うつ状態で子ども番組を見ると

 このところ気分が落ち込み気味で、まだ仕事を休むほどではないものの、いわゆる「うつ状態」です。

 週末、娘が家で過ごすとき、ベネッセのオンライン幼稚園(の見逃し配信)を見せています。

 2時間近く、いろんなコンテンツが流れるので重宝しているのですが、歌はなんだか物悲しいメロディが多いなぁと思って聞いています。

 「じかんのうた」とか、「ぼくはおちゃわんせいじん」とか。

 特に「じかんのうた」なんて、自分は(前回うつ病を発症してから)10年以上の時間をかけて何をしてきたんだろうか……という気分になります。

 妻にそのことを話すと、「私はそんなふうに思わないけど、セロトニンが少ないとそういうふうに聞こえちゃうのね」と言います。

 そういうものなのでしょうか。
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うつ状態?

 どうもここ1か月ほど、頭が回らない感じがします。

 休日はやりたいこともなく、それどころか起き上がる気力もなくごろごろしています。娘から「おとうさん、あそぼ」と言われるのがつらいです。

 妻から「(娘の面倒は見ておくから)出かけてきていいよ」と言われても、出かけたいところがありません。……以前は、月1回は新幹線に乗ってどこかへ出かけていたのに。

 おまけに、夜寝ても朝3時とか4時とかに目を覚ましてしまう始末です。

 新聞の記事もあまりよく読めなくなり、買ってきた本も読めずにいます。……マンガは一応読めますが。


 病院にかかって先生にお話をすると、「脳のエネルギーが足りていないですね」と言われ、睡眠薬などを出してもらいました。


 前回の病気休職から復職して10年、どうにかやってこれて、いちおう今のところは出勤も続けられている状態ですが、「再発」という言葉が頭をよぎります。

 原因は何だろうと思うわけですが、おっかない上司がいるとか心当たりはないわけではないものの、決定的な「これ」というものが思いつかないのも困りものです。

 さいたま市への往復3時間通勤がつらいなぁというあたりでしょうかなんでしょうか。
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寛解後はどこまで復調を望めるのか

 去年7月に企画部門へ異動になり、最近痛感するのは「頭が働かない」「作業に時間がかかる」「記憶力が低い」ということです。

 上司から付与される課題は、なかなか期待に沿って成果を出すことができずにいます。

 そのほか、1時間あればできると思っていた作業に2時間以上かかってしまうこともざらです。……これはもともと2時間以上かかる作業を「1時間あればできる」と考えてしまうのが問題なのだろうとも思いますが。

 先輩から仕事を教わりつつメモを取るとき「メモを取るほどのことじゃないですよ」と言われることも一度や二度ではありません。(→ほかの人はメモを取らずに覚えられる)


 家で妻と話をしていても「もっと頭を使って?」と言われる始末です。

 このところテレビ番組も総集編や再放送が増えましたが、一度見たはずの話題をちっとも覚えていない(一緒に見ていた妻は覚えている)のも気になります。


 職場でも家でも、言われたことはできるのですが、自分で考えることはなかなか周囲のスピード感に追いつかないようです。


 病気休職から復帰して8年、服薬が終わって5年が経ち、さらに通院が終わって間もなく5年になろうとしています。

 業務復帰後の過ごし方について、Google先生に聞いても勤務先の保健スタッフのみなさんも、主に言及するのは「再発防止」で、これまで自分でもそれを主に考えて過ごしてきました。


 そういえば、周りの人々ができているくらいに頭を働かせられるようになれるのだろうか? とGoogle先生に聞いてみても、これといった答えが返ってきません。


 『ツレがうつになりまして』でも、ツレはそれまでのサラリーマンを辞めて主夫になっています。

 やはり、そういう既往歴があると、周囲と同じように頭を使った仕事をすることは難しいのでしょうか。


 もっとも、前々職に復帰して1年〜1年半くらいは、職場には「出勤するのが仕事」状態ではあったものの、家のことや趣味のことはもう少し頭を使ってやっていた気がします。

 8年前の出身サークル60周年記念行事を(頭が回らないなりに)切り盛りしたころのFacebook投稿を見ると、「いま同じことはとてもできないし思いつかない」と考えてしまいます。

 既往歴がどうとかではなく、この7〜8年間の過ごし方に課題があったのでしょうか。


 つらつらとそんなことを考えている昨今です。
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10年スパン

 2010年にうつ病と診断されて1年半会社を休み、2012年に復職してからも職場へ出てきて座っているのが仕事みたいな日々が続き、2013年に現職へ異動した後もしばらく言われたことをやるだけの状態が続いていました。

 2011年に入社同期諸君がパスしている社内昇職試験には2016年になってようやく受かり、6年かかってやっとここまで戻ってきた、スタートラインに立ったと思っていました。

 同期諸君からは5年遅れですが、その間に人事制度改正があって4年後輩のみなさんと一緒に受かっています。(その間の後輩のみなさんにはすでに追い抜かれています)


 さて、試験に受かった人たちは(私も含めて)2017年に係長級に昇職しましたが、その先の昇進は試験がなく、人事考課によることになっています。

 社内を見回すと、今年に入って4年後輩にあたる方々がぽつぽつアシスタントマネージャーに登用され始めていて、ついにいま私がいる職場にも異動でやってくることになりました。直属ではないものの、後輩が私の上司になります。

 これまで3年間、後輩諸君が他の職場で登用されても私がいる職場には「後輩に当たる上司」の配属がなく、(推測ですが)会社もある程度は私のような社員がいることに配慮をしてくれていたんだろうと(勝手に)(能天気に)思っていました。


 ついに後輩が上司になるという現実を前に、

「6年かかってようやく復帰した、よしこれからだ、と思っていたら、まだ追い抜かれ続けている……!」

と単に社内イントラネットのアドレス帳で他職場での登用を知る以上に強烈に思い知らされるわけです。


 メンタルをやられると復帰まで10年かかる、とどこかで耳にしたのが現実味を帯びてきたかもしれません。
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睡眠薬は飲まなくなりましたが

 病気休職〜復職後しばらくまで、睡眠薬を処方されて服用していました。

 徐々に睡眠薬がなくても眠れる日が増えてくるようになって薬の処方が終わり、その後通院も終わりました。

 ……とはいえ、ときおり眠れない日が続くこともあります。


 私の場合、眠れない日でも寝るときはすんなり寝付けますが、未明に目を覚ましてしまうパターンです。

 夜9時台に就寝したあと午前1時とか2時とかに目を覚まして、睡眠時間が4時間とか5時間台のような日が1日くらいならどうにかなっても、何日か続くとさすがに昼に寝落ちはしないまでもぼや〜っとするようになります。


 ふたたび病院にかかる前にできることはないだろうか……と市販薬の睡眠改善薬などを試してみるわけです。

 以下に書くことはあくまで「私の場合はこうだった」という内容です。


DSC09531.JPG まず有名なところで「ドリエル」です。
 他社から同じ成分と効能で売られているもの(ドリエルより多少は安い)を買ってきて、休日前に試してみました。

 「ドリエルには偽薬効果すらない」という評判も耳にしたことがありましたが、たしかに処方薬(たとえばレンドルミン)のように「飲んで15分後の記憶がない(=寝落ちしている)」というような即効性はありません。

 でも、1時間ほどすると猛烈に眠くなってきます。

 さらに、翌朝になっても薬が残っている感じがしてぼけーっとしてしまいます。これはどうにも困ったものです。処方薬は翌朝スッキリしていたのに、市販薬はこういうところが違うのでしょうか?


 さて、「ドリエル」は抗アレルギー薬の副作用を利用したものだと前に聞いたことがありました。

 いろいろ調べてると、「レスタミンコーワ」という抗アレルギー薬と主成分が同じだということが分かります。
(ただし「レスタミンコーワ」の効能に睡眠改善はうたわれていません)


DSC09532.jpg もともと花粉症に悩まされていることもあり、花粉症シーズンに買ってきてみました。

 所定の服用量は1回3錠を1日3回ですが、自分の場合、寝る前の1回でも花粉症シーズンの鼻水や目のかゆみはじゅうぶん軽減できるように感じています。

 主成分はドリエルと同じとはいえレスタミンコーワは糖衣錠なので飲んだあとの溶け方は違うのだろうと思いますが、飲んで1時間ほどすると猛烈に眠くなるところは同じです。
(なので、1日3回も飲んだら1日中寝てしまうことになりそうです)


 有効成分を見てみると、レスタミンコーワ1回3錠あたりジフェンヒドラミン塩酸塩30mgです。1錠あたり10mgということになります。

 一方、ドリエルの類は1回2錠あたりジフェンヒドラミン塩酸塩50mg……レスタミンコーワ5錠を一気に飲んでいるのと同じです。

 レスタミンコーワ3錠でも十分眠くなるのに、なるほどドリエル(とその類似商品)は翌朝になっても薬の効き目が残っている感じがするわけです。


 花粉症シーズンの終わりには一度にやめずに1回2錠…1錠…と徐々に減らすようにしていますが、寝てしまうのに関しては2錠でも副作用による効果(?)があるのか、未明に目を覚ましてもほどなく寝落ちしてしまいます。

 
 ところで、抗ヒスタミン薬を飲むうえで気をつけなきゃいけないと思うのは、明らかに唾液が減ることです。

 4月に虫歯で歯医者にかかりましたが、花粉症シーズンにこうした薬を飲んでいて寝ている間に唾液が減っていたことと無関係ではなさそうな気がしています。

 寝る前の歯磨きはより一層念入りにする必要がありそうです。


 さて花粉症シーズンが終わり、ふと新聞広告に味の素の「グリナ」というアミノ酸サプリメントの広告を見つけました。

 以前はこういう医薬品でない補助食品は効能をうたえませんでしたが、「機能性表示食品」制度が2015年に始まって「グリシン3000mg配合で睡眠サポート」とズバリ表示をしています。

DSC09472.jpg 「グリナ」は30日分6,415円とずいぶんいいお値段がしますが、食品添加物のグリシンなら1kg1,000円台で手に入ります(Amazon)。……1回3g(=3,000mg)なら1kg買えばおよそ1年分です。

 さっそく取り寄せて寝る前に飲んでみると、医薬品のようなあからさまな効き目(副作用を含めて)としての眠気は感じられないものの、たしかに未明に目を覚ましても目を閉じていればほどなく再び寝入るようになりました。

 また、「ドリエル」などのジフェンヒドラミン塩酸塩による眠気は単に眠くなるだけで睡眠の質を改善するわけではないらしいのですが、グリシンを飲んだ晩は夢を見る回数が少ない気がして、おそらくは深く眠れているのかもしれません。

 Amazonの口コミでは寝る前に6g飲むという人もいましたが、個人的には6gも飲んでみた翌朝もあんまりご利益(?)がなかったような気がして、それ以後は「グリナ」に入っているのと同じ3gを水や牛乳に溶いて飲んでいます。


 しばらく、眠れないと感じるときはグリシンのお世話になることになりそうです。


 余談ですが、手元に残っていた処方薬の睡眠薬(サイレース1mg)を休日前に(自己責任で)飲んでみたことがありました。

 処方されていたころはそれで8〜9時間寝て翌日はスッキリだったのですが、いまになって飲んでみると筋弛緩作用があるのかどうか翌日は日中になっても体がだるく、とんでもない薬を飲んでいたものだ(というか不眠のレベルがとんでもなかった)と思い知りました。。。
(しかもサイレース2mgを処方されていた時期は、その2倍量を服用していたわけです)


 もちろんですが、眠れない日が続くと感じたときは、夕飯でお酒を飲まないようにするとか、夕方以降はカフェイン入りの飲み物を飲まないようにするとか、帰宅したあと自宅でパソコンを使わないとか、(おまじないレベルかもしれないものの)寝る前に牛乳を飲むとか、そういうところから気をつけるようにしています。
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本を読む気になるまで7年

 2010年に心身のバランスを大きく崩して以降、マンガ以外の本がとんと読めなくなっていました。

 業務用資料のたぐいは読めましたが、それ以外は実用書もライトノベルもほとんど読めませんでした。

 読めないというか、読み進められないというか、1ページを何べん読み返しても書いてあることが頭に入ってこないというか理解できないというか、そんなあんばいでした。

 ようやく小説が読めるようになったのが2015年だったでしょうか。
 箱根駅伝を舞台にした『風が強く吹いている』で、箱根駅伝そのものは正月に中継で楽しんでいましたから、背景も想像しやすくて読みやすかったのかもしれません。

 その後も『火車』のタイトルが気になって読み始めた(中国語で「汽車」の意味なので、きっと鉄道に関するお話だろうと勘違いしていた)のや、『熊嵐』などを読み終えることができました。
(タイトルを個別に挙げられる時点で、その程度しか読んでいない証左ですが)


 しかしビジネス本や実用書のたぐいは、相変わらず読めないままでした。


 ふとした転機は、4月に赴任した新上司から「出張のとき駅の本屋で買って新幹線の中で読み終えた本だから、君くらいの通勤時間(片道2時間)なら片道で読み終えるだろう」と1冊の本を渡されたことでした。

 コミック本といえども1冊読み終えるのに数日かかっていたのにハードル高いぞ……と思ったのですが、昨今書店でよく見かける「マンガでわかる〜」自己啓発本で、元の文字版(?)に比べて内容もダイジェスト版になっていたこともあってか、確かに片道で読み終えることができてしまったのです。


 じゃぁこれの原著を読む気になるかというとなりませんでしたが、書店の店頭でふと気になった新書を買ったら、3日とかからず読み終えてしまって自分でもびっくりです。

# 話は脱線しますが、ecute大宮のリブロに立ち寄ると何かしら本を買ってしまうので危険です……JRのエキナカモールなのにモール運営会社がJR系列の書店ではなくリブロを入れたのがなんとなく分かる気がします

 4月に昇職して、おかげさまで毎日1冊ずつ新書を買ってもお釣りがくるくらいには給料が上がったので、日々1冊は読み切れないにしても、文字で書かれた本をもうちょっと積極的に読んでみようと思ったのでした。


 ……この域に戻ってくるまで7年かかりました。
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8年のブランク

 8年ぶりに海外旅行へ出かけました。

 前回は2008年のことで、その2年後に体を壊してからはずっと国内に引きこもっていたわけです。

 そのほとんどの時期を無為に過ごしていたので、8年という年月の重さはあまり実感がなかったですが、ふと、7歳で初めて海外へ出かけて以来8年間も海外へ出かけなかったのは人生初だと気がづきました。

・1987年 父親の勤務先の職員旅行で香港
 (あの頃は景気がよかったので、連れて行ってもらえた)
↓6年
・1993年 当時住んでいた市の国際交流事業で姉妹都市に派遣
↓7年
・2000年 シンガポールで鉄活動+モス活動(大学に入って初の海外)
↓以後、学生時代〜社会人初期は数年おきに海外へ
・2008年 上海で鉄活動
 (これ以後、海外旅行が途絶える)
↓8年
・2016年 桂林

 小学3年で香港へ出かけてから中学3年でアメリカへ行くまでよりも長い間、国内に引きこもっていたのかと思うと、どれだけ長い間を無為に過ごしてしまったのかとあらためて思います……。
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通院終わりました

 3月に投薬が終わり、それ以降の診察では近況をお話しするだけになっていました。

 5年前の日々がうそのような絶好調、もうこの先は希望しか見えない、なんて日々ではありません(←そんなことでは逆に心配です)が、別に仕事へ行けなくなるだとか、何をしても楽しいとも嬉しいとも思えないだとか、そんな困りごとがあるわけではありません。

 困りごとがほぼなくなったとはいえ、患者から勝手に来なくなるのはNGだと思って、診察の最後に先生から「次はいつ来ますか?」と聞かれるたび、あぁまだ来なくなっていい段階じゃないんだなとがっかりしつつ1〜2か月先の日を予約して帰っていました。


 そうはいってもさすがに、世間話だけをしに電車に乗って診療代を払って土曜日を半日つぶす意味あるのかなと思うようになって、きょうの診察で同じ事を聞かれたとき、思い切って

「ここへはあとどのくらい、いつごろまで通えばよいのでしょうか」

と聞いてみました。

 そうしたら、先生からなんと


「それは高橋さんが決めることです」


という思いもよらぬ返事が戻ってきましたよ。


 とはいえ、そう言われたからって「じゃぁ今日を最後にもう来ません」と言ってもいいのかな……と思案していると、

「(次の診察日を)いま決めなくてもよいですから、後日お電話で予約、でもいいですよ?」

と提案されました。


 薬を投与されているなら薬がなくなるまでには予約をして来院するでしょうが、昨今みたいな状況で果たして後日自分が電話するだろうかと少々考えて

「そんなことでは、もう来なくなるかもしれません」

と正直なところをお話したら、

「それでも構いません」

だって!!


 投薬が終わった段階で面会した、勤務先でこの科を専門にしている産業医の先生からも「この先何か困ったことがあったらいつでもいらしてください」と言われましたし、いまどきは

「あなたもう来なくて結構です」
「通院生活からは卒業です」

みたいなことを言わないのかもしれません。


 会計で事務の方から

「では、次回のご予約はお電話にて承ります」

と告げられて終了です。


 またいつの日か内科で処方される頭痛薬が効かない頭痛やら検査してもどこもおかしくない頭痛やら何週間も続く不眠やら何やらに悩まされることでもなければ、自分から予約をして積極的に来ることはたぶんないでしょう。


 こんな終わり方だったので、表題のような言い方で吹聴してよいのか……という気もしますが、そんなことではずるずる引きずるだけでしょうし、ここで一区切りととらえることにします。


 おととしの年末だったか、入社同期で集まった飲み会で、本社で活躍する同期君から

「俺も一回病気休職して1〜2年休んでみてぇよー」

と言われましたが、この5年間で(得たものもあったのでしょうが引き換えに)失ったものを考えると、とてもとても全然いいもんじゃありません。。。
author by よんなん
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超難問 「将来の希望」

 今年も「最後の」昇進試験の面接シーズンがやってきました。

 「最後」というのは、これに受かってしまえば残りの昇進は試験ではなく人事考課によるのみ、ということで、受けるのが最後ということではないです。


 ……入社同期の諸君は、私が病気で会社を休んだり復帰後も一人前には仕事をしていなかった間にとっくに合格し終えていて、3年遅れています。


 さて、昨年に前職場で受けたときは受験票1枚で受けに行けばよかったのですが、異動してきた現職場のエリアには「個人カード」なるA4大の履歴書のようなものがあって、先週だったかに突如渡されて、あらかじめ記入して面接当日に持参すること、と言われました。

 入社後の職歴やら、持っている資格、それから当面の希望など、淡々と記入すればよい欄はどうってことなかったのですが、


「将来の希望」


という欄がどうにも埋められなくて困りました。


 いまなお通院加療中の身で病状の改善も見通せないなか、当面は現在の職場で一人前の仕事ができるようにする、という目標以上の目標など考えられないのです。

 ……あと、勤務先では苦しまぎれにうっかり書いてしまった希望職種が何かの拍子に人事担当者の目に留まって希望したことじたいを忘れた頃に異動、という話はよく聞くので、うかつなことも書けません。

 こんな欄ひとつ埋めるのに何日も何日も悩んでしまい、ほかの想定問答の答えを練る以前に面接当日が近づく一方です。orz


 職場で面接の予行練習をしたときも、まさかここを空欄では出せんぞ、入社したときの動機か何かないのか、と指摘され、とりあえず10年前の入社時に考えていたようなそれっぽいことを書いて出しはしたものの、面接本番で「そのお仕事に思い入れでもあるのですか」と触れられてしまい、思い入れと言われると……と素で返事してしまいました。(最低)


 「空欄では出せない」というアドバイスでしたが、無理に埋めないで「まだ将来を考える段階ではありません」と(ばか)正直に書けばよかったのかな。。


#2014.9.4追記:案の定、来年また受けなおしてください、という結果が出ました。
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回復期の危うさ

 休職から復帰してしばらくたつと調子も徐々に戻ってくるのですが、ここでペースを勘違いして再び体調を崩すケースが多い、と勤務先の保健スタッフからクギをさされています。

 本人がいいと言っている(勘違いしている)のだから、と、後先考えずに業務量を元に戻す会社でなくて(本当に)ありがたい話です。


 さて、業務では上司と保健スタッフの連携で引き続き配慮をしていただいて、自分でも気をつけていますが、業務外でつい「頑張って」しまうできごとがありました。


 まずは先週の都市対抗野球。

 職場がレクリエーションの一環で応援している企業チームの試合に出かけることと、もともとアマチュア野球応援は自分自身の趣味でもあって、出かけるからには妥協は自分が許さず(←それがいけない)、つい気合が入ってしまいます。。

 勝ち抜き戦なので(ここだけの話)応援しているチームがサクッと負ければそれで終わるから……と、応援に熱が入る一方心の隅っこでそう思ってたら、それとは裏腹に決勝まで進出してしまい、日・月・火3日連続で野球応援(しかも月・火はナイターで翌日は通常通り出勤)です。

 おまけに、初戦と準々決勝で、日曜日だしおつまみの差し入れをする程度の余裕はある……と考えちゃったのが運のつき、応援チームが連戦連勝で「勝利のから揚げ」などと職場の人たちからおだて上げられ、そう言われてしまうと作らないわけにいきません。

 月・火の準決勝・決勝は、前日の試合が終わって帰宅して、寝る前に材料を仕込んで、朝出勤する前に作って……という日が続きました。
(その代わり、特に期待してなかったのに後日の会計でおつまみ・飲み物代が私だけ無料になりました…)


 ただ、自分で言うのもアレですが、趣味が高じて積み重ねてきた入場その他のノウハウを遺憾なく発揮して、シーズンが終わってみれば職場からの動員数は例年よりかなり増えた(=よい場所で見られるという評判が評判を呼んで来る人が増えた……らしい)、とのことでした。

 先輩社員のご家族(年配のご婦人)から「あんな席で見られたのは初めてです」などとお礼まで言われちゃったりすると、(仕事以外のこととはいえ)お役に立てたようで嬉しいことではありました。


 それが終わったら、先週末の結婚披露宴で司会です。

 司会のプロではありませんが、素人なりにあれやこれや「こだわり」をもって「頑張って」しまいました。


 先週1週間だけで、ああ……保健師さんや産業医の先生がおっしゃっていたことはこういうことか、無理は禁物だ、と思い知るに至ったのですが、そこへ降ってきたのが「昇職試験の1次合格」通知。


 2次の面接試験は来週です。

 当日へ向けて会議室を確保して管理職の方々が模擬面接をやってくれる……のですが、社内の資格試験とはいえ、試験対策は「勤務時間外」にやらなければいけません。終業後です。

 保健師さんからは「無理のない範囲でやってください」と言われてはいたものの、「事情」をくわしく知っている管理職は直属の上司と総務関係の限られた人(と、何らかのきっかけでこのブログを見つけた人)だけなので、模擬面接を断って帰るなどとは「私は受かる気がありません」と宣言するようなものです。

 逆に、現在は事務所の本所勤務という「本番と同じ会議室を借りて模擬面接ができる」等々の恵まれ(すぎ)た環境にいるので、「今年無理をしなくていつ受かるんだよ!」という焦りも自分の中で出てしまいます。。


 おまけに、祝日のない月〜金の「5日勤」を3週続ける、ということはやってないなか、前回の祝日が7/15の「海の日」だったので、先週から数え始めると来週が3週目です。

 しかも先週は上述の通り、これまでにないハードな「5日勤」をこなしています。

 これまで、3週目に祝日がなければ水曜日か木曜日に休暇を取って体を休めていたのですけれども、よりによってその木曜日が面接ですから、当日はもちろん前日に休むなどとはありえません。
(休んでもいいけど、どっちみち試験対策や試験そのもので職場へ出てくることになって丸一日の「休養」には充てられない)


 「無理」をするのは来週まで……来週まで……と言い聞かせていますが、、、、
author by よんなん
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