所用で幕張本郷へ出かけました。
帰りに、たまには京成で帰ろうかと運賃表を見たら、京成中山まで250円ですかっ!
JRなら下総中山まで210円で帰れますよ。
都内へ出るには、東京メトロの15kmを超える運賃が異常に安いので、原木中山から東西線に乗ればJRの半額(!)程度で山手線内各駅へ出られて、JR=高くてそのくせサービスも微妙にかゆいところへ行き届いてない、というイメージがつきまとうんですけれども。
……JR東日本は東京近郊で得た収益を使って、ローカル線で「利益還元出血大感謝祭」を365日休まず開催中ですから、たまに、サービスする相手が違うだろ、と思うこともあります。
#たとえば前任地の群馬県では、渋川〜小野上温泉がJR230円、関越交通バス680円。って、JRはローカル線の運賃を2〜3倍に値上げしたってよいのでは??
そんな(都市部の)JRも、「ちょい乗り」だと競合する他の鉄道やバスより安かったりするのであなどれません。
とはいえ、いつもJRなので、きょうは京成で帰ることにしましたよ。
さて、「車掌マニア」かつ千葉県民の自分として、幼少の頃から乗っていていまだに分からないのが、京成の車掌さんです。
この会社、基本動作とか正則動作などと呼ばれるものがあるんだろうか、といつも思います。
ドアを閉めてブザー合図を出すところからまず違います。
このブザー合図、他の鉄道のように「出発合図」かと思いきや、ドアが閉まりきる前に「・・」(あるいは「−−」または「・−」)と送る車掌さんもいて、実は「側面異常なし」というだけなのか、実は「出発合図」なんだけどテキトーなだけなのか…。
で、電車が動き出すと、すぐに乗務員室ドアを閉めて「亀の子」状に窓から顔を出す人もいれば、しばらく「半身(ハンミ)」で身を乗り出したままの姿勢でそれから亀の子になる人もいたり、最後まで「半身」のままの人もいます。……ごくまれに東武方式(のいい加減バージョン)で「乗務員室ドアを閉めながらブザー」という人もいますが、これは本当にまれです。
写真の方は窓が閉めてあって、そもそも亀の子になる気がなさそうです。
「最後まで半身」というと京浜急行(の8両以下)がそうで、到着時は最後部がホームにかかってからガバッと乗務員室ドアを開けて到着看視に入るんですが、京成で“半身派”の人はフツーに駅到着前から乗務員室ドア開けてやっちゃってますからね。
たぶん、いままで電車から落ちた人も特にいないんでしょう。……見ていて楽しそうです。
#さすがに通過看視を半身でやっている人は見たことないですが
さて、新居の3つ目の最寄駅、京成中山駅は中山法華経寺の最寄駅です。
……で、参道の商店会(だったっけ?)から駅名を「中山法華経寺」にしてほしいと京成に要望があがったときに、京成電鉄からは「駅名変更の費用4億円を負担してほしい」という返事で頓挫しているとか聞いたことがあります。
あの頃はすでにパスネット導入後でしたから、駅の看板を物理的にかけ替えるだけでは済まなくて、パスネットのシステム改修をパスネット協議会加盟各社分全部やらなきゃいけない、という事情なんでしょう。
PASMO・Suicaに置き換わったいまは、どんな費用がはじき出されるのか知りませんが。
そうかー、これが「4億円の駅」かー、とまじまじと見てしまいましたとさ。