そうだ、ぬかびら行こう

 昨年11月末の異動以来、大半の休みが1日で2連休すらほとんどなかったんですが、今月は1つだけ連休……それも3連休がありました。
(うち1日は有給休暇を取るよう推奨されて取った休み)

 前職では毎日電車でどこかへ行っていましたが、今の仕事は出勤から退勤まで25時間以上、建物から一歩も出ない生活なので、3連休があるなら無為に過ごすわけにはいきません。

 いろいろ考えた末、22〜24日(木〜土)は久しぶりに北海道・糠平へ行くことにしました。

 記憶にある限り、北海道へ最後に行ったのは2005年の9月、糠平となると2004年9月以来なので、4年ぶりです。


 3日で行って帰ってくるので、道内への出入りはとかち帯広空港が第一候補です。


 …が、羽田〜新千歳はスカイマークが12800円(スカイフレックス)〜なのに対し、羽田〜とかち帯広はJALしか飛んでなくて29800円(特便割引7)〜なんですよ。

 飛行機代で往復6万円ってなんだよっ! ばかばかしい!
(昨年10月の上海旅行が、ツアー代=飛行機・ホテル代込みで3日間56340円だった)

 しかし新千歳へ飛んで地上を移動すると、帯広までJRの「スーパーとかち」でも2時間…と、羽田〜新千歳・とかち帯広とほぼ同じ時間がかかります。。。

 そうすると、旭川空港から高速バス「ノースライナーみくに号」を使って糠平入りする選択肢も出てきます。


 まぁ、どの空港から道内入りするかはとりあえず置いておいて、宿の予約…と以前よく訪れていたぬかびらユースのWebサイトを見たら、「旅達北海道」というリンクバナーが貼ってありました。

>北海道への航空券とユース宿泊券がセットになった、お得なプランです。

だそうで、へー、と思って見てみたら、羽田から道内各空港への往復航空券にユースホステルの素泊まり宿泊券(1泊)がついて26800円。

>26800円
>26800円
>26800円

はいっ? 片道の航空運賃より安いって何ですか?


 パックの中身は、航空券のほかに道内各ユースホステルで通用する宿泊券…ですが、そこらへんのパックツアーとの違いは、宿の予約は自分ですることになっている点(予約は現地到着後でもよい)で、事実上、ツアー用航空券のばら売りみたいなものです。

 個人向けの割引運賃と旅行会社に卸すパックツアー向け運賃の差には、学生時代から憤慨していましたが、こういうのがあるなら安心して帯広へ飛べます。

 2泊用もあって、こちらは29300円。


 で、ようやく帯広in帯広outで旅程を考えます。

 しかし、時刻表を見ると帯広駅〜糠平温泉の路線バスは1日4本しかなくて、帯広駅7:10発の次は14:00。

 そうすると羽田7:55の便でも、10:45の便でも、結局14:00のバスになって糠平温泉15:40着です。

 帰りは、糠平温泉6:07発・7:42発の次は10:17発、その後は16:52発(最終)で、その日のうちに高崎へ戻って翌朝からの泊まり勤務に備えるとなると、10:17発(帯広駅には11:59着)しか選択肢がありません。
(7:42発なら宿でもそれに合わせて朝ごはんを用意してくれるとはいえ、さすがにちょっとあわただし過ぎです…)

 こう書くと、なんて辺鄙な場所! ということになりそうですが、国鉄改革で1987年3月に士幌線が廃止されるまでは鉄道が通じていた場所です。。


 んで、帯広駅〜とかち帯広空港のバスが「各便の発着にあわせて運行」なのにずいぶん余裕を見て空港へ着くように設定(15:25発の便に乗るのに空港14:18着)されていて、帯広駅13:40発なんですよ。

 これじゃ帯広では昼ごはんを食べるくらいしかできません。。。


 国内旅行なのに初日と3日目は移動だけか…と思いつつ、ひとまずこの日程で申し込みます。

 web上で申し込んだ直後に知床ツーリストから電話がかかってきて、親切にやってくれました。

 よほどヒマなんだな、、、どんな旅行会社なんだろう…と思ったら、送られてきた確認メールの署名に「清里イーハトーヴユースホステル」とあり、どうやら清里ユースのオーナーが運営主体を株式会社化して旅行業や貸切バス事業も営んでいる模様です。


 ぬかびらユースにも電話して予約完了です。

 23日のツアーは「歩くスキー」だそうで、めがね橋コースと温泉山コースのどちらですかと聞いたら、

「まだ23日のツアーは予約がありませんので、今ここで高橋さんが希望されればそれで決定です」

だとか。(驚)

 めがね橋(=発電用の糠平ダムに沈んだ士幌線旧線のアーチ橋が、季節や発電の状況によって湖面に露出して冬は凍った湖面をクロカンスキーで行ける)コースは一度行ってるし、ここは温泉山コースかなぁ…と思いつつ、鉄道マニアとしてはもう一度行ってみたいし、、、、というわけで、ここは先送り。

 ぬかびらユースは4年間行かないうちに改築していたり大きな変化もあるので、今から楽しみです。


 で、、、つくづくもったいないと思えるのは、初日と最終日です。

 考えてみれば、航空券代だけで往復6万円のはずが29300円で済んだのですし、これでレンタカー代が捻出できるのでは…という気がしてきました。

 普段使っているクルマがオリックスのリース車なので、リース期間中は特典でオリックスレンタカーが安く使える(1日3990円〜)んですよ。

 レンタカー代は3日間で11970円、バス賃は往復で4540円かかるので、差額は7430円です。(もちろん、レンタカーはこれにガソリン代が加わる)

 バスの待ち時間など捻出できた時間を使って糠平温泉郷スキー場へ行くとすると、空港からレンタカーならスキーは自分で持っていけるわけで、レンタル代2500円が要りません。

#2009/1/26追記:スキー場の名前は、正しくは「ぬかびら源泉郷スキー場」でした。

 しかもレンタカーだと、帯広で「柳月」のスイートピアガーデンへ行けますよ。うひょ。

 「六花亭」は市街地にある本店に限定「サクサクパイ」がありますけど、「柳月」は郊外のスイートピアガーデン店に「ガーデンロール」などがあるんですね。
(六花亭の「ストロベリーチョコ」とか柳月の「三方六」などは都内でも売っている)

 そう考えれば、真ん中の23日は使わないとはいえレンタカーを借りても割に合いそうです。


#1月13日追記:オリックスレンタカーへ予約の電話を入れたら、料金は2日分+1時間超過料金1050円で合計9030円でした。……しかも、「1時間遅く借りられるか、1時間早く返していただければ1050円が不要になりますがどうされますか?」とまで提案されました。


 こうやって公共交通を使わないからバスがどんどん不便になるんじゃないか…いいのか自分、、、と引っかかる部分もあるんですが、3日しか連続した休みがないのでは背に腹は変えられないです。。。orz

 レンタカーならバスの時間に関係なく羽田7:55の便で飛んで昼ごろからゲレンデで滑れたのにな、、とはいえ、高崎を朝一番の新幹線で出発しても間に合いません(=前日に一旦浦安へ帰るか、高崎4:37発の急行「能登」に乗る必要がある)し、前日の21日は19時まで勤務ですから、まぁいいか、と思うことにします。
author by よんなん
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