらいなので重さを実感するほどではないです。


 さて、このルータはIP電話に対応していないので、NTTから借りているルータを返しちゃうと固定タイプの電話を接続する「050〜」の電話は使えなくなります。

 ですが、ウィルコムの「だれとでも定額」に入って以来IP電話から電話をかけることはめっきりなくなったので、NTTへ電話してルータを返したい旨を告げたら、きょう付けで解約してくれました。料金は日割り計算の由です。


 無線LAN環境になったので、ベランダにテーブルでも置いてPCを持ち込めば、同じ家に引きこもるのでも少し違った気分になりそうです。
author by よんなん
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自宅サーバやめます

 月曜日に早大鉄研の後輩君宅へ行ったら「電力料金のお知らせ」が目に入りました。

 電気代が月2000円台……。。。


 我が家は4000円を下回ったことがないんです。


 一人暮らしなのに2LDKに住んでいて、そのぶん余計な電気代がかかるのはある程度承知していますが、それにしても電気使いすぎだろ自分、、、


 やはりそこで、諸悪の根源は自宅サーバだよなー、と思うわけです。


 自宅サーバが消費する電気代は月1500〜2000円ほどと言われています。

 まさに、我が家と周囲の一人暮らしのみなさんの電気代の差額に当たります。


 調べてみると、いまどきのレンタルサーバはずいぶん安くなっていて、さくらインターネットが容量1GBで年額1500円(1か月当たり125円)。

 1か月分の電気代で1年分まかなえちゃいますよ……っていうか1か月当たり125円!!


 とりあえず自宅サーバ上にある主なコンテンツの容量をみてみたら100MBにも届いていませんでした。

 うーん、もう自宅サーバやる理由がないよなぁ……。


 我が家は自宅サーバを運用しているのに固定IPではないので、IPアドレスが変わると世界中のDNSサーバに反映されるまで多少の時間がかかります。
(DDNSサービスをno-ipからddo.jpに変えてからはだいぶ早くなりましたけど)

 それと、計画停電のあいだはBフレッツのモデムが止まるので、やはり見られません。


 商用のレンタルサーバならそういう問題が一切ありません。

#ごくまれに、会社が夜逃げして突然サービスが終了しちゃうケースがありますが


 自宅サーバを立ち上げたのって確か大学院の頃で8年くらい前だったと思うのですが、あのころはまだ容量100MBのレンタルサーバを探すくらいなら自宅サーバを立ち上げちゃったほうが手っ取り早かったような気がします。

 学部時代の研究室でも、教授が自前のサーバを運用していました。


 当時、HDDが数GBもあれば事実上の容量無制限、というのに心を躍らせたものですが、時代は変わりましたね。
author by よんなん
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