プレミアム商品券考

 船橋市では「ふなばしプレミアム商品券」なんていう、10000円出すと市内の加盟店で使える12500円ぶんのお買い物券がついてくる事業を毎年やっています。

 でも、「加盟店主がこぞって自分で買って消費者へ行き渡る前に自分で払い戻すバラマキ施策」という(本当かウソかは分からない)評判を聞いて、そんなばかばかしい施策には関わらないことにしていました。

 まぁ考えてみれば、1人3冊までしか買えないのに商店主が家族総出で買いに行ったって買い占められる量なんてたかが知れていて現実味のない評判ですし、今年はこれを買って市内のふとん屋にふとんの打ち直しでも頼んでみようかなと思うことにしました。


 ……きのうの発売開始日に所用で船橋駅前に出かけたので、11時ごろに船橋西武の前を通りかかったら「本日分は売り切れました」のプラカードを持ったスタッフがいます。

 船橋西武では10時から1日8000部発売なのですが、この行列はいつから形成されたんだろう……と思うほどのものすごい人数です。


 10時発売なら1時間前の9時くらいからなら並んでもいいかなと思いますが、あの行列の長さを思うとそんな生ぬるいことでは手に入らなさそうですし、休みの日に2時間も3時間も前から並ぶくらいなら、職場で同じ時間残業したほうが商品券のプレミアム額より多い残業代が(日本銀行券で)もらえてよほどいいよね……という現実的な結論に至りました。。。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

通院終わりました

 3月に投薬が終わり、それ以降の診察では近況をお話しするだけになっていました。

 5年前の日々がうそのような絶好調、もうこの先は希望しか見えない、なんて日々ではありません(←そんなことでは逆に心配です)が、別に仕事へ行けなくなるだとか、何をしても楽しいとも嬉しいとも思えないだとか、そんな困りごとがあるわけではありません。

 困りごとがほぼなくなったとはいえ、患者から勝手に来なくなるのはNGだと思って、診察の最後に先生から「次はいつ来ますか?」と聞かれるたび、あぁまだ来なくなっていい段階じゃないんだなとがっかりしつつ1〜2か月先の日を予約して帰っていました。


 そうはいってもさすがに、世間話だけをしに電車に乗って診療代を払って土曜日を半日つぶす意味あるのかなと思うようになって、きょうの診察で同じ事を聞かれたとき、思い切って

「ここへはあとどのくらい、いつごろまで通えばよいのでしょうか」

と聞いてみました。

 そうしたら、先生からなんと


「それは高橋さんが決めることです」


という思いもよらぬ返事が戻ってきましたよ。


 とはいえ、そう言われたからって「じゃぁ今日を最後にもう来ません」と言ってもいいのかな……と思案していると、

「(次の診察日を)いま決めなくてもよいですから、後日お電話で予約、でもいいですよ?」

と提案されました。


 薬を投与されているなら薬がなくなるまでには予約をして来院するでしょうが、昨今みたいな状況で果たして後日自分が電話するだろうかと少々考えて

「そんなことでは、もう来なくなるかもしれません」

と正直なところをお話したら、

「それでも構いません」

だって!!


 投薬が終わった段階で面会した、勤務先でこの科を専門にしている産業医の先生からも「この先何か困ったことがあったらいつでもいらしてください」と言われましたし、いまどきは

「あなたもう来なくて結構です」
「通院生活からは卒業です」

みたいなことを言わないのかもしれません。


 会計で事務の方から

「では、次回のご予約はお電話にて承ります」

と告げられて終了です。


 またいつの日か内科で処方される頭痛薬が効かない頭痛やら検査してもどこもおかしくない頭痛やら何週間も続く不眠やら何やらに悩まされることでもなければ、自分から予約をして積極的に来ることはたぶんないでしょう。


 こんな終わり方だったので、表題のような言い方で吹聴してよいのか……という気もしますが、そんなことではずるずる引きずるだけでしょうし、ここで一区切りととらえることにします。


 おととしの年末だったか、入社同期で集まった飲み会で、本社で活躍する同期君から

「俺も一回病気休職して1〜2年休んでみてぇよー」

と言われましたが、この5年間で(得たものもあったのでしょうが引き換えに)失ったものを考えると、とてもとても全然いいもんじゃありません。。。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

子連れ飲み会

CHXmWlBUMAAsTpD.jpg 高校時代の同級生と神宮外苑のビアガーデンへ行きました。

 うち一人は結婚していて、奥さんと子ども2人も一緒です。


 30代も半ばになると、仕事が忙しいとかではなく子どもの面倒を誰かが見なきゃいけない、等々で、友人どうしの集まりにも出て来にくくなる人が増えるお年頃です。

 こうして、奥様の理解もあって顔を合わせることができるのは嬉しい限りです。


 さて、楽しい楽しい2時間食べ飲み放題ですが、小学校に上がる前の子にとって2時間もテーブルでじっとしてるなんてのは拷問のようなものです。

 屋外の公園に設けられたビアガーデンということもあって、30分経過しただろうかというあたりからそこらを走りまわり始めてしまいます。

 ……ビアガーデンの客は隣接の「にこにこパーク」にも入れるのですが17時で終わりなので、飲み会にしてはかなり早い16:15にスタートした我々でも子どもを遊ばせる場所がありません。


 ときおり同級生の一人が「たかいたかい」をして遊んだりもしましたが、せっかくおいしいものを食べたり飲んだりして話をしようと集まったのに、まさか1時間半以上やり続けるわけにもいかず、目を離さないようにしつつ半ば黙認をせざるを得なかったのが実情でした。


 そんな自分をかえりみると、ママたちがファミレスで子供がそこらではしゃぎ回るのをそっちのけで話に夢中だったりするのを、批判したり笑ったりなんてとてもできません。


 お店だとかそういう公共の空間でなくて誰かの家でやればいいんだ、というのが現実的な答えになるのかもしれませんが、準備をしたり後片付けをしたりは結局はホスト側の負担になるわけでホームパーティー好きな人でない限り難しいのではないかと思います。

 我が家も人が集まれるようにそこそこ広めのマンションを買ったつもりですが、山手線の駅から電車で30分圏内でも、首都圏近郊から集まるには「遠い」と思われてしまうようです。
(5年間に片手で数えられるくらいしかやってない)

 かといって、山手線の内側でそんな広い空間を持っている人は、我々世代だとなかなかいないものです。


 正論を言えば、子どもの面倒を見られるのでなければ、こういう場所に出てくるな! ということにはなるのでしょう。

 じゃぁ、その世代は懐かしい友人との接点もシャットアウトして、2〜3人の子の手がかからなくなるまで10年とか15年とかいう時間を過ごすべきなのか、というとそれも酷な話だと思ってしまうのも事実です。


 次回は温泉に泊まりがけでやろう、という話になりましたが、部屋食というのでもない限り、ある程度は同じ課題がつきまとうことになります。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

社内昇職試験(1年ぶり3回目)

DSC02512.JPG 主治医の先生から

「高橋さんの会社はまた試験ですか。試験好きですねぇ」

……って、これ受かったらもうないんだよ!!! 落ちたからまだあるんだよ!


 というわけで、試験です。

 群馬の地で新入社員実習をともにした本社採用同期の皆さんからキャンプのお誘いがありましたが、よりによってこの試験の日です。……いいよなー自分が病気休職してるあいだにとっくに受かって順調に昇進してる同期諸君にとっては社内昇職試験なんて他人事で…。


 私の試験成績を知る立場にある方から「筆記は文句ない成績だったと聞いている」と励ましをいただきましたが、2年続けて筆記はパスして面接で落ちるって、オツムはよいに違いないが何か問題がある人、ってことじゃん!!


 とまぁ、試験のことを考えるたびに憂鬱になる一方で、今週に入ってからは眠りについても3時間少々たてば目を覚まして以後朝まで眠れない日々でした。。。

 5年前、思い起こせば不眠から不調が始まったので、嫌な予感しかしません。


 そんなわけで、試験の準備どころか寝不足で仕事も身が入らない日々を過ごしたまま試験会場に入ります。

 試験は3日に分かれてどこかの日を指定されて受けるのですが、本社採用者は全員同じ日です。

 同じ試験問題でついた点数じゃないと序列がつけられないからなんだろうなー、みたいなサラリーマンの嫌な想像しかできなくって困ります。


 支社で活躍している3年後輩のみなさんが同じ試験会場にいるのが配席表で分かります。

 学部卒で入る人もいる会社に修士課程修了で入り、大学に入るのにも1年余計にかかっているので、入社時点で自分が高校生の時に同じ中高一貫校の部活で中学生だった後輩君が同期入社でしたが、社内の昇職試験でもすでに3年次遅れているわけです。

 仮に今回受かったとして、ストレートで大学入って学部卒で就職して落ちこぼれることなく昇職試験に受かってきた人は……自分が高校3年生だったときに小学校6年生だった人ですよ!

 大学生のときアルバイトの塾講師で教えた中学生(の世代)ですよ!

 あーあー、こんなでっかい会社に入っちゃって、完全に「鶏口となるも牛後となるなかれ」の「牛後」になっちゃってんじゃん。。。


 ……今年も作文あるのかー、受かる気しないよー、彼らにも追い抜かれて給料は定期昇給とベースアップだけの人生なのかと暗澹たる気分でしたが、意外な同期君1人が部屋に入ってくるのが見えました。

 あれ、彼まだ受かってなかったの?


 やばい、ふてくされてる場合じゃない……と、自分でもよく分からない場面で気分が変わりました。

 といっても試験開始の30分くらい前になって気が変わったってとっくに手遅れでして、作文もずいぶん視点の低いようなことを書きました。



 いちおう、昨年の筆記合格者は一部科目免除なんですが、4時間近くかかる試験で最後の20分だけ早く帰れても、あんまりうれしくないです。。。

 唯一、回収される問題用紙の「職名欄」に現業機関にいる自分は「主任」と書けたことが、(支社や本社など企画部門だと主任級も係級と同じヒラの職名になってしまうので)みじめな気分にならずに済んだところでしょうか。。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析