ジモティースポットとセカンドストリート

 物件Bの残置物は主にブックオフへ持ち込んで換金していましたが、使えそうなものでもブックオフが買い取らないものがあります。

 一度でも使った食器や調理器具、それに古い家電です。

 物件Bの残置物にあった、来客用だったであろう湯呑みや急須、皿などきれいにしまってありましたし、コードレスアイロンなど箱はぼろぼろですがアイロンそのものは使えます。……でも古物商では買取を断られます。

 そんなわけで食器類は残念ながら不燃ごみとしてせっせと捨てましたが、今年4月に船橋市が「ジモティースポット船橋」をオープンさせました。

 買取はしない代わりに、不用品を無料で置いていける(それをジモティーが値段をつけて売る)施設です。

 まだアイロンが残っていたので持ち込んだところ、店員さんは通電テストだけをして引き取ってくれました。

 もっと早くからあったなら、とってもきれいにしまってあった湯呑みなどは、捨てずにここへ持ってこれたのにな。


 さて、このジモティースポット船橋の立地は、なんとセカンドストリートの真向かいです。

 古物買取店が向かいにあるのに無料引き取りの施設へ持ち込む人がいるんだろうかと誰もが思うでしょうけれども、セカンドストリートは買い取らないものを持ち帰りさせられる(前回の記事)ので、そのままジモティースポットへ持ってくればよいわけです。

 自分はもうセカンドストリートなんかに二度と持ち込まないけどな!
author by よんなん
- | trackbacks (0)

ブックオフとセカンドストリート

 昨年購入した物件Bの膨大な残置物は、古物商に持ち込めそうなものは持ち込んで換金しました。

 時間にゆとりがあれば自分でフリマサイトなりネットオークションなりに出品したでしょうが、平日はサラリーマンとして仕事をして、物件Bの片づけは週末を充てていたので、さすがに自分で出品するほどの手間はかけられませんでした。

 古物商にもジャンルによって向き不向きがあるでしょうが、鉄道古物の店は知っていても、ほかは着物のバイセル、貴金属やブランド品のおたからやとか買取大吉くらいしか知らず、さしあたって思い当たるブックオフとセカンドストリートに持ち込みをして、最後に残った着物だけバイセルを呼びました。
(実はバイセルも着物だけではなくあれこれ取り扱っているとのことでもっと早く呼べばよかったです)

 平成1ケタ年代の映画のパンフレットなど、その筋のお店へ持って行けば再び流通してそうした趣味の方の手元へ渡るかなとも思いましたが、そうしたお店の心当たりもなくブックオフで買い取れないと言われたその場で引き取って(捨てて)もらいました。

 で、ブックオフに持ち込んだところで、店へ回り道をする手間と、同じ店内なのに品物によって買取受付が違う(そして違う品を持ち込んだ時の店員さんのうんざりした顔を見る)面倒さのわりに、段ボール箱にあれこれ詰め込んだものがひと山数百円というありさまでした。

 もっとも、捨てれば費用がかかるのですし、自分でフリマサイトに出品して購入者とやり取りをして発送する手間もかけずに済むのですから、そんなものかとも思います。

 ブックオフがかようなあんばいなのでセカンドストリートはどうだろうか、とおもちゃを持ち込んでみたら、セカンドストリートは値段のつかないものは突き返されるんですね。(ブックオフは店で処分してくれる)

 段ボール箱に詰めたおもちゃのうち、引き取ってもらえたのは1品だけ(しかも100円)で、あとは持ち帰らされたので、そのままブックオフに持って行ったら意外にも700円で引き取ってくれましたよ。

 もう二度とセカンドストリートなんか行くもんかと思った次第です。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

改修と新築の費用比較

 鎌ケ谷市に購入した220万円の古家つき土地に建っていた建物は、見た目で私のような素人が思っていた以上の劣化度合いでした。

 これまで自宅や物件Aの改修を依頼してきた2社に改修の見積もりを依頼したところ、2社とも見積もりを辞退(!)してきました。

 自宅近くのリフォームショップがようやく金額を出してくれたものの、(耐震改修込みで)800万円という金額にびっくりです。しかも外装の修繕は別途と言います。

 もしかして、800万円あったら新築の家が建つのでは……?

 と、かつて「555万円の家」という広告を出していた住宅メーカーに見積もりを依頼すると、いまは「888万円の家」なんだそうで、しかも解体費や外構費などあれこれ含めると1,900万円という金額になりました。

 こんなに小さな家が1,900万円!

 自宅と最寄り駅の間で新築工事をしていたもう一社にも見積もり依頼をしてみると「アイダ設計に価格では勝てない」と言いつつも、おおよそ同じくらいの見積もりでした。

 改修に800万円かけたとしても、新築の4割で済むではないですか。

 そのほか、組体操のCMを流しているプレハブメーカーにも見積もりを依頼してみましたが、道路と敷地の間に電線がある場所には設置ができないといいます。

 そこでもう一度800万円の改修見積を精査すると、屋根の葺き替え(瓦⇒ガルバリウム)が入っています。耐震化に屋根の軽量化が有効とは知っていますが、雨漏りをしている屋根ではありません。

 そのほか先送りできる箇所を省いていって500万円ほどになりました。

 うち240万円は耐震改修費(屋根除く)なので、劣化部改修費は260万円です。

 この古家付き土地を買った220万円と劣化部改修費260万円を合わせて480万円から耐震化と(構造以外の)内外装の修繕を始める、と思えば、近隣で売りに出ている中古住宅の価格帯と結局は同じになりそうです。

 かろうじて安物買いの銭失いは免れそうですが、古家付き土地を買う値段をもっと値切っておくんだったな……。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

鎌ケ谷市 古家つき土地 220万円

 10月末に購入しました。

 もともとの目的は、物置が欲しいと考えて我が家から電車で乗り換え1回以内で行ける、駅徒歩圏の物件を探していたものです。

 売主が相続後14年くらい空き家にしていた物件で、屋根に穴があいている箇所があるなど状態が悪いことで「中古戸建」ではなく「古家つき土地」としての販売でした。

 扉や窓の開け閉めは問題なく、傾いてはいないようなので、屋根は補修すればよいだろうと購入に踏み切りましたが、購入後にリフォーム会社数社や市役所の耐震調査などを呼んだところ、ほとんどは

「これ直すんですか…?」

という反応で、どうやら大変なものを買ってしまったようです……。

 修繕に思ったより大きなお金がかかるようなら、収益化を考えたほうがよさそうです。

 「athome」に物件を出していた売主側の仲介不動産屋はまったくやる気がなくて、問い合わせのメールを送っても電話をしてもほとんど音沙汰なし。
(まったく反応がないわけではないものの、メールの返事は遅く、電話には出ない)

 一度別の物件で問い合わせをしたことがあった(このとき)別の不動産屋さんに相談したところ、買主側の仲介を引き受けてくれることになり、難儀な売主側仲介会社が相手でしたが、どうにか売買にこぎつけてもらいました。

 不思議だったのは、当初の売り出し価格300万円で指値を入れたのに、その後220万円に値下げしたこと。

 こちらはありがたいですが、売主側の仲介会社は購入申込書を見てなかったのかな。

 もう一つ不思議だったのは売主から私が買うのでなく、売主側仲介会社が売主からいったん購入して登記せずすぐに私へ販売する「第三者のためにする契約」(「さんため」と言うらしい)だったこと。
(なので、厳密には私への売主は売主側仲介会社)

 不動産屋が手にする仲介手数料の上限は、今年(2024年)7月から800万円未満の物件は税抜30万円までに引き上げられました。……それまでは400万円未満の物件は4%+2万円=220万円の物件なら約11万円しか取れなかったので、それなら不動産屋がいったん購入して仲介手数料以上の差額をつけて転売したほうが不動産屋に得だったと思いますが、7月からは手数料で30万円取ってよいのでメリットがなさそうに思うんです。

 ちなみに買主側仲介会社の手数料は税込10万円でした。……33万円取られても文句を言えないところなので、お気持ちを包んでおきました。


 そうして晴れて私のものになったものの、とりあえず残置物が多いので、一人で運び出せる大きさのものは少しずつ片付けています。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

見知らぬ家庭の 母の愛

 購入した中古住宅の残置物を片付けています。

 とある箱を開けると、通知表や卒業証書などがまとめて入っていました。

 名前は売主のもので、幼稚園の卒園証書から小学校、中学校の通知表、専門学校の卒業証書まできれいにまとめられています。

 売主の思い出の品なんじゃないのかな、送ってあげたほうがいいかなと思ったものの、箱には宅配便伝票が貼ってあって、売主の現住所からこの物件の住所のお母様あてになっていました。

 ご本人も要らなくて親に送り付けたのでしょうか。

 通知表を見ると、お世辞にも成績のよい方ではなかったようで、4以上の評点は見当たらず、先生のコメントも「まじめに授業を受けましょう」のようなものが目立ちます。

 売主は積極的に思い出す必要がなかったのでしょうが、宅配便でこれを受け取ったお母様は後生大事にしまっていたわけです。

 私が高校生のころ、数学のM本先生が「母の愛は海よりも深い」というようなことをおっしゃっていたのを思い出しました。


 売買契約には「契約日現在、多くの残置物がありますが、引渡日以降に残置されたものに関しては、売主が所有権を放棄し、無償で買主に譲渡します」とありましたので、これらは焼却処分することにしました。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析