妻の帰省に同行したら、祖父母が娘の誕生を祝っていた話

 4連休の最初の2日は妻が娘と帰省すると言います。

 その土曜日はもともと歯科医院へ定期健診に行くつもりでいたので、2人で行ってきたらとも思ったのですが、歯医者さんは次の機会でもいいかと思い直して同行することにしました。

 土曜日は8時半に家を出ると妻が宣言していたものの、出発できたのは9時半でした。京葉道路が途中10キロも渋滞していて、1時間少々で着けると思っていたのがたっぷり2時間かかりました。

 ……その日や次の日のニュースでも見ましたが、新型コロナウイルス感染症の出控えが始まって以来、GWやお盆はどこも閑古鳥だったのがうそのような4連休になりそうです。

 お昼は義母特製のカレーをいただきましたが、2時間運転をしてきた(妻はそのあいだ助手席で寝ていた!)こともあって急に眠くなってきても、妻の実家で我が家のように急にゴロゴロし始めることもできず困ったなぁと思っていたところ、娘の昼寝の時間にかこつけて別室で昼寝をさせてもらいました。

 祖父母の家はいろんなものがあちこちに置いてあるので、娘は昼寝の時間なのに興味を示してなかなか寝ないのにも困りましたが、遊び疲れていったん寝てしまったら3時間近く寝ていたでしょうか。
(実は昼食後に娘の誕生ケーキを用意してあったらしいのですが、翌日に食べることになりました……すみません)

 夕食は近所の天ぷら屋さんを予約してあるとのことで行って個室に通されてみると、模造紙に「●●ちゃん(=娘の名前) おたんじょうび おめでとう」と大きく書いてあってびっくりです。義父が書いたんだそうです。

 こんな場に妻一人と娘だけで行かせていたら夫の立場なんてまるでなくなってしまう話で、歯医者さんを次の機会にしたのは正解でした。。。


 翌日は、朝食のあとケーキをいただき、また娘とともに朝寝をして昼食も義父母宅で済ませて帰途につきました。

 帰りもそこそこ渋滞していましたが、1時間半ほどで帰着しましたよ。
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お誕生日おめでとう

 娘が1歳の誕生日をむかえました。

 夫婦で休みを合わせて

写真スタジオで記念撮影〜木曽路のテイクアウト弁当受け取り〜ピーターパン(というパン屋さん)で「お祝いパン」受け取り〜自宅でお祝い

というプランだったのですが、娘が保育園に復帰した(妻の職場でのクラスターは保健所から終息宣言が出た)ころから鼻水を垂らしはじめ、(発熱はないものの)当日も治まらなかったので大事を取って写真スタジオは延期しました。

 こんなご時世なので父方・母方ともに(娘の)祖父母は呼ばず、3人でお祝いをすることにします。

 1歳の誕生日といえば「一升餅」ですが、餅が1升あっても食べきれないので、船橋で有名なパン屋さんが似たような「お祝いパン」を作ってくれるのを見つけてお願いしました。

 選び取りの儀式は、お店でお祝いをやればお店が段取りをしてくれるのでしょうけれど、家でやるので選び取りカードは自作しました。……AllAboutの記事を参考に「定番」とされている6種類と、私と妻の仕事にちなんだ道具の合計8種類のイラストを「いらすとや」で探し、MS-Wordに貼り付けて(何かのときに買ってあったプリンタ用の厚紙に)印刷してできあがりです。「いらすとや」は本当に便利です。

 12時に木曽路、12時半にパン屋さんの予約をしてあり、順に受け取って家に帰り、まずは食事です。

 そのあと、娘がずいぶん長い時間昼寝をしてしまったので、「一升“パン”」と選び取りの儀式は夕方になってしまいましたが、いつも娘を遊ばせている2畳ほどのベビーサークル内を片付けて、8枚のカードを並べてパンを背負わせると、しばらく結び目を気にしたあと急に一目散にカードに向かってハイハイをして真ん中に置いてあった「定規」を選びました。

 几帳面で大きな家を建てるようですよ。

 たまたま真ん中に置いてあったものを取っただけのような気もして、家を建てるにも先立つものが必要でしょうから、「サイフ」を真ん中に置いておくんだったかな、、、とも思いつつ、ランダムに並べたのだからそれもまた思い出でしょう。
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『医者が教える食事術』を読んだ

 ずいぶん前に通勤途上のエキナカ書店で見かけて(楽天ブックス)、そのうち読もうと思ってそのままだったのですが、近所の古本屋で見つけて思い出し、購入。350円(税抜)でした。

 中身は「ソースは自分が今まで読んできた論文(キリッ」と、根拠をあまり示していないので話半分くらいに読んだほうがよさそう……でしたが、内容の8〜9割くらいは身近な医者(父親、妻)の食生活に思いあたるところもあり、まったくのトンデモ本というほどでもなさそうです。

 特に強調されているのは「血糖値を上げない」ことで、私自身、父方にも母方にも糖尿病の親戚がいて、自分自身の人間ドックでも毎回HbA1cの値が基準値上限すれすれの身には、大きく参考になる点もありました。

 これまで血糖値を上げないためには「ベジタブルファースト」「低GIの食品を食べる」くらいしか知識がなかったのですが、ジュースがNGとか、ヨーグルトは食事の最初に食べるとか、新たな知見でした。

 もうかれこれ20年くらい、朝起きたらコーヒーとオレンジジュースを飲んで排便を促すのを習慣にしていたので、いきなり毎朝のオレンジジュースをゼロにするのは難しいですが、これまで毎朝180〜200cc飲んでいたものを、150ccにして、120ccにして徐々に減らし、いまは100〜110ccにしています。

 朝食時に飲んでいた野菜ジュースも、「野菜汁100%」のものを選んでいましたが、それでも成分表示を見ると糖質が高かったので、とりあえずトマトジュースに変えました。

 そうしたら、「朝食を済ませて家を出て電車に乗っただけなのにヘトヘト」ということが減った気がします。


 仕事中も、どうしても昼食から退勤までの間に甘いものをいくつか口にしていたのですが、血糖値の急上昇と急降下を招いて却ってよくない、とのことでミックスナッツを買ってくることにしましたよ。

 確かに、これまでは昼食後に社内の売店で買った甘いお菓子を15時過ぎに一つ二つつまんだだけではちっとも満足できずに、結局退勤までに一袋開けてしまうこともしばしばでした。


 今年の人間ドックは読み終えて数週間後だったので、今回コレステロール値が下がったのはさっそく効果が出たのか関係ないのかよく分かりませんでしたが、来年のHbA1cの値は少し楽しみにしたいと思います。
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娘と日帰り旅行をした話

 土・日・月の3連休を作って家族旅行をするつもりが、いろいろあって金曜から日曜まで比較的近くのホテルに泊まって過ごすのに終わりました。

 月曜は休みでなくてもよくなってしまったのですが、妻はすでに休暇を取得済みで、自分が出社をするとせっかく取った休暇が娘の世話で終わってしまいます。
(娘の保育園は我が家から遠い+妻の職場の近隣にあるので、妻が休みの日は登園しない)

 そこで、自分も休暇を取って娘と2人で日帰り旅行をして、妻には家で一人の時間を過ごしてもらおうと考えました。

 プランはいろいろ考えた末、9時ごろの新幹線で盛岡へ行き、昼食を済ませて2時間半ほど滞在し、東京駅へ16時ごろ戻ってくる新幹線で帰途につく、というものにしました。

 6時半を少し過ぎたころに娘を起こしてミルクをやり(離乳食は省略)、7時半をまわったあたりで娘をベビーカーに乗せて出発します。

 唯一の心配は、働き方の変化で混雑が緩和している+ピークを少し過ぎた時間とはいえ、朝ラッシュ時の総武線で東京方面へ向かうことでしたが、自宅最寄駅の場面では最後部車両のベビーカースペースが空いていて、どうにか秋葉原駅まで行けました。
(都内に入るとぎゅうぎゅう詰めとはいかなくても徐々にそれなりに混んできて、そこへベビーカーごと乗るのは大変かもしれなかったです)

 秋葉原駅での総武線から山手線へのバリアフリールートは、総武線ホームから一度地平階まで降りて再び山手線のホームへ昇る、という(階段やエスカレーターに比べると)遠回りではありましたが、思ったほど時間はかからなかったです。

 山手線は各車両にベビーカースペースがあるのですが、真ん中の車両は混みあっていて、電車を1本見送って結局先頭車両のベビーカースペースに乗りました。(東京駅のエレベーターも一番前にあるので)

 東京駅9:08発「はやぶさ11号」で出発です。車いすスペース(≒ベビーカースペース)がある1号車6番B席が取れなかったので、偶数号車の最後部席(=トイレとデッキが近く、背もたれと壁の間にベビーカーを置ける席)の指定を取ったところ、上野駅のホームで1号車付近にベビーカーを押す母親らしき姿が見えました。きっとこの人が先に指定を取ったのでしょう。考えることは同じようです。

 赤ちゃんは抱っこすればタダ、席に座らせればこども運賃・料金が必要なので、ひとまず抱っこで出発です。

 上野駅のトンネルを出て、大宮駅へ着くころには娘も笑顔になってきて、窓の外を見てキャッキャッと声を上げ始めます。……泣いたら困るなとは思っていましたが、はしゃぎ声をあげるだけでも、周囲の目を気にしてしまうものです。

 大宮を出ても隣は空席のままだったので、荷物を置いたり、娘を遊ばせたり使わせてもらいました。白石蔵王駅を通過するあたりでようやく寝て、盛岡まであと50分ほどで着いてしまうのに困ったなとは思いつつ、そのまま盛岡が近づいてきてベビーカーに乗せて降ります。1分早着して11:20に着きました。

 さっそくあらかじめ調べておいた盛岡冷麺を食べよう、と駅前広場の向かい側のビル2階にある「盛楼閣」へ。(駅を出るとほんと目の前なのですが地上から行ったので横断歩道を通るのに少し遠回りしました)

 席に着き、注文の際に娘の離乳食をここで与えてもよいか尋ねると、快諾していただけたばかりか「温めるものがあったらおっしゃってください」とまで言ってくださいました。

 冷麺ができあがるまでの間に娘の食事をはじめ、半分食べ終えたころに私の冷麺がやってきます。自分が冷麺を一口食べ、娘に離乳食を一口やるのを繰り返し、おいしく食べ終えるとまだ12時20分ごろで、帰りの新幹線の時間まで1時間半ほどあります。

 外は曇り空でそれほど暑くもなく歩きやすそうだったので、ベビーカーを押して福田パンの長田町本店をめざします。途中、地下道しかない+エレベーターやスロープもない交差点があって、ベビーカーをかついで降りたり昇ったりはありましたが、10分ほどで着きました。

 LINEで妻におみやげの希望を聞いて、コッペパンを5つ購入。

 それでもまだ1時間ほどあり、まっすぐ駅へ戻っても時間を持てあましそうだったので、盛岡バスセンターの跡へ向かってみます。……徒歩で向かうと遠いのですが、バス通りに出てすぐの「石川啄木新婚の家」バス停で時刻表を見たら、循環バスの「でんでんむし」がすぐ来る時間だったのでそれに乗ります。バスは少々遠回りしますが、ノンステップバスですし、歩いて行くよりははるかに速いです。Suicaが使えてありがたいです。

 更地(イベントスペース)になったバスセンターを眺めて、ななっく前のバス停にやってきた盛岡駅行きのバスに乗ります。2ステップ車でベビーカーをかついで持ち上げます。Suicaが使えるのはどうやら「でんでんむし」だけのようで、さすがに盛岡のバスカードは持っていないので150円を現金払いして盛岡駅前に降りたのは13:20。新幹線まであと30分です。

 駅ビルのお土産屋さんを少しながめたり、多目的トイレで自分の小用や娘のオムツチェックを済ませたりして、13:50発の「はやぶさ24号」で帰途につきます。
(実は盛岡駅へ戻るバスに乗っているあたりで娘は寝ていたのですがトイレに入った時点で起きてしまいました……)

 帰りは車いすスペースがある1号車6番B席の指定を取れたので、(席がない)C席のスペースに娘を乗せたままのベビーカーを置き、出発です。

 行きは抱っこだったので、帰りはベビーカーに乗せたままで安心……かと思いきや、娘はバスの車内やお土産屋さん物色中にひと眠りしただけでリフレッシュしてしまったようで、さっそくぐずり始めてしまいます。

 おもちゃを与えたり、麦茶を飲ませたり、いろいろと手段を講じますが、結局どうにもならなくなってとなりの空席(A席)で遊ばせることになってしまいました。

 それでも行きは最後の1時間弱を寝て過ごしていたので、帰りも……と思ったら仙台駅を過ぎても興奮はおさまることがなく、再度ベビーカーに乗せてじっとさせようとすると泣き出してしまい、おもちゃや絵本を与えても床へ放り出してしまう(床に落ちると意外といい音がしてそれが楽しい模様)ありさまで、持参した乳幼児用せんべい(ハイハイン)を与えます。

 ハイハインを与えてもおとなしくしているのは食べている間だけで、3袋(6枚)食べてまだ大宮駅で、もう1袋開けたら食べすぎだと思い、東京駅までの残り30分はベビーカーを揺らしたり、しながら過ごしました…。


 新幹線であれだけはしゃいでいたのに、東京駅と市川駅で乗り換えた総武線の快速電車と各駅停車の車内では、すこぶるおとなしくしていましたよ、、、なぜだ。。。

 妻はずっと家でのんびりできたのかと思ったら、午後は買い物に外出したりしたそうです。……とはいえ、またこういう日を作りたいと思います。
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「ちば割」で幕張のアパへ行った話(2)

 9月4日(金)は、自分は前日の泊まり勤務の明け番(10時半勤務終了)から13時ごろ帰宅したあと、洗濯などの家事を済ませつつ16時半ごろの生協の宅配を受け取って、17時ごろ出発して電車で海浜幕張へ向かいます。

 妻は船橋市内の職場で15時半の勤務終了から娘を事業所内保育室で迎えて直接向かったので、自分が家を出るころにはチェックインを済ませていましたよ。

DSC06353.JPG 18時ごろにホテルに着いて部屋で妻や娘と合流したあと、さっそく18時半から予約してあった最上階のレストランでの夕食へ。

 実は千葉県内で一番高い建物はポートタワーではなくアパホテルで、その最上階で食事ができる(しかも半額)というのですから、千葉市さまさまです。

 ちょうど9月1日からディズニーランドの花火も再開したので楽しみにしてはいたのですが、幕張から見えるには見えたもののかなり小さかったです。

 食事はたっぷり2時間かかってしまい、最後のほうは娘の機嫌もだいぶ悪くなってそそくさと部屋へ戻ります。……娘はとっくに寝る時間を過ぎているので、入浴などを省略して寝かしつけました。
(ちなみにベビーベッドは無料サービスしてくれます。ありがたいです)


 9月5日(土)の朝食は別料金(2,200円)で、土曜の朝はつけてもらいました。……朝食料金込みから半額にしてくれたらいいのに、という気もするのですが、何か事情でもあったのでしょうか。

 娘が朝寝をしているうちに自分が大浴場へ行って、起きたら+戻ったら外出しよう、と考えていたのですが、生後11か月でもいつもの我が家と違う環境が分かるのか、すっかりはしゃいでしまって遊び疲れてようやく寝る、というあんばいで、そのあたりのタイミングはなかなか合わず、自分が部屋に戻ると部屋は真っ暗です。

 時間つぶしに持ってきた本を読もうにも部屋が真っ暗では読めませんし、カーテンの裏に隠れて過ごします。

 娘が起きて離乳食を食べさせ、13時を過ぎてからホテルを出て、幕張のアウトレットで妻や娘の日用品を買い、翌日の朝食を調達して、2時間ほどでホテルに戻ります。

 夕食は地下の鉄板焼き屋で、予約の電話のとき夫婦+赤ちゃんの旨を伝えたら「それですと個室のご案内になるのですが、土曜日は混みあっておりまして17時半しか空いていないのですがよろしいでしょうか」と言われたのですが、こちらも赤ちゃんはさっさと寝かせたいのでむしろ17時半に予約をしたかったのでむしろウエルカムでした。

 昨晩の反省もあり、娘の入浴を済ませてから部屋を出ます。……地下へのエレベーターの場所が分からず、ベビーカーをかついで階段を降り、17時半からスタートです。

DSC06380.JPG 鉄板焼き屋はあまり経験がなく、シェフの所作や一人で何でもこなすのに感心しながら食べ進めていきます。

 お酒の値段が前日のレストランの倍くらいで、前日は日本酒1合だったのをグラス1杯(それでだいたい同じ値段)にしたのですが、ペースも速くて1時間くらいで終わりました。……電話予約のとき土曜の晩で混んでいるという話でしたから、ペースが速かったのは次の予約があるからということもあったかもしれません。

 帰りにエレベーターの場所を聞いたら、バックヤードを案内され、すごいところを通りながら1階まで連れて行ってもらいましたよ。前身の幕張プリンスホテルとしては1993年開業の建物なので、そのあたりは前時代的な設備です。
(もっとも、鉄板焼き屋などベビーカー連れで来る店ではなかったのでしょうけれども)

 9月6日(日)は、チェックアウトの11時までのんびり過ごして帰ります。……みんな考えることは同じようで、6台しかないエレベーターは上の階ですぐにいっぱいになってしまい、途中階から乗ろうとすると何台も見送らなければいけないあんばいでした。。。

 帰りは妻が乗ってきたクルマを運転して、自宅近所の中華料理屋で昼食を済ませて帰宅しました。


 のんびり過ごすつもりで2泊したのに案外くたびれたのか、帰宅後はリビングで座椅子に座ったまま寝落ちしてしまいました。
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「ちば割」で幕張のアパへ行った話(1)

 もともと9月第1週の週末は、私も妻も月曜に休暇をとって3連休にして、夏休みの旅行をする計画でした。

 妻の勤務先から(クラスター発生以前の話として)プライベートでも県外への不要不急の旅行を控えるよう通知されていたので、銚子あたりいいなぁと考えていたのですが、妻の勤務先の他部署でクラスターが発生+保育園からも娘の預かりを拒否されたりいろいろあって、とても旅行のプランを練る気分でなくなってしまったようでした。

 妻が乗り気でないなら家でぐうたらするか……とも思ったのですが、日に日に妻の表情や言動に疲れが見えて取れるようになり、これはいかん、と妻抜きで勝手にプランを仕立てて手配に動いたのが1週間前。

 考えていた銚子の宿はとっくに満室で、GoToキャンペーンで安く旅行できるなら高い宿に、だなんてみんな考えることは同じですね。

 GoToの地域共通クーポンが9月1日に始まるようにも思えなかったので、GoToから「ちば割」に転じて、幕張のアパホテル(元プリンスホテル)へ行ってみることにしました。
(ちば割=千葉県民を対象に千葉市内での宿泊費の50%を千葉市が補助してくれる。GoTo併用不可)

 幕張なら1泊でいいかなぁ……と思ったのですが、妻が2泊して真ん中の1日をゆっくり過ごしたいと言います。

 アパホテルの「ちば割」プランは「地上180mのレストランで楽しむ夕食付宿泊プラン」(税別6,500円)と「千葉県産黒毛和牛の鉄板焼き夕食付宿泊プラン」(税別7,500円)があって、2泊するなら違う夕食にしよう、とそれぞれ1泊ずつ予約しました。

 月曜の休暇を取ったので土日に泊まりたかったのですが、アパ公式予約サイトで「地上180mの〜」が土曜も日曜も設定がないのか満室なのか料金が表示されず、金土の2泊としました。

 アパ公式宿泊サイトから予約すると、10%ポイント還元か5%割引かを選べたので、5%割引を選んで税込6,790円と税込7,835円になりました。
(調べたら3,000ポイントからプレゼントがある+新規会員登録の時点で500ポイントをくれたので、ポイント還元でも今回の宿泊だけで何かもらえた計算でした……ちょっともったいなかったかな)
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行き過ぎた区別だと思っている

 妻の勤務先で新型ウイルスのクラスターが発生しました。

 幸い、妻とは部署も違い、妻が感染することも、濃厚接触者に指定されることもなく、部署の業務はこれまで通りで、妻も引き続き勤務して職責を果たしています。

 しかし、市の施設ということもあってか、市が(指定管理者である妻の勤務先とともに)発表をして施設の名前が新聞にも載ったところ、その翌日にさっそく娘が通う保育園から園長先生じきじきに「登園の自粛にご協力をお願いします」と告げられ、以来、娘は保育園に通えずにいます。

 文字に起こせば「自粛」に「協力」を「お願い」されているだけなので、よくよく考えてみれば強制ではないのですが、突然「園長先生からお話があります」と言われてそんなことを告げられたら、強制ではない旨を説明でもされない限り、言われた側にとっては事実上「明日から保育園に来ないでください」という通告です。

 不幸中の幸いで、妻の職場の事業所内保育室に空きがあり、その翌日から通うことができて、私や妻が仕事を休むあるいは最悪の場合辞めなければいけないという事態に陥らずには済んでいます。

 しかし、持ち物は保育園より多く、一時的だと考えているので哺乳瓶などは買い足すことをせずに家で使っているものを持って行ったりしているので、家での授乳などは不便に感じる場面もあります。

 あと、事実上の保育園側の要請で登園せずに(登園できずに)いるのに、形式上は保護者側の判断で登園させていない建前なので、保育園の保育料も返ってきません。(市の登園自粛は6月までで、保育料の日割り計算も6月で終わっています→市のウェブサイト

 ……とまぁ、考えれば考えるほど、家族が感染したわけでも、濃厚接触者に指定されたわけでも、ましてや娘本人がどうかしたわけでもないのに、単に妻の勤務先の別部署でクラスターが発生したと発表されたというだけで、保育園側の不安にしか基づかない対応……要は受けるいわれのない差別をされたと感じるわけです。

 こんなもの、保育園を所管する行政当局に電凸だ、と家庭内で息巻いてはみたものの、妻から「これ以上の精神的な負担には耐えられない」と言われてしまいました。

 確かに、保育園は我が家からは遠く、妻の職場の近隣にあるのでどうしても日々の送り迎えで保育園側と接するのは妻ですから、保護者会くらいでしか園に足を運ぶことがない夫が息巻いて余計なことを言ったら何されるか分からない、という不安も残念ながら理解できます。

 どう見ても、子どもが「お前の母ちゃんコロナだろ! 学校来るなよ! うつるだろ!」といじめるのと同じ構図で「先生に言ったら余計にひどい目に遭う」というやつです。……しかも大人の世界だから余計に陰湿なことが起こるかもしれません。
(冒頭の園長先生の「お願い」一つとっても、すでに保護者が自発的に協力したことに仕立て上げられています)

 もちろん、こんな差別まがいのこと……いや差別そのものを許すつもりは毛頭ないので、時期は今でないにしても、何らかの形で行動を起こすつもりです。


 それにしても、自分でも悔しいのは、4月に藤田医科大学病院で医師の感染が発表された際に看護師の子が同様の扱いを受けていたニュース(NHK日テレ)を知っていながら、そこから学ばずに適切な対応をとれなかったことです。

 NHKはハッキリ「拒否」と書いていますが、日テレは保育園が求めたのは「自粛」であると報じています。

>「保育園のほうから『自粛していただくようにお願いします』とメールがきました」

まさに今回、娘が通う保育園が妻に言ったのと同じ言い回しです。

 3月には、日本赤十字社が「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」というリーフレットを作っています。

 未知の感染症への不安が差別を生み、差別への怖れが受診の抑制を生み、感染の拡大を生むというスパイラルの図は、私も見たことがあります。

 不安だからと言って(根拠もなく)誰かを偏見の目で見て遠ざけることは、まさか自分はするまい、と思っていても、他人からされたときに毅然と拒否することを家庭内で意思統一しておくことができていなかったのです。


 一度こうなってしまった以上、いきなり現状を変更して元の保育園へ戻れるよう行動を起こすのは家族にも負担が大きく、上記のように(負担はありますが)いまのところどうにかなっているのも事実ではあるので、保健所のクラスター収束宣言をもって娘も元の保育園へ復帰と想定されることもあり、落ち着いたころに何らかの意思表示をしたいと考えています。

 少なくともこのまま黙っていたのでは、こんなことがまかり通る世の中を娘の世代へ引き継ぐことを私も黙認したことになってしまいます。
author by よんなん
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