「二度と来るか!」
2012.11.23 Friday | よんなん的戯言
今回は不平不満を書きます。12月9日の早大鉄研60周年団臨の下見も兼ねて、「SLみなかみ号」に乗ってみなかみ町へ行きました。
なんでこのSLにリピーターがいるのか不思議なくらいの思いをしたので書きます。
ただし列車そのものに不満はありません。(←重要)
「SLみなかみ号」は水上に12:04に着き、折り返し高崎行きが15:30に発車するまで、3時間半ほどあります。……やることは「食事をする」「温泉に浸かる」です。
不満は、なんといっても
1)公共の日帰り入浴施設がしょぼい
2)食事をするところが少なすぎる+散らばっている
に集約されます。
食べ物屋さんに関しては、群馬在勤時から水上駅周辺には満足な店がないと思ってましたが、
・3連休なのに店を閉じているところが多い
・のれんを出しているのに営業していない店まであった(←なにそれ!)
・東京じゃないのに客単価が高崎駅周辺の倍近い
・上州名物焼きまんじゅうを出している店がない
と、ひどいものです。……スキー場のぼったくりメニューみたいな「ダムカレー」なんかより焼きまんじゅうとか上州由来と分かる食べ物が食べたいです。
高崎駅や水上駅などでこんなマップ(←PDF)が配られているものの、載っているのは広告協賛しているお店なのかどうか(推測)選択肢が必ずしも揃っているわけではありません。
なによりランチで客単価1000円前後って、東京価格じゃないですか。群馬在勤時のランチ価格帯って高崎駅周辺でも500円前後だったように記憶しているのですけども。
あと、ほとんどの店で「店に入るまでメニューが分からない」つまり、「席に着いてお茶を出されてメニューを見てから店を出ることなんかできない」ので、こんなハイリスクな街歩きはありません。(せめて店頭に出しておいてほしい)
スイーツ食べ歩きならさておき、食事なんて3時間に何食もできませんから一発勝負です。
そんななかで1000円でハズレをつかまされたときの不満ったら大きいですよ。(写真は大ハズレだった「みなかみ丼」1000円……なぜ群馬の山奥で海の幸を食べねばならんのか)
「(次回もハズレかもしれないのに)何度もみなかみに来て店をいろいろ試してる義理なんかあるか!」であります。……自分は諸般の義理があるので来ますけど、レジャーの行き先なんて他にもある人はそうやって逃げてゆくと思うのですね。
あと、日帰り温泉施設「ふれあい交流館」がしょぼいことこの上ないです。
お風呂は露天風呂もなく5人も入ればいっぱい、座敷には給食サービスもなく(入口のフロントでカップラーメンは売っている)、クルマだったら群馬には他にまともな日帰り温泉がいくらでもあります。
おそらく、大規模旅館・ホテルの日帰り入浴(1000円くらい)という「民業」を圧迫しないように、いろいろ事情ってものがあってのことなのしょうけれども、前項で書いたような、慰安旅行で羽振りのよい客なんかどんどん減っているのだよ。
#社員旅行(福利厚生費)の場合「使わなければ税金で持っていかれるお金」ですから、彼らの実質的な負担は半分くらいなので、実質半額だったら羽振りがいいのは当たり前です。
かように、お風呂も食事もハズレだったので、東京近郊から150キロくらい移動してやって来たのに散々でした。
一人だからハズレだったと思うのは自分一人ですが、家族でのレジャーだったら、お父さんのメンツ丸つぶれです。
出かける側にとって、クルマはもちろんのこと、電車だけで行ける日帰り温泉だっていいところは他にいっぱいあります。
今回の日帰りでは「みなかみに二度と来るか!」と思いましたし、人によっては「SLみなかみ号でレジャーなんか二度と出かけるか!」と思われないかが(鉄道マニアとして)心配です。
JRも、こんな受け入れ態勢のまちでなくて、走らせるんなら他にもっと鉄道のお客さんをもてなしてくれる場所があるんじゃないか……という気がします。
(唯一、水上駅にSLの向きを変える転車台が残っていたのが強運でしたね)
まぁ、このご時勢、食べ物屋は「食べログ」のクチコミなどで下調べできるんだし、事前のリサーチ不足を棚に上げて不満並べてもね、と、むしろそっちでしょうかどうでしょうか。
上田駅に着いて、ようやく最初に目指した上田電鉄です。別所温泉に着く頃には日が暮れてました。
別所温泉まで往復して駅前の日帰り温泉「
駅にこんなふうに立っていて、2次元に興味ない人は苦々しく思っているのかどうか知りませんが、市役所職員が生み出したキャラクターを市内在住のプロのイラストレーターがアレンジした企画とあれば、悪くない話ではないかと思います。
小諸からしなの鉄道に乗り換えて上田へ向かいます。20分ほどで着きます。
運転席のうしろでかぶりついて見ていたら、発車時の力行は3ノッチまで。……まぁ、起動時はそうだよな、と思ってら55km/hでノッチオフしてあとは次の駅に着くまでブレーキしか扱いません。
あと、キロポストが高崎起点より明らかに小さい数字になっていて、軽井沢起点に建て直した(か塗り替えた)みたいです。(時刻表を見ると、確かに上田駅は軽井沢からちょうど40キロ)
小淵沢で、小海線に乗り換えました。
表題の「ぶりっとちゃん」とは、JR東日本の黒歴史(と自分が勝手に言っている)小海線のキャラクターです。(ほかに「こうみくん」がいる)
無事、土曜日でも朝ちゃんと起きられて9時半頃に家を出られたので、新宿11:00発の「あずさ13号」車中の人になりました。
墓参りを済ませて、新発田13:19発の列車で帰途につきます。
しかし、新津で40分くらいの待ち時間を待合室で待ってたら、水上行きの前に快速「くびき野2号」(写真)が来ると分かり、長岡まで先行してしまいます。
長岡で時間を作ることができたので、水上行きが来るまでに駅ビル「CoCoLo長岡」のフードコートにある「
きょうは羽越線を南下します。
酒田から乗り継いだ村上行きはディーゼルカー。
今回はまず東北新幹線の八戸〜新青森を履修しに、東京駅8:56発「はやて19号」の車中の人になりました。
新青森から奥羽線と五能線を乗り継いで、五所川原から津軽鉄道を履修。……これだけ長く鉄道マニアをやってて、津軽鉄道って乗ったことがなかったんですよ。
きょう中に秋田まで到達すればよいので、大鰐温泉で途中下車。
大鰐温泉から秋田への移動には、寝台特急「あけぼの」号を利用しました。
ニコニコレンタカーやバリューレンタカーといった格安レンタカーは中古車というイメージでしたが、今回のニコニコレンタカーはホンダフィットがきましたよ。(写真)
今月末で廃止になる長野電鉄屋代線に日帰りで乗りに来ました。
それにしても不思議なのは「なんで屋代と須坂を結ぶ鉄道路線なんかがあるのか(失礼)」ということです。鉄道線としてペイできるほど乗りっこないじゃないですか。
そういう観点では、長野新幹線ができて信越線がJRから経営分離されたときに、しがみついてでも屋代からしなの鉄道へ乗り入れて乗り換えなしで沿線と上田を結んでおくべきだった気もします。
ちなみに、しなの鉄道は車両の検査を長野電鉄グループに委託していて、その工場が屋代にあるんですけども、屋代線が廃止になると飛び地の事業所ということになります。