最後の早稲田

IMGP7607.jpg 科目等履修生として受講していた、前期火曜4限「教職研究IV(生涯教育)」の教場試験でした。

 問題は、「生涯教育、生涯学習をめぐる議論や、国内の政策を踏まえたうえで、今後、日本の生涯学習はどのような点に重点を置き、進めていくべきか自分の考えを述べなさい」

>自分の考えを述べなさい
>自分の考えを述べなさい
>自分の考えを述べなさい

というもので、前段の「〜を踏まえたうえで」の部分で講義の流れを大きく外れていなければ、評価はともかく単位は来るだろう、という気がします。

 これで単位がくれば、書類をそろえて千葉県教育委員会へ持参するだけで、高校理科の一種教員免許がもらえることになります。

 …残念ながら今年の4月から教員免許は更新制になったので、10年後には期限が切れるのですが。(それ以前に取った人は、教職に就かなければ終身有効)

(更新講習は現職教員のほか、期限切れの教員免許を持っていて教職の内定がある人しか受けられない、、、って、そもそも教員免許を切らした人が教職の内定なんてもらえるの?)


 3月に出願したときは、正社員のサラリーマンとして勤めながらの履修になることから、何度か会社を休めずに欠席せざるを得ないかなぁ、、と予想していましたが、勤務を作成する上司のおかげで一度も欠席せずに終えることができました。


 普段は、鉄研の部室へ顔を出して、講義を受けてまっすぐ帰るだけでしたが、今日は演劇博物館に寄ったり、図書館へ行ったり、うだうだと20時ごろまで早稲田界隈にいました。

IMGP7608.jpg 今日初めて気づいて驚いたのは、南門真向かいのam/pmの2階テナントが「株式会社キャンパス」(=早稲田大学の関連会社)になっていたことです。(!)
(株式会社キャンパスのwebページによると、2月から入居している模様)

 am/pmの2階といえば某左翼過激派組織の拠点(と言われていた場所)で、年がら年中カーテンが閉じているわ、隣にあった旧第一学生会館と両方見渡せる場所に(大学敷地内なのに)堂々とたこ焼き屋の屋台が出ているわ、知る人ぞ知るスポットだったはずです。

 たこ焼き屋は、一般のテキ屋だったら大学当局が敷地内での営業許可を出すとは思えないにもかかわらず、大学が な ぜ か 敷地から排除しないので「公安たこ焼き」というもっぱらの評判でしたね。。(行けば普通に売ってくれた)

 第一学生会館もなくなって、新学生会館は歩いて10分ほどの戸山キャンパスの向こうになって不便になりましたし、なにより、彼らにとって学内から数千万〜億単位といわれる資金を吸い上げられそうな利権もなくなりましたから、わざわざあの場所に家賃を払って入居する理由もなくなったのでしょう。

 それにしても、□とか○が出て行った跡に大学関連会社が入るとは、たいしたもんです。
(もう元に戻ることはありえないし、彼らの跡が空きテナントにならないなら大家も追い出しやすかったのでは……と推測)


IMGP7611.jpg あとは、図書館で平山郁夫の「熊野路・古道」を眺め、3階雑誌コーナーにある「W形」のソファーで『谷中根津千駄木』をパラパラ読んだり。
(大学図書館で創刊号から全巻所蔵している)

 帰り際にふと目に入った掲示によると、今年の3月から「校友図書館カード」発行には年額5000円の校友会費(=OB・OG会費)納入が必須になった、とのことでがっかりです。

 いま持っている「校友図書館カード」は今年3月で期限が切れており、今年度は科目等履修生の学生証で入館できますが、来年度以降は“図書館利用料”年間5000円ですよ。
(私は、気が向いたときに立ち寄ることはあっても、特に頻繁に利用することはない)

 「校友会費」なんて当局が何に使っているのか得体も知れないのに、そんなもの払えるか!

 三田や日吉のとある義塾に比べて、OB・OG会費や寄付金の集まりが悪い、とかで、大学当局が業を煮やしての施策でしょうが、いまの白井総長はろくなもんじゃありません。
(同じ路線とはいえ前の奥島総長のほうがまだマシ)

 とはいえ、「何らかのご事情で校友会費をご納入いただけない方」は、校友課でその都度手続きをすると「一日利用」ができるのだそうです。

 校友課が休みの日曜日などは使えないものの、一応の抜け道は用意されているようです。


 ……まぁ、「有料図書館」として考えれば、六本木ヒルズの「六本木ライブラリー」が年額10万5000円なのと比べて、5000円とは破格の安さですから、頻繁に通うようなら大学当局の軍門に下るのも悪くはないかもしれません。


 それはそうと、高崎から新幹線で通学すると、早稲田キャンパスの行き帰りに「本庄早稲田」を通って行くことになるんですね。

 最後の最後にふと思いました。
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なにそれ!? かわいい!

 出勤するなり、 わ た し が 言われた一言です。。。


 朝起きて天気予報を見ると、とっても悪いんです。

 いまの仕事は、大雨が降ったり強風が吹いたりすると、突発的な仕事が増えて休憩時間返上で対応するので、20時〜翌1時50分に設定されている仮眠用の休憩時間が吹っ飛ぶこともままあります。(幸い、私はまだない)


 めざましテレビの長野キャスターが、かわいい顔して天気を伝えているわけですが、「お前は否応なしに徹夜だよ!」と言われているようなもので、すっかり気分は憂鬱です。

 超過勤務手当(22時以降へずれ込めば深夜加給も)はちゃんと出るので、アルバイトができないサラリーマンにはちょっといいものを食べに行けそうな程度の臨時収入が得られる機会ですが、三度のメシより睡眠が好きな私には、そんなのいらないから寝かせてくれ! という気分です。


 で、朝からすっかりやる気もなく、髪型も前髪は適当に前におろしたままで出勤したんです。


 休みの日はそうしていることも多いので自分は別にどうとも思っていなくても、普段そんな髪型では出勤しないからか、おはようございますと職場内をあいさつをして回る時点でみなさんの視線が普段と違うんです。

 表題に書いた、「なにそれ!? かわいい!」をはじめ、「お人形さんみたいだ」とか、そうでなくても「…? 何か普段と雰囲気違くない?」等々、そんな言葉をいただきました。。。


 にしても、「かわいい」とか「お人形さんみたい」って、女の子に対するほめ言葉ですよね。

 幼稚園に上がる前後こそ、私を連れた両親があちこちで「女の子ですかー?」と言われたとは聞いていますが、30になって言われるとは思っていませんでした。。。

 まぁ、バカにされるよりはよほどいい(幸い、そういう職場の雰囲気ではない)のであって、いまの職場は男性しかいないのに、、とか余計なことは考えないようにしようと思います。。


 天気も、群馬県の館林市で竜巻が発生して同業他社が深夜まで開店休業状態になったりしたものの、勤務先の営業エリア内では当初の予想ほどにはひどくならず、周囲の先輩方のサポートのおかげもあって休憩時間も昼下がりの30分を返上するだけで済みました。。。
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高速教習、次回は「みきわめ」

IMGP7603.jpg めずらしく、2日連続で教習所に来ました。

(写真は、応急救護のとき写真に撮れなかったジャミィ人形)

 きょうは連続2コマが取れず、合間の1コマで効果測定(学科検定)を受けました。

 学科練習用のパソコンを使ってセルフサービスで受けます。

 「駐車禁止の場所でなければ、道路(特定の村の区域を除く。)に夜8時から翌朝7時まで駐車してもよい」、、、、えーっと、連続して路上駐車していいのって何時間までだっけ??

 これを含めて5問間違えましたが、どうにか95点で合格できました。


 あと、「路線バスの運転者は、定められた時間よりも早く出発することは禁止されているが、遅れるのはかまわない」では、自信満々に「○」と回答して間違えました。

 終了後に渡された解説では「旅客のことを考え、基本的に定刻通りの運行に努めるようにする」だそうです。。。

 早発禁止は知っていましたが、、、、遅れてもいかんのですか。

 解説には「基本的に」という一言があるので、もちろん遅れてよいケースもある、という理屈なのでしょうが、この設問で「×」が正解だなんて、もし私の勤務先でこのような従業員教育をした日には大変なことになりそうです。。。



 さて、2コマ目は高速教習。

 ……というか、教習項目としては「12.地域特性に合った運転」で高速教習とは決まっておらず、地域によっては山道を走ったりするみたいです。

 普通車の免許を取ったときは、特別教習と高速教習が別にあって、特別教習では京葉道路、高速教習で東関道を走りましたっけ。

 普通車の高速教習では3コマくらい使って市川から成田まで行って帰ってきましたが、こちらは前橋ICと渋川伊香保ICを往復して1コマで終わりました。


 元神戸市バスの教習車が関越道を時速100キロで飛ばすのか! と思いきや、指導員から「80km/h以下で行ってください」と指示を受けました。

 関越道の前橋IC〜渋川伊香保ICは速度制限標識がない(=バスは100km/h以下)のですが、特別教習だからか、普通車の高速教習と違って「100キロ出さないと教習したことにならない」ということはないようです。

#普通車の免許を取ったときは、東関道が千葉北ICまで80km/h制限なので、そこから先へ行かないと高速教習にならない、という説明だった。


 それにしても、料金所のレーンはバスの幅ギリギリです!

 指導員から「ETCレーンは必ず20km/以下で通過してください」と言われましたが、言われなくても10km/h前後でソロリソロリと通過しちゃいます。

 ……ハイウエイバスに乗っても、こんなにノロノロ通過しているのなんか見たことありませんが、職業として運転している人はすごいですね。


 高速道路は道幅も広くて遠くも見通せて運転は楽ではありますが、前職で長時間機械を操作していたとき同様に、絶対眠くなるんだろうなぁ、という気はしました。
(一般道では障害物が多すぎてとても眠くなるヒマなんかない)


 最初のコマで「6.旅客輸送を想定した運転」もどうにかクリアでき、効果測定も終わりましたから、残すは第2段階教習のみきわめと、卒業検定だけになりました。
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長かったけど、そろそろ終わりだね

IMGP7605.jpg きょうの大型二種の技能教習は「悪路の運転」でシミュレーター教習でした。

 その前は「夜間の運転」で、夜間も見通しが悪いという点では悪路じゃねーんかい、よぉ? と指導員に(上州弁で)聞かれ、それもそうだなと思ったら、運転代行で二種免許を必須にしたときに「夜間の運転」を切り離して1コマ独立させたのだそうです。
(運転代行業は夜間の営業が主に想定されるので)


 このシミュレータ、およそ1000万円だとか。
 ……そのわりには普通車の機能しかないうえ、体感装置は座席とハンドルが上下にブルブル振動するのと、(ブレーキが強く踏むと)シートベルトがギュッと締まるだけ、と、しょぼい代物ですが。。。


 とはいえ、勤務先で訓練に使う特殊機器の操作シミュレータは、サマージャンボで1等前後賞が当たるとやっと1台買える値段(1等だけでは買えない)とかどうとか耳にしたので、あの機能と比べてはいけませんね。。。


 教習項目6の「旅客輸送を想定した運転」がなかなかクリアできず(←それって私の本業的にどうなの!)、いつ卒業できるんだ、、、という気がしていましたが、指導員から表題のような言葉をいただき、どうにか見込みがつきそうです。

 たいていの教習生は、1〜2ヶ月で卒業してゆくのだとか。

 そういうこともあってか、シミュレーターで実際に運転したのは最後の15分で、あとは指導員のよもやま話でした。


 平成19年の道路交通法改正で、それまでの大型自動車が中型に、特定大型が大型になって、鋭角やS字、方向変換、縦列駐車のコースを全部作り直してずいぶん苦労したそうです。
(外周の舗装も、バスや大型トラックの重量に耐えられるように直した由)

 コース作り直しは費用(およそ8000万円)もそうですが、既存の外周コースの内側でスペースを捻出して、規定に合った鋭角とS字を設計するのが大変だったそうです。

 最終的には設計業者の手を借りたそうですが、途中まで教習所の職員が“直営作業”でやったらしいですよ。。

 バスはちょうど大都市の排ガス規制の影響か、50万キロ程度しか走っていない関西地方の市バスで放出品があったので500万円ほどで手に入った(新車だと2000万円弱)そうですが、トラックは特注品で本体価格300万+改造費500万円だったとか。

 本体より改造費のほうが高いなんて!

 教習用のトラックはダブルキャブ(=消防車のように後部座席がある)でなければいけないのに、消防車は中型車ベースなので既製品にはなかったそうです。


 最近、廃業する自動車教習所が目立つなぁ、と思ったら、少子化、というよりもそのあたりの新規投資が負担だったんでしょうか。


 それと、新規に新しい大型教習所の指定を受けたときの苦労もうかがいましたが、交通安全協会(=警察の外郭団体)直営だからって簡単な話ではなかったとは思いませんでした。。。


 それにしても、せっかくの最後のシミュレーター教習だからと、たくさん事故を起こしたのに、事故を起こすと何事もなかったかのように次の場面へ移って再スタートなんですね。。

 シミュレーターというと、必ず突発事態が発生してそこから訓練が始まるようなイメージがありましたが……それは職業病というべきでしょう。
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今日も今日とてナス生活

IMGP7602.jpg 先週来た「珍味」に今日も来ました。

 平日の13時過ぎだというのに、店があるビルの2階へ上がる階段には7人ほどの行列が!

 先週はすぐ座れたんですけれども、やはり閉店の日が近づくにつれて、廃止間際のローカル線やブルートレインのようになってゆくのでしょうか。(←なんだその例えは)


 注文は、席に着くなり「ナス大盛半ライス」(650円+大盛100円+半ライス(唐揚げおまけ)100円=850円)。

 大盛100円は、ごはんだけでなく、おかずも大盛になるんだそうです。


 別のお客さんが、食べ始めてから「半ライス」を追加注文していましたが、やはり、おじさんに「後から言わないでよ〜 うちのナスおいしいんだからさ〜 食べられるんだよ〜」ブツブツ苦言を呈されていました。

 壁には常連の学生が書き残したと思われる色紙がいっぱいですけど、その一つに

「おじさんの毒舌と おばさんの笑顔 priceless」

なるほど。



 ……来週も来ようと思えば来れますが、もっと混むのだろうと思うと、並んでまでは、、、という気がします。


 さて、今週は補講です(休講が1回あったので)が、すでに前期試験は始まっているのか、早大鉄研の部室では勉強に励む会員の姿もありました。

 って、部室に来ている時点で、勉強をしようと思っても無駄無駄ムダぁぁぁぁぁッ!

 少なくとも、私は当時のラウンジ(旧第一学生会館時代は部室がなかった)で勉強なんかできたためしはありませんでしたけれども。

 後輩一名が「2時になったからメーヤウ行くか〜」と言って部室を出て行きました。

……私は三品の赤カツ玉は食べられてもメーヤウのチキンは苦手でした(日常的に食べるならレッドが限界)が、こういうセリフを吐く会員がまだいるとは、頼もしい限りです。

#メーヤウ(カリー専門店)は750円のカリーが14時から日替わりで600円になる
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ゆりたんの美味しすぎるりんごケーキ

IMGP7553.jpg 先々週の北東北旅行の最終日、八戸から新幹線に乗る前に駅となりの「ユートリー」で売っていました。

 ユートリーの特産品売り場はJRとは関係のない土産売り場ですがSuicaが使えるんですね〜。(6月かららしい)

 ……駅構内にあるジャスター(←JR盛岡支社の関連会社)の土産売り場より品揃えが豊富です。(ぇ


 さて、八戸で「ゆり」という名前を聞いてピンとくるのは、八戸市議会議員の藤川ゆり(29歳)でして、DVDやら写真集はまだしも(←八戸のPRが目的らしい)、ついにこんな商売を始めたか……と思いつつ、勤務先への土産に買っちゃいました。

(持って行った部課で、どれだけの人が「藤川ゆり」を知っていたか謎ですが、、、)

 ……やれやれ、、、と思いつつも買ってしまったわけですが、パッケージをくまなく探しても、「ゆりたん」とは書いてあっても「藤川ゆり」という名前は出てこないんです。


 もしかして、、、、と思ったらご本人がブログで言及しており、関知していないそうです。


 つまり、「純ちゃんまんじゅう」と同じような土産商品なわけですね。

 と思ったら、メーカーも同じ(大藤)ですし!


 便乗商品を作るほうも作るほう(そして、買うほうも買うほう)ですが、市議会議員でも一国の総理大臣並みですか。

 ……にしても、ユートリーは「八戸地域地場産業振興センター」がやってるんですけど、この財団法人、八戸市の関連の法人です、、、よね??

 半ば市議会議員をおちょくったような商品を堂々と扱ってて、、、大丈夫なのかな。。。
(いまどき、そんなことで妙な圧力をかける政治家もいないでしょうが)
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○○○の王国で結婚式

IMGP7575.jpg 従姉の結婚式で甲府へ来ました。

 従姉は三姉妹なんですが、叔母を含めて4人がいわゆる「聖書の研究」とやらにどっぷり浸かっていまして、結婚式場もその施設でした。。。
(新郎もその筋の方)


 招待状をもらって、会場名が「○○○の証人 王国会館」とあるのを見て、創価学会の「平和会館」とか、幸福の科学の「精舎」のような立派なみてくれの施設かと思っていたら、その辺の歯科医院のような建物で少々拍子抜けです。
(駐車場が信者の皆さんのクルマでいっぱいで、写真では建物がほとんど写ってませんが)

 ……案外、お金ないんですかね?


 それはそうと、世間一般ではあちらが少数派で、半ばカルト視されている存在ですが、こういうところへ足を運んでしまうと我々が逆に少数派です。

 出席者は、何かがあれば結婚式だろうが何だろうが関係なく集まってそうな、近隣の信者と思しき人たちが大半で、学校の制服を着た中学生か高校生のような子もちらほらと見受けられます。

 ……うわー、『NHKにようこそ』の“岬ちゃん”のリアル版だ、と、くだらないことを考えつつ、こんな中に放り込まれてしまって自分は元の世界へ帰れるんだろうか? と不安にはなりましたが、式が始まって、司会の方が新郎新婦を「○○兄弟、○○姉妹」と紹介する辺りで

「ご親族の皆様には耳慣れない部分もあるかもしれませんが、どうかご理解をいただければと思います」 (あちらでは、敬称が「兄弟」「姉妹」らしい)

と言うなど、一応、信者でない人が紛れ込んでいることには配慮している様子でした。

#小学生の頃、学校の「七夕集会」や「クリスマス集会」すら欠席する同級生がいるなど、あちらの筋の方は他宗教を一切認めないイメージでしたが。


 年配の方が、「新世界訳聖書」(あちらの方が独自に あちらの教義に合わせて 訳した聖書)をもとに結婚について解説する場面では、みんな使い込んだ「新世界訳聖書」を持っているのに驚きです。

 ……学生の英和辞典だってあそこまでぼろぼろになってませんよ!


 新婦友人と新郎友人がお祝いを述べる場面では、一緒に食事に行ったね、とか、音楽バンドではこんなことをやったよね、とか、まぁ普通に友人としてのあいさつが述べられる中で時折、宗教活動の思い出も語られるあたり、あーあーあー、と次第におなかがいっぱいになってきました。。。


 従姉は横浜出身なのに、いつの間に山梨へ…と思っていたら、あちらの都合で移ってきた様子が、「新婦友人」の話の中でなんとなく分かりました。。。


 あちらの賛美歌のような歌を歌う場面では、司会の方が「親族の皆様も、ご協力いただける方はご起立ください」と言うので一応立って聞いてましたが、新郎側の親族には座ったままの人もいましたね。
(新郎の両親は昔からの筋金入りでも、親戚一同がその筋の人でもないらしい)


 終了後の新郎新婦+親族の写真撮影では、3種類撮影しまして、

1.普通に真顔で
2.笑顔で
3.両手でハートマークを作る

と、「3」なんかも、その辺の一般の結婚式でもやりそうなポーズだと思って我々は周囲に合わせてやってましたが、新郎側の人にはかたくなにやらない人もいらっしゃいました。

 心情は分かりますが、あんまり頑なになっていると「我々の教義を理解しない人は、結婚式のようなお祝いの場でも笑うことすらできない」と逆に悪い宣伝材料として(信者の子などに対して)使われてしまうような気がします。


 それはそうと司会やカメラマンは、どうやらあちらの“お友達”がボランティアのように手伝っているようで、創価学会の葬式が「友人葬」であまりお金がかからないらしいのとおそらく同じなんでしょうね。


IMGP7590.jpg 披露宴…というか「食事会」はどこへ連れて行かれるのか……と思っていましたが、こちらは山梨市のフルーツパークにある富士屋ホテルでちょっと安心しました。。。

 ハートの形になっているローストビーフがおいしかったのと、、、富士屋ホテルのウエイトレスさんの制服が昔の列車食堂の制服みたいでかわいかった!! (こら)

 関係ないですけど、同じ国際興業グループで、国際興業バスの運転手さんと、富士屋ホテルの従業員とで、どうしてこうもレベルが違いますかね。。。
(180度違う社風を同じグループ内で維持できるのが謎)


 さて、乾杯がないので勝手に始めていい、など、世間とは若干違う部分があるので、新婦側親族で「非信者」が集まった我々のテーブルでは、やはり話題はその方面の話です。

 とは言っても、現役バリバリの方がすぐそばのテーブルにいるわけで、露骨にしゃべってると聞こえちゃうしなぁ、、、と思っていると、伯母一同が口々に

「エ○バは……」
「○ホバが……」
「エホ○って……」

と、(普段の私のように)口走るもんで、あー、このタカハシ一族にまさしくタカハシヒデノブありだなぁ、、、と思いましたよ。orz


 宴も終盤に差し掛かって、ホテルの人が各テーブルにマイクをまわし始めます。

 まさか、やはり一般社会へ戻ればあちらが異端なのであって、今日の流れを手放しで褒めるあいさつなんかした日には、(非信者の)親戚一同を心配させてしまいそうです。

 ……とはいえ、曲がりなりにも結婚式の披露宴ですから、あからさまにあちらの気分を損ねるような話もできません。。


 やはり何人かの人は「聖書とやらはさっぱり分からないけど云々」と率直な挨拶をしていて、んー、どういう言葉を選んだものかと困ってしまいます。

 ……なにしろ当該の家では、三姉妹と叔母以外で唯一、叔父だけが一般人なのに、叔父はずっと大人の対応をしているわけです。
(当然、三人の娘までがあちらの道へ行くと言い出したときは色々あったらしい)

 ああいうことを一番言いたいのは叔父自身に違いなく、頼まれてもいないのに周囲が言いたいこと言っちゃまずいよ、と思いつつ、じゃぁどうしゃべればいいのか、と考えるとやはり困っちゃいますってば。


 となり! となり! 向こうへ持っていって! という私の願いとは裏腹にホテルの人にマイクを渡されてしまい、ウソはついてない、程度に結婚式をほめてお祝いの言葉を述べたら、あとで(非信者の)親戚中から「営業向きだ!」「勤め先で技術部門だなんてもったいない!」などと言われました。。。

 一応、ほめられたんだと思うことにします。。。
author by よんなん
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みどり市出張

IMGP7565.jpg 群馬県みどり市内にある同業他社のオペレーションセンターへ 敵情視察に 行ってきました。

 行き帰りに勤務先の事業所にも出入りした都合で、勤務先の制服を着たまま同業他社の事業所へのこのこ出向く、という、普段はなかなかできそうにない素敵な経験をしました。

 先方の事務所へお邪魔する前に、客としてサービスを利用したら、従業員の方がその場にいた客全員にアンケート用紙を配っていて私にも渡されたのですが、、、

「当社の今後についてアイデアをお聞かせください」

…あの、この格好(先方と同業の勤務先の制服)の私に渡しますか。


 さて、出張先で昼食の時間になったので先方をおいとまして、わたらせ渓谷鉄道大間々駅近くにあるカレーうどんの「山本屋」へ。

 みどり市には勤務先の事業所がない(ちょうど20年前に撤退した)ので、自分では飲食店のレパートリーを持ち合わせていなかったんですが、最近テレビでやっていた、と、あさ職場を出る前に先輩から教えてもらいました。


 店に入るなり、店内から集まる視線!

 店内には、郵便局や佐川急便の制服姿の人も見受けられたので、飲食店に制服で出入りしたことよりも、やはり事業所がないエリアで勤務先の制服だと目立つのかもしれません。。。
(おまけにこの日は帽子もかぶっていましたし…)


 12時台だからか店内は繁盛していて、相席でもいいですよ……と言おうとしたら、「奥の座敷へどうぞ」と言われて厨房を通り抜けて通されたのは、たぶん、この家の茶の間と思しき場所でした。

 仏壇とか、先祖代々と思われる遺影とか、この家の子が描いたらしいおかあさんの似顔絵(母の日か何かに幼稚園で描いた?)、とか飾ってありますし……。。。

 でも、障子の戸には「ここから先は入らないでください」と貼り紙がしてあったので、混雑しているときには客を通しているのでしょう。
(結局、この座敷で後から来た客と相席になった)

 写真は「特盛り つけカレーうどん」(850円)。

 群馬県内での昼食にしてはいい値段の部類に入りますが、普段うどんにレトルトカレーをかけて食べているのとはぜんぜん違って、確かにおいしかったです。

 ……カレー汁がですね、決して辛くはないんですけど、甘ったるいわけでもなく、とにかくおいしいんです。

 ごはんにかけて食べようとは思いませんが…。

 それと、「カレーうどん」といえばワイシャツの天敵ですが、ちゃんと使い捨てのエプロン(焼肉屋でよく見るアレ)を出してくれたり、そういう心遣いもうれしいです。


 出張先の同業他社の方は、大間々駅目の前の「新井屋食堂」を勧めてくれましたがあいにく木曜定休で、それならやはり「山本屋」、という話でした。

 テレビで紹介されている店でも、公共系企業の従業員が出入りしていたり(電力会社とか電話会社とか郵便局とか鉄道会社とか…)すると、あぁ、少なくとも日常的に通いたくなる程度にはおいしいんだな、と思えるんですが……この判断基準は合ってますかね?

#地元企業でもいいんですが、NTTとかJRなどは、駐車場に止まっているクルマのロゴマークなどが分かりやすいので…。。。
author by よんなん
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最初で最後の珍味生活

IMGP7547.jpg 早稲田界隈にある「珍味」という定食屋が、7月いっぱいで店を閉じるんだそうです。

 実は、珍味って学生だった6年間で一度も行かなかったんですよ。

 現在、科目等履修生で火曜4限に早稲田へ通っているので、食べておくことにしました。。。


 珍味が早稲田通り沿いの現店舗へ移転したのは私が大学院生だった2002年のことで、それまでは西門通りにあって「ラーメンショップ 珍味」という看板を掲げていました。

 ……「ラーメンショップ」などと名乗っておきながら、

「ラーメンを注文すると、『お湯が沸いてない』と不機嫌な顔をされる」
「店に入るなり『ナスか唐揚げ』と向こうから言われた」

という評判には事欠かず、何も知らずに妙なものを注文して地雷を踏むのもイヤだったんですよ。
(なぜか、連れて行ってくれる人もいなかった)


 去年あたり、テレビ番組で「なぜか『ナスと豚肉の味噌炒め』しか食べられない定食屋」みたいに紹介されるようになって、前の職場でも「早稲田出身なら行ったことあるでしょ?」とよく聞かれて申し訳なく思っていました。


 とりあえず昼食は、その「ナスと豚肉の味噌炒め定食」(650円)。

 店に入って、カウンターに座り、「ナス」と一言告げたら通用しました。

 ナス炒めというと、ナスが油を吸ってぐしゃぐしゃになっていたりしそうですが、適度に歯ごたえがあっておいしく、なんで今まで食べにこなかったんだろう、と後悔しました。。。


IMGP7550.jpg 夕飯は、「若鶏の唐揚げ定食」(650円+大盛100円)。

 こちらは、「ナスか唐揚げ」と言われるわりには、可も不可もないというか、ケンタッキーのチキンをおかずにごはんを食べている感じです。(えー)

……店の看板商品というよりは、作るのが楽ってことなんでしょうね。


 来週も来ようかと思います。
author by よんなん
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十和田観光電鉄のいま

IMGP7508.jpg 久々に十和田観光電鉄に乗りました。

 …自分が部長だった高校2年の鉄研合宿に組み込んだ覚えはありますが、大学生のころに乗ったことは、、あったようななかったような。。。


 十和田観光電鉄に乗るのも久しぶりなら、三沢駅で降りるのも久しぶりで、いつのまにかJR駅だけ橋上駅になっていてたまげました。


 似たような例だと、長野県の上田駅は、JR線(現:しなの鉄道線)が橋上化されたのちに上田電鉄も同じ駅舎に入居して上田電鉄の線路も高架になりましたが、こちらはJR線が来年冬に「青い森鉄道」になっても十和田観光電鉄が新駅舎へ乗り入れるような余地はないようにも見えます。。


 十和田観光電鉄の現況は、Wikipediaでその関連項目を見てもあまり要領を得ませんでしたが、実際に乗ってみると明日廃止されてもほとんど困る人がいないようにも見受けられましたが、どうなんでしょうか。


 電車は元東急7700系…って今でも池上線や東急多摩川線で現役の電車、と性能面では申し分なさそうです。

 駅は、いつの間に直したのかすべての駅でホームが新しくなっており、屋根と壁がついた待合スペースが完備されているほか、電車との段差もほとんどありません。

 が、線路が悪いのかどうか電車は40〜50km/hくらいでのんびり走っており、大半の区間で併走する道路のクルマにじゃんじゃん追い抜かれています。


 平日の昼間ということを差し引いても、乗客が行きも帰りも10人足らずっていうのはどうなんでしょう。……いくら電車がエコとは言っても、大きな電車を両手で数えられる人を乗せるのに動かすエネルギーを考えると微妙なところです。。。


 なんといっても象徴的なのは、終点の十和田市駅(上の写真)です。

 以前は「とうてつダイエー」とバスターミナルが入る3階建てのショッピングセンターに電車の駅が間借りしている感じでしたが、2007年3月にスーパーその他テナントが閉店して「廃墟に電車の駅が間借りしている」様相です。

#いうなれば、五反田駅の東急ストアが閉店して池上線の駅だけ営業しているような雰囲気


 もっと賑わっていたように思うバスターミナル跡(?)も草ぼうぼうで、放置していていいのかな……と思っていたら時折バスがやってくるので、いちおうバス停としては機能しているようです。

IMGP7503.jpg 十和田市駅が「とうてつダイエー」併設駅に移る前の旧十和田市駅跡は、駅移転後も車庫や十和田観光電鉄の本社として使用されていましたが、2005年に取り壊されて今はブックオフやケーズデンキが建っています。

#現在の車止の先が踏切で、写真のブックオフがある辺りへ線路が伸びていた


 ダイエー時代の駐車場はそのままあるので、良くも悪くも「パークアンドライド駅」になっていますが、、、今も営業している旅行センターで東北新幹線のキップを買うと十和田観光電鉄の運賃が半額になる、という施策もやってはいるものの、片道570円が半額になっても、、、、三沢か八戸へクルマで直接行っちゃうんじゃないでしょうか。。。


IMGP7521.jpg 旧型電車は車庫がある七百駅に留置されていて、車内は物置として使われているようですが、全般検査はきちんと受けており廃車ではない様子なので、機会があったら走るのかもしれません。
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