マイル消化とワンマン特急(3)

 特急を大分駅で改札を出ずに乗り継ぐと料金が通算されるのですが、大分駅の改札内には駅弁屋やそば屋はおろか、売店ひとつないありさまです。

 有人改札で一言断れば買い物に出してくれそうな気はしましたが、自動販売機で飲み物を調達するにとどめて、今回の主目的のワンマン特急「にちりん15号」に乗ります。

 普通車指定席は満席、グリーン車も残席わずかでしたが、自由席も満員だった「ソニック」とは違い、1号車の半分ずつのグリーン車と普通車指定席が密になっていて、のこり3両の自由席はガラガラです。半室しかない普通車指定席にはどうやら団体ツアー客がいるようで、それで満席だったのでしょうか。

 「九州横断特急」のように、運転取扱上はワンマン運転でも、車内改札や案内に当たる客室乗務員が乗っている特急はありましたが、こちらは正真正銘のワンマン運転。

 気になるのは車内改札です。


 週末+普通車指定席が満席の混み具合もあり、特別に車掌が乗務して車内改札をするのでは……とも思い、指定を取ったグリーン車ではなく自由席にひとまず座ってみましたが、車掌の姿はどこにも見当たりません。

 もっとも指定席が満席なら、無札の客が指定席にしらばっくれて座っていても、そこには必ず指定券を持った人が来るわけで、自由席のガラガラ度合いを考えれば、指定席が満席ならむしろ特別改札は必要がないのかもしれません。

 大分〜延岡間は減便をしているくらい(=おそらく乗客が少ないはず)なので、もしかすると延岡から車掌が乗って改札をするのかも……とも思いましたが、延岡では運転士が交代しただけでした。

 しかし考えてみれば、大分駅と宮崎駅以外の停車駅には自動改札がなく、かつ列車別改札をしているでしょうから、途中の有人駅は特急券なしでは改札口を通れません。指定席やグリーン席の空席に勝手に座ってしまうのを除けば、特急料金のほ脱はある程度防げているのかもしれません。

 (遠隔案内システムを導入して)無人化が検討されている停車駅もあるようですが、そこは乗降客も少ないとみなして割り切るのでしょう。(推測)

 一方、大分駅や宮崎駅は常時改札で自動改札もありますから乗車券だけで通れてしまいます。そこは割引率の高い「2枚きっぷ」や「九州ネットきっぷ」などを用意して、乗車券並みの値段で乗れるようにすることで、バランスをとっている……のでしょうか? あるいは「青春18きっぷ」のシーズンばかりは、どの列車で到着したかなど区別がつかないはずで(特に大分駅)、通年商品ではないので割り切っているのか、そういうときこそ特別改札をしているのかどうか、でしょうか。

 ドアの開閉はJR西日本の3〜4両編成ワンマンや、西武や東武の短編成ワンマンのように、運転士が側開戸のところまでやってきて車掌スイッチを扱うスタイルでした。大分駅発車前に最後部の無人の運転台をのぞき込んでみましたが、運転台にドア開閉スイッチがあるようには見えなかったです。……でも、運転席に着座の姿勢で見える位置にワンマンミラーやITVが設備された駅もあり、そのあたりは少し不思議です。

 延岡を出ても車掌は乗ってこなかったですし、グリーン料金を払ってずっと自由席にいるのももったいなかったので指定された席(進行右手の1人掛けの席)に戻りましたが、そのとたんに左側に海辺が広がったり、リニア実験線跡の太陽光発電所が見えたり景色がよくなったのには参りました……。

 佐土原で普通車指定席の団体ツアー客は降りてゆき、宮崎でグリーン車もほとんど降り、南宮崎でグリーン車は自分一人だけになりました。

 宮崎空港駅に着いて普通車指定席を通ってデッキに向かうと座席の回転がすでに済んでいて、清掃スタッフにデッキで見送られました。……どうやら宮崎以南の区間で走行中に折り返しの整備を始めてしまうようです。

 宮崎空港駅では、博多から南宮崎までの「九州ネットきっぷ」と、ソニックの車内で買い求めた南宮崎・宮崎空港間の乗車券を見せて記念に欲しいと改札係の方に告げたら、きっぷを一通りチェックして「どうぞ」と返してくれました。

 宮崎以北から乗り通したのだから全区間の特急券が要る=南宮崎・宮崎空港間の特急料金も必要なような……と乗り越し精算をしたあとで気がつきましたが、「九州ネットきっぷ」は乗り越し精算といっても別途乗車の扱いですし、そもそも南宮崎・宮崎空港間を別途発売する特急券は設定がないのかもしれません。

 帰りの便の1時間5分前に着きましたが、空港内では小腹がすいたのでとんこつラーメンを食べ、職場へのみやげと妻へのみやげを急いで選んでいたら、あっという間に搭乗の時間でした。

 搭乗率は見た目で5割弱といったところで、早々に全員乗り終えたのか18:40発のところ18:32にドアが閉まりました。……飛行機の出発時刻は動き始めた時刻なので、少々早発気味だったかもしれません。(予約客が全員乗り終えてしまえばそれでよい気がします)

 
 ANAの特典航空券でしたがソラシドエア運航便で、ソラシドエア初体験でした。(スカイネットアジア航空時代も乗ったことがなかった)

 羽田に着いたあとは、上野へ足をのばしていきなり!ステーキの誕生日特典のステーキをいただいて帰途につきました。
(上野のいきなり!ステーキだけメニューが違う)



 22:20ごろに下総中山駅に着いて、(朝は早かったけれど)20時半ごろまで残業して帰宅するのと同じくらいの時間までのあいだに福岡・宮崎へ行って日帰りしてきたのがちょっと信じられなかったです。
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マイル消化とワンマン特急(2)

 羽田8:25の便に乗るのに1時間前には空港に着くのがよいかな、と4時半に起きて身支度をして下総中山駅6:21発の電車で出発です。

 秋葉原・浜松町で乗り継いでモノレールに。

 これから飛行機で出発するというときのモノレールはいつ乗ってもワクワクして楽しいです。まるで子供です。

 羽田空港には7:25に着きましたが、日帰りなのでリュックサックひとつで預ける荷物もなく、保安検査場もすんなり通過してしまい、ちょっと早すぎたようです。

 検査場の先は食事処のかけそばが700円の世界で、朝食を済ませてくるか調達してくるんだったと思いつつ、海老天せいろ1,310円をいただきました。

 NH243便は8:30にドアが閉まり、やや遅れて出発します。……福岡空港の着時刻から、博多駅の初時刻まで54分しかないのですが、地下鉄で5分なのでなんとかなるでしょう。

 羽田は雨模様でしたが雲の上に出てしまえばもちろん晴れ。前夜は5時間しか寝ていないこともあり、目を閉じていたらいつの間にか寝ていました。

 ふと目を覚ますとちょうどCAがドリンクサービスにまわってきていて緑茶をいただき、福岡空港には15分ほど遅れて到着しました。

 機内では遅れを詫びるアナウンスに続いて「羽田行き○○便へお乗り継ぎのお客さま……」と放送が流れました。

 かつかつの乗り継ぎで羽田へ引き返すなんて、どう見てもマイル修行僧です。……話には聞いていましたが、本当にいるんだ、、、


 11:19の特急に乗り遅れたらどうしようと少し心配していましたが、地下鉄に乗り継いで10:57に博多駅に着きました。……指定席券売機で予約済みの「九州ネットきっぷ」を受け取り、駅弁やお茶を買う時間もありました。

 博多から乗った特急「ソニック19号」は自由席は立っている人がいるものの指定席はガラガラで、本当にグリーン車満席・指定席残席わずかだったのかなぁと思っていたら、小倉からどっと乗ってきて満席になりました。

 ……小倉から列車の向きが変わることをすっかり忘れて博多発場面の進行左側の席を取ってしまい、海辺を走る路線の山側になったばかりか、日なたの席になってしまいました。orz

 車内アナウンスを聞いていると、車掌が博多発場面で4人、小倉を出て3人乗務していて、7両の特急に破格の車内改札体制です。「ソニック」は速達タイプの列車を「当面の間運休」(減便)しているので、要員にゆとりがあるのでしょうか。(満席なのだったら復活運転すればよいのに…)

 883系の車内は、木目の床ははげ、座席の樹脂の部分もずいぶん塗装がはげていてずいぶんくたびれていましたが、なんと自分が座った席はリクライニングのボタンが取れていましたよ。

 リクライニング故障? と思いつつボタンの取れた跡の穴に指を押し込んでみると背もたれが倒れました……。

 そんな車両でも揺れは少なくて、スマホのスピードメーターでは130km/hで走っていても、あまり揺れないのが印象的でした。


 博多駅で買った駅弁は、福岡の食べ物がいろいろ入っているという「やまや特駅弁」(1,300円)を選んでみましたが、よく考えたら東京にある「やまや」のランチで食べられるものばかりだったような……。


 小倉で満席になった車内は途中停車駅ではあまり乗り降りがなく、別府でほとんど降りてしまいました。

 満席になるほどの乗り具合だからといって速達タイプを復活運転させたらこちらがガラガラになってしまうに違いなく、逆にガラガラになるからといってこちらを運休させたら特急が通過してしまう駅をかかえる自治体が怒り出しそうです。

 なんだかいろいろと難しそうです。

 大分駅には1分遅れて13:27に着きました。
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マイル消化とワンマン特急(1)

 妻が土日の休みで娘を連れて帰省すると言います。

 9月の帰省時は一緒に行かなかったら後悔するところでしたが(当時の記事)、年末年始に一緒に行くことになっているので、ひと月あまりのうちに2回行くこともないかなぁと、一人で別に旅行へ行くことにしました。

 2018年の5月に行った新婚旅行でたまったANAの6,000マイル少々が来年5月で期限になってしまうので、消化しなくてはと思っていたところでした。

 火曜(1日)の昼にANAトクたびマイルの区間をチェックすると、12月3日から9日までの1週間は片道3,000マイルで「羽田−福岡」「羽田−熊本」「羽田−宮崎」が乗れることになっていて、九州新幹線の未乗区間(博多〜新八代)を履修するか、話に聞いて気になっていたワンマン特急「にちりん」「ひゅうが」を履修するか、あるいは欲張って両方乗るか……ちょっと迷いました。

 さすがに1日で両方履修するのは難しく、1泊2日では家事をする間もなく月曜になってしまいます。……九州新幹線は娘を連れて日帰りできそうな気がして次回にすることにし、ワンマン特急に的を絞ります。

 朝の便で宮崎へ飛んで「にちりん」を大分まで往復するのがよさそうだと考えましたが、2日朝の出勤途上で特典航空券の予約を試みると朝の宮崎便が残念ながら残席なしだったので、朝は福岡へ飛んで、大分まで「ソニック」で移動して、ワンマン特急「にちりん」を履修しつつ宮崎空港へ行って、宮崎から羽田へ帰る行程にしました。

 JR券は、目星をつけていた2日間乗り放題の「みんなの九州きっぷ」(10,000円)より正規運賃・料金(自由席で9,180円)のほうが安かったのですが、このご時世、JR東日本がネット予約ですごい割引をやっているのでJR九州も……と思ったら案の定「九州ネットきっぷ」が4割引(!)でした。

 博多〜宮崎空港は設定がなかったですが、手前の南宮崎まで5,760円(自由席・指定席同額)、グリーン車に乗っても8,230円。別途乗り越しをしてもお釣りがきます。

 予約を試みてみると「ソニック19号」はグリーン車が満席、「にちりん15号」は普通車が満席で、「ソニック」を普通車指定席に、「にちりん」をグリーン車にしたら、7,260円でした。

 特典航空券の予約も、九州ネットきっぷの予約も、通勤の行き帰りの電車の中からスマホで用が済んでしまい、すごい時代です。……15年くらい前は、旅行会社に行かなくても自宅からパソコンで旅行の手配が済んでびっくりしていたものですが。
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2年ぶりの墓参り

 娘と自分が2人で出かけて妻に一人で過ごしてもらう日帰り旅行の2回目は、2年ぶりの墓参りに新潟へ行くことにしました。(1回目は盛岡日帰り)

 ブログには書き残していなかったのですが、2年前の10月に妻の学会(@朱鷺メッセ)でカバン持ちをしたとき、学会中に足を延ばして墓参りをしていました。

 そのときはまだあった父の実家(空き家)はその暮れに売却されたことをのちに知りましたが(当時の記事)、Googleアースや同ストリートビューで見てもずっと変化がなく、気になりつつも妻が妊娠したり出産したり子育てでてんやわんやだったりで遠出がしにくくなった時期でもあり、なかなか訪れられずにいました。

 9月に盛岡へ行ったときも墓参りは選択肢にあったものの、あのころは新潟でも最高気温が35℃を超える日々が続いていて、涼しくなってからにしようと先延ばししたのでした。


 我が家を8時ごろ出発して、総武線と山手線を乗り継いで東京駅へ。前回は秋葉原駅でエレベーターを使って移動しましたが、今回はベビーカーをかついで階段を降りました。(新幹線の時間が近くなっていた)

 東京駅9:12発の「とき311号」のホームに上がると、指定席はすごい列で自由席特急券で来てしまった自分は少し焦りましたが、1号車新潟寄りの乗車口は2人しか並んでおらず、ベビーカーのまま乗れる席を確保できました。

 いまはネット予約の割引率がすごいので、それでみなさん指定席に乗るのでしょうか。

 ベビーカーのまま乗れてありがたい席でしたが、娘がベビーカーでじっとしていたのは最初の1時間くらいで、あとは抱っこしたり、デッキへ連れて行ってあやしたり、そんなふうに過ごしました。……大宮の次は新潟、という1時間37分で着いてしまう新幹線だったので、まだ楽でしたが。

 新潟では乗換ホームの向かい側に停まっていた特急「いなほ3号」に乗り継ぎ、新発田に11:18着でした。……自由席はすいていて、ベビーカーを席の後ろに置ける最後列の席を確保できました。

 実は「とき311号」が古いE2系で、便所に(親が用をたしている間に)子供を座らせておくシートがなく、ずっとトイレを我慢してきたので新発田駅に着くなりホーム上の多目的トイレへ娘とともに駆け込み、自分の用と娘のオムツ交換を済ませます。

 墓と父の実家跡とどちらを先にするか迷いつつ、まずはお寺を通り過ぎて父の実家があった場所へ行ってみます。……角を曲がると、案の定、家は跡形もなく隣の診療所の駐車場になっていました。

 駐車場をやるなら自分で更地にして貸せばよいのに、と考えたこともありましたが、診療所もいずれ拡張するための土地としてしばらく駐車場にしておくことはあっても、わざわざ駐車場を借りることはなかったのでしょう。

 最高気温15℃の予報でそれなりに着込んできたのですが、案外暖かく、娘は駅からベビーカーに乗せて歩いて来るうちに寝てしまい、そのままお寺へ移動します。

 2年ぶりにやってきたお墓は、近隣に住んでいる伯母が手入れしているのかどうか、草ぼうぼうということはなく、少し安心しました。……持参したぞうきんで墓石を拭き、多少の草取りをしている間に娘が目を覚まします。

 靴を履かせてベビーカーから降ろし、ひしゃくを与えてみると、教えたわけでもないのに墓石に水をかけはじめ、どこで覚えたのだろうかと不思議に思います。

 一通りの用は済んだし、さて帰ろうか……と娘をベビーカーに乗せようとすると全力でイヤイヤするので、ひとまずお寺の入り口まで歩いて連れて行き、再度乗せようとするとやはりイヤイヤしてしまいます。

 3連休なのに誰もいないお寺の入り口は駐車場にも車がなく、広々として歩き回るには格好の広場で、娘はすっかりはしゃいでしまっています。

 時計はすでに12時半近く、昼食もまだですし、帰りの特急の時間(13:43発)も気になってきます。

 泣き叫ぶ娘を(誰かに見られたらどう思われるだろうかとびくびくしつつ)ベビーカーに乗せ、ベルトをどうにか締めてベビーカーを押しはじめると、ようやくおとなしくなって駅前に戻ります。

 駅舎内にあった立ち食いそば屋がなくなってしまい、駅前にあった和食の店に入り、娘の離乳食をやりつつ自分の昼ごはんにします。……ぶり大根定食にしたら、切り身ではなくアラが出てきて、おいしい部分に違いはなかったのですが電車の時間も近づいてあわてて食べました。

 市内に伯母が住んでいるのですが、こういうご時世なのと、娘の夕食までには帰宅したいのもあり、会うことはせず(来たことも知らせず)に13:43発の特急「いなほ8号」でさっそく帰途につきます。

 上りの「いなほ」号には途中駅から乗るので、ベビーカーを後ろにおける最後列の席は取れませんでしたが、じゅうぶんすいていて、通路を挟んで反対側の2人席のところにベビーカーを置かせてもらいました。

 来たときと同様に新潟駅では向かいのホームに新幹線が待っていて、乗換は楽でしたが、新幹線は乗換側のホームのドアは後に開くので、ベビーカーで乗れる1号車のスペースは(ベビーカーでも車いすでもない先客が)すでに座られています。2号車も3号車も最後列はすでに埋まっており(4号車も自由席だったのはあとで知った)、2号車の最後列の方に断って背後にベビーカーを置かせてもらい、後ろから2列目に座りました。……ベビーカーという持ち物がなければ、座るにはまったく困らないくらいの乗り具合ではありました。

 帰りも、新潟を出ると長岡・大宮・上野しか停まらない新幹線で、娘もそれなりにぐずりましたがハイハイン(=亀田製菓の乳幼児用せんべい)2袋と和光堂のかぼちゃクッキー1袋で東京駅までもちました。

 どんなにぐずってもハイハインを与えると機嫌が直るので、食べすぎには気をつけたいものの、この食べ物を発明した人は国民栄誉賞ものです。

 前回は東京駅から総武線の快速電車と各駅停車を乗り継いで帰りましたが、今回は山手線と総武線を乗り継いで帰途につきました。

 家には17時ごろに着いて、娘の夕飯や入浴をいつも通りに済ませられました。

 妻は片づけなどをして過ごしたそうで、さて次はどこへ行きましょうか。
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マイクロツーリズムで養老渓谷へ(3)

 最終日は10時チェックアウトで、大浴場は9時から清掃で入れなくなるので、朝食を8時に食べ始めて9時頃までゆっくり食べたら荷造りをして帰途につきます。

 実はチバニアンは養老渓谷から近い場所にあり、カーナビをセットして立ち寄ります。

 素人目にはただの崖にしか見えない場所で、ビジターセンターで聞いた説明が最大の収穫、というスポットでしたが、「チバニアン」の名称しか知らなかった自分にはじゅうぶん勉強になりました。

 娘は言葉を理解しているはずもないのに、スタッフさんの説明を相槌のような声を出しながら聞いていて、これは将来地質学者の素養があったりするのだろうかと親ばかぶりを発揮して考えてしまったり。

 そのあとは、昨晩の宿泊分のGoToトラベル地域共通クーポンを消化するのと、妻の買い物などをもろもろ満たせる帰り道の場所として「おゆみ野」にカーナビをセットします。

 12時半ごろにおゆみ野に着いて、さっそくクーポンが使える回転寿司屋へ……と思ったら娘がチャイルドシートですっかり寝ていて、先にバースデイ(しまむら系列の子供服の店)で買い物です。(クーポンの消化ではなく、単に自宅近隣にない店への寄り道)

 買い物を終えて「回転寿司やまと」おゆみ野店に入ったのは13時半。昼の営業は14時ラストオーダーというので、あわててあれこれ頼んで口に詰め込むことになり、いつも行く銚子丸よりおいしかったのですが、ちょっと落ち着かなかったのが残念でした。

 すし屋で5,000円ばかり散財してなお地域共通クーポンが1,000円分残ったので、近くにあったツルハドラッグで娘の離乳食を買い込んで使い切り、千葉東金道路〜京葉道路を通って15時ごろ家に着きました。
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マイクロツーリズムで養老渓谷へ(2)

 2泊3日のうちの真ん中の1日です。

 同じ宿に2泊するときは真ん中の1日はのんびりする日ですが、お昼を食べるところにも事欠くエリアで、マイカーで来ていることもあり、比較的アクティブに過ごしました。

 まずは朝食を済ませたら部屋に戻らず養老渓谷を少し散策。

 とてもベビーカーで降りられる場所ではなく、きのうの道の駅に続いてベビーカーのほかに抱っこひもを持ってきて正解でした。

 部屋へ戻ったら少しのんびりして、11時ごろマイカーで出発して亀山ダムを目指します。

 亀山ダムの駐車場は何か所かあって、しかも橋が1か所工事中で通行止めになっていて、カーナビを「亀山ダム」にセットして通行止めのルートを遠回りして案内された場所は貸しボート屋しかない駐車場で、とても散策できる場所ではなくてがっかりです。

 ほかの駐車場は来た道を戻る+昼食に目星をつけていたそば屋と方角が逆だったので、散策は後回しにして先に昼食にすることにします。

 そうしたら、そば屋に着いて昼食を食べ終えて外へ出ると「閉店しました」の文字。売り切れ次第終了のお店とはいえ12時半に終わってしまうとは思わず、先に散策していたら食べられないところでした。(おいしかった)

 何が幸いするか分からないものです。

 ふたたび亀山ダムへ戻り、ダム堤体のところの駐車場にクルマを停め、観光案内所で散策マップをもらって歩き始めましたが、進めど進めど散策コースは全然湖畔沿いではなくただの山道です。

 結局、駐車場へ戻って観光案内所と逆の方向へ進み、トキタボート(という貸しボート屋)手前に公園を見つけました。

 紅葉には時期が早く、しかも月曜日の昼とあって、あたりは釣りをしている人が1人いるだけで、観光協会が手配したと思しき作業員の方々が草刈り機の音をさせている以外は静かで、ぼんやり過ごすには最高のシチュエーションでした。

 30分ほどの滞在でひきあげることにして、カーナビが最初に案内した別の駐車場へ道を遠回りしたり、観光案内所でもらった散策マップであさっての方角へ歩き始めた時間ロスがもったいなかったです。

 クルマを宿へ走らせて、滝見苑を通り過ぎて系列の「ごりやくの湯」(宿泊者は入浴券がもらえる)へ行ってみましたが、妻は入浴せずに待っているとのことで、カラスの行水で宿へ戻りました。


 夕飯は、昨日とは別のメニューでしたが、ほかのテーブルから聞こえるスタッフさんの案内に耳を傾けると、きのう私達が食べたものが供されているようでした。……全体を日替わりメニューにするのではなく連泊者だけ作り分けているようです。

 1歳の娘は料金が発生していないのですが、それにもかかわらず白米を出してくださったり、どうやら子連れのグループだけ別の部屋にまとめているようで、周囲も子連ればかりなので娘が多少はしゃいでもあまり気兼ねせずに済み、子連れにはサービス満点の旅館です。
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マイクロツーリズムで養老渓谷へ(1)

 夏の旅行は幕張のアパホテルに2泊して終わってしまったので、もうちょっと遠くへ行こうと妻と示し合わせて月・火の休みを取りました。

 妻の職場では不要不急の県外への旅行を控えるように言われていて、県内で探すことにしてJTBのパンフレットをもらってきて銚子へ行こうと考えました。

 勤務先の福利厚生ポイントを使ってJTBのパックツアーを申し込むには、勤務先の福利厚生センターへ電話するか、勤務先系列の旅行代理店の実店舗へ行かなければいけないのですが、GoToトラベル景気なのかどうか前者はいつ電話しても話し中、後者は営業時間短縮中で平日は行くことができず、週末に行ってみると90分待ち(!)です。

 勤務先系列のオンライン商品なら福利厚生ポイントを使えるのですが、そこでは扱っていない旅館なので、いろいろ迷った末、扱っている宿から選ぶことにします。

 JTBのパンフレットには利用者アンケートに基づく旅館やホテルの点数が載っていて、楽天トラベルには口コミが載っているのですが、勤務先系旅行代理店のパンフレットも予約サイトもそういう参考になる指標が載っていなくて、楽天トラベルの口コミと首っ引きで選び(不便)、養老渓谷の滝見苑を選んで2泊することにしました。

 そういえば、千葉県に40年以上住民票を置いていて養老渓谷は初履修です。


 勤務先系のGoToトラベル対象商品は(なぜか)1泊ずつしか予約ができなかったので、1泊目の地域共通クーポンは2日目までに使わないといけません。

 取扱店舗を探すと、使えるお店は宿から片道30分以上かかる場所ばかりで、2日目をお買い物に費やしたのでは何のために2泊するのか分からなくなります。

 幸い、チェックイン前でも15時になったら使える電子クーポンだったので、15時前に「道の駅木更津うまくたの里」に着いて15時になったら会計できるように、13時過ぎに我が家を出発することにしました。

 日曜午後の京葉道路〜館山道下りは上りの混み具合を横目に順調に進みましたが、「道の駅木更津うまくたの里」はすごい車と人の数です。(写真は撮り忘れた)

 いったん娘をベビーカーに乗せてクルマを降りたのですが、とてもベビーカーで立ち入れるありさまではなく、クルマへ戻って抱っこひもに切り替えて店内に突入です。そのくらい混んでました。

 6,000円分の地域共通クーポンで職場や我が家へのお土産を買い込み、再び車を走らせて16時半ごろチェックインしました。


 JTBや楽天トラベルのように点数で評価されたり口コミをインターネット上で公開させられることがない旅行代理店のプランで予約したので、通された部屋は渓谷ビューどころか眼下は露天風呂付客室の屋根、というまぁまぁのハズレ部屋でしたが、そもそもそんなことは(過去の苦い経験の数々から)織り込み済みでこの代理店を使っているのでよしとします。


 お部屋は決して豪華ではないものの、壁紙は新しくなっていたりきれいで、夕食も目を引くものが出るわけでもなかったのですが、スタッフの方々の接遇もよく、楽天トラベルの口コミどおりのよい旅館でした。
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娘と日帰り旅行をした話

 土・日・月の3連休を作って家族旅行をするつもりが、いろいろあって金曜から日曜まで比較的近くのホテルに泊まって過ごすのに終わりました。

 月曜は休みでなくてもよくなってしまったのですが、妻はすでに休暇を取得済みで、自分が出社をするとせっかく取った休暇が娘の世話で終わってしまいます。
(娘の保育園は我が家から遠い+妻の職場の近隣にあるので、妻が休みの日は登園しない)

 そこで、自分も休暇を取って娘と2人で日帰り旅行をして、妻には家で一人の時間を過ごしてもらおうと考えました。

 プランはいろいろ考えた末、9時ごろの新幹線で盛岡へ行き、昼食を済ませて2時間半ほど滞在し、東京駅へ16時ごろ戻ってくる新幹線で帰途につく、というものにしました。

 6時半を少し過ぎたころに娘を起こしてミルクをやり(離乳食は省略)、7時半をまわったあたりで娘をベビーカーに乗せて出発します。

 唯一の心配は、働き方の変化で混雑が緩和している+ピークを少し過ぎた時間とはいえ、朝ラッシュ時の総武線で東京方面へ向かうことでしたが、自宅最寄駅の場面では最後部車両のベビーカースペースが空いていて、どうにか秋葉原駅まで行けました。
(都内に入るとぎゅうぎゅう詰めとはいかなくても徐々にそれなりに混んできて、そこへベビーカーごと乗るのは大変かもしれなかったです)

 秋葉原駅での総武線から山手線へのバリアフリールートは、総武線ホームから一度地平階まで降りて再び山手線のホームへ昇る、という(階段やエスカレーターに比べると)遠回りではありましたが、思ったほど時間はかからなかったです。

 山手線は各車両にベビーカースペースがあるのですが、真ん中の車両は混みあっていて、電車を1本見送って結局先頭車両のベビーカースペースに乗りました。(東京駅のエレベーターも一番前にあるので)

 東京駅9:08発「はやぶさ11号」で出発です。車いすスペース(≒ベビーカースペース)がある1号車6番B席が取れなかったので、偶数号車の最後部席(=トイレとデッキが近く、背もたれと壁の間にベビーカーを置ける席)の指定を取ったところ、上野駅のホームで1号車付近にベビーカーを押す母親らしき姿が見えました。きっとこの人が先に指定を取ったのでしょう。考えることは同じようです。

 赤ちゃんは抱っこすればタダ、席に座らせればこども運賃・料金が必要なので、ひとまず抱っこで出発です。

 上野駅のトンネルを出て、大宮駅へ着くころには娘も笑顔になってきて、窓の外を見てキャッキャッと声を上げ始めます。……泣いたら困るなとは思っていましたが、はしゃぎ声をあげるだけでも、周囲の目を気にしてしまうものです。

 大宮を出ても隣は空席のままだったので、荷物を置いたり、娘を遊ばせたり使わせてもらいました。白石蔵王駅を通過するあたりでようやく寝て、盛岡まであと50分ほどで着いてしまうのに困ったなとは思いつつ、そのまま盛岡が近づいてきてベビーカーに乗せて降ります。1分早着して11:20に着きました。

 さっそくあらかじめ調べておいた盛岡冷麺を食べよう、と駅前広場の向かい側のビル2階にある「盛楼閣」へ。(駅を出るとほんと目の前なのですが地上から行ったので横断歩道を通るのに少し遠回りしました)

 席に着き、注文の際に娘の離乳食をここで与えてもよいか尋ねると、快諾していただけたばかりか「温めるものがあったらおっしゃってください」とまで言ってくださいました。

 冷麺ができあがるまでの間に娘の食事をはじめ、半分食べ終えたころに私の冷麺がやってきます。自分が冷麺を一口食べ、娘に離乳食を一口やるのを繰り返し、おいしく食べ終えるとまだ12時20分ごろで、帰りの新幹線の時間まで1時間半ほどあります。

 外は曇り空でそれほど暑くもなく歩きやすそうだったので、ベビーカーを押して福田パンの長田町本店をめざします。途中、地下道しかない+エレベーターやスロープもない交差点があって、ベビーカーをかついで降りたり昇ったりはありましたが、10分ほどで着きました。

 LINEで妻におみやげの希望を聞いて、コッペパンを5つ購入。

 それでもまだ1時間ほどあり、まっすぐ駅へ戻っても時間を持てあましそうだったので、盛岡バスセンターの跡へ向かってみます。……徒歩で向かうと遠いのですが、バス通りに出てすぐの「石川啄木新婚の家」バス停で時刻表を見たら、循環バスの「でんでんむし」がすぐ来る時間だったのでそれに乗ります。バスは少々遠回りしますが、ノンステップバスですし、歩いて行くよりははるかに速いです。Suicaが使えてありがたいです。

 更地(イベントスペース)になったバスセンターを眺めて、ななっく前のバス停にやってきた盛岡駅行きのバスに乗ります。2ステップ車でベビーカーをかついで持ち上げます。Suicaが使えるのはどうやら「でんでんむし」だけのようで、さすがに盛岡のバスカードは持っていないので150円を現金払いして盛岡駅前に降りたのは13:20。新幹線まであと30分です。

 駅ビルのお土産屋さんを少しながめたり、多目的トイレで自分の小用や娘のオムツチェックを済ませたりして、13:50発の「はやぶさ24号」で帰途につきます。
(実は盛岡駅へ戻るバスに乗っているあたりで娘は寝ていたのですがトイレに入った時点で起きてしまいました……)

 帰りは車いすスペースがある1号車6番B席の指定を取れたので、(席がない)C席のスペースに娘を乗せたままのベビーカーを置き、出発です。

 行きは抱っこだったので、帰りはベビーカーに乗せたままで安心……かと思いきや、娘はバスの車内やお土産屋さん物色中にひと眠りしただけでリフレッシュしてしまったようで、さっそくぐずり始めてしまいます。

 おもちゃを与えたり、麦茶を飲ませたり、いろいろと手段を講じますが、結局どうにもならなくなってとなりの空席(A席)で遊ばせることになってしまいました。

 それでも行きは最後の1時間弱を寝て過ごしていたので、帰りも……と思ったら仙台駅を過ぎても興奮はおさまることがなく、再度ベビーカーに乗せてじっとさせようとすると泣き出してしまい、おもちゃや絵本を与えても床へ放り出してしまう(床に落ちると意外といい音がしてそれが楽しい模様)ありさまで、持参した乳幼児用せんべい(ハイハイン)を与えます。

 ハイハインを与えてもおとなしくしているのは食べている間だけで、3袋(6枚)食べてまだ大宮駅で、もう1袋開けたら食べすぎだと思い、東京駅までの残り30分はベビーカーを揺らしたり、しながら過ごしました…。


 新幹線であれだけはしゃいでいたのに、東京駅と市川駅で乗り換えた総武線の快速電車と各駅停車の車内では、すこぶるおとなしくしていましたよ、、、なぜだ。。。

 妻はずっと家でのんびりできたのかと思ったら、午後は買い物に外出したりしたそうです。……とはいえ、またこういう日を作りたいと思います。
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「ちば割」で幕張のアパへ行った話(2)

 9月4日(金)は、自分は前日の泊まり勤務の明け番(10時半勤務終了)から13時ごろ帰宅したあと、洗濯などの家事を済ませつつ16時半ごろの生協の宅配を受け取って、17時ごろ出発して電車で海浜幕張へ向かいます。

 妻は船橋市内の職場で15時半の勤務終了から娘を事業所内保育室で迎えて直接向かったので、自分が家を出るころにはチェックインを済ませていましたよ。

DSC06353.JPG 18時ごろにホテルに着いて部屋で妻や娘と合流したあと、さっそく18時半から予約してあった最上階のレストランでの夕食へ。

 実は千葉県内で一番高い建物はポートタワーではなくアパホテルで、その最上階で食事ができる(しかも半額)というのですから、千葉市さまさまです。

 ちょうど9月1日からディズニーランドの花火も再開したので楽しみにしてはいたのですが、幕張から見えるには見えたもののかなり小さかったです。

 食事はたっぷり2時間かかってしまい、最後のほうは娘の機嫌もだいぶ悪くなってそそくさと部屋へ戻ります。……娘はとっくに寝る時間を過ぎているので、入浴などを省略して寝かしつけました。
(ちなみにベビーベッドは無料サービスしてくれます。ありがたいです)


 9月5日(土)の朝食は別料金(2,200円)で、土曜の朝はつけてもらいました。……朝食料金込みから半額にしてくれたらいいのに、という気もするのですが、何か事情でもあったのでしょうか。

 娘が朝寝をしているうちに自分が大浴場へ行って、起きたら+戻ったら外出しよう、と考えていたのですが、生後11か月でもいつもの我が家と違う環境が分かるのか、すっかりはしゃいでしまって遊び疲れてようやく寝る、というあんばいで、そのあたりのタイミングはなかなか合わず、自分が部屋に戻ると部屋は真っ暗です。

 時間つぶしに持ってきた本を読もうにも部屋が真っ暗では読めませんし、カーテンの裏に隠れて過ごします。

 娘が起きて離乳食を食べさせ、13時を過ぎてからホテルを出て、幕張のアウトレットで妻や娘の日用品を買い、翌日の朝食を調達して、2時間ほどでホテルに戻ります。

 夕食は地下の鉄板焼き屋で、予約の電話のとき夫婦+赤ちゃんの旨を伝えたら「それですと個室のご案内になるのですが、土曜日は混みあっておりまして17時半しか空いていないのですがよろしいでしょうか」と言われたのですが、こちらも赤ちゃんはさっさと寝かせたいのでむしろ17時半に予約をしたかったのでむしろウエルカムでした。

 昨晩の反省もあり、娘の入浴を済ませてから部屋を出ます。……地下へのエレベーターの場所が分からず、ベビーカーをかついで階段を降り、17時半からスタートです。

DSC06380.JPG 鉄板焼き屋はあまり経験がなく、シェフの所作や一人で何でもこなすのに感心しながら食べ進めていきます。

 お酒の値段が前日のレストランの倍くらいで、前日は日本酒1合だったのをグラス1杯(それでだいたい同じ値段)にしたのですが、ペースも速くて1時間くらいで終わりました。……電話予約のとき土曜の晩で混んでいるという話でしたから、ペースが速かったのは次の予約があるからということもあったかもしれません。

 帰りにエレベーターの場所を聞いたら、バックヤードを案内され、すごいところを通りながら1階まで連れて行ってもらいましたよ。前身の幕張プリンスホテルとしては1993年開業の建物なので、そのあたりは前時代的な設備です。
(もっとも、鉄板焼き屋などベビーカー連れで来る店ではなかったのでしょうけれども)

 9月6日(日)は、チェックアウトの11時までのんびり過ごして帰ります。……みんな考えることは同じようで、6台しかないエレベーターは上の階ですぐにいっぱいになってしまい、途中階から乗ろうとすると何台も見送らなければいけないあんばいでした。。。

 帰りは妻が乗ってきたクルマを運転して、自宅近所の中華料理屋で昼食を済ませて帰宅しました。


 のんびり過ごすつもりで2泊したのに案外くたびれたのか、帰宅後はリビングで座椅子に座ったまま寝落ちしてしまいました。
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「ちば割」で幕張のアパへ行った話(1)

 もともと9月第1週の週末は、私も妻も月曜に休暇をとって3連休にして、夏休みの旅行をする計画でした。

 妻の勤務先から(クラスター発生以前の話として)プライベートでも県外への不要不急の旅行を控えるよう通知されていたので、銚子あたりいいなぁと考えていたのですが、妻の勤務先の他部署でクラスターが発生+保育園からも娘の預かりを拒否されたりいろいろあって、とても旅行のプランを練る気分でなくなってしまったようでした。

 妻が乗り気でないなら家でぐうたらするか……とも思ったのですが、日に日に妻の表情や言動に疲れが見えて取れるようになり、これはいかん、と妻抜きで勝手にプランを仕立てて手配に動いたのが1週間前。

 考えていた銚子の宿はとっくに満室で、GoToキャンペーンで安く旅行できるなら高い宿に、だなんてみんな考えることは同じですね。

 GoToの地域共通クーポンが9月1日に始まるようにも思えなかったので、GoToから「ちば割」に転じて、幕張のアパホテル(元プリンスホテル)へ行ってみることにしました。
(ちば割=千葉県民を対象に千葉市内での宿泊費の50%を千葉市が補助してくれる。GoTo併用不可)

 幕張なら1泊でいいかなぁ……と思ったのですが、妻が2泊して真ん中の1日をゆっくり過ごしたいと言います。

 アパホテルの「ちば割」プランは「地上180mのレストランで楽しむ夕食付宿泊プラン」(税別6,500円)と「千葉県産黒毛和牛の鉄板焼き夕食付宿泊プラン」(税別7,500円)があって、2泊するなら違う夕食にしよう、とそれぞれ1泊ずつ予約しました。

 月曜の休暇を取ったので土日に泊まりたかったのですが、アパ公式予約サイトで「地上180mの〜」が土曜も日曜も設定がないのか満室なのか料金が表示されず、金土の2泊としました。

 アパ公式宿泊サイトから予約すると、10%ポイント還元か5%割引かを選べたので、5%割引を選んで税込6,790円と税込7,835円になりました。
(調べたら3,000ポイントからプレゼントがある+新規会員登録の時点で500ポイントをくれたので、ポイント還元でも今回の宿泊だけで何かもらえた計算でした……ちょっともったいなかったかな)
author by よんなん
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