「ロボット医療事務係」とのバトル

 いまお世話になっている精神科・心療内科のクリニックは、先生はたいへん温和で何でも話しやすい雰囲気の方なんですが、受付係の応対に毎度辟易しています。

 私が近年気に入っている言葉は「バカとハサミは使いよう」でして、あいつはバカだ、(俺はまともで)アイツがおかしい、使えない、などと耳にするたび、「バカ」「おかしい」と分かっているならその前提でその人をうまく使いこなして(相手して)ごらんなさい、と思うんです。

 それこそ、精神科の世話になるような人でない限り、日本語は通じるのでしょうから。
(なかには思想・宗教的な面で日本語すr…もとい、相容れない例外もありますが…)

 まさに、「バカと言ったら自分がバカ」ってやつですね。

 そんな私に毎度刺激を与えてくれるのが、精神科・心療内科クリニックの受付係です。

 私は「ロボット受付係」と勝手に名付けて、毎回バトルをしては負けています。(笑)
(過去のバトル歴→その1その2


 さて、火曜日の診察のとき、待合室で待っていると別の患者さんが受付で会計をしている光景が目に入りました。

患者「いや、きょうは暑いですねぇ」
ロボ「そうですねぇ、暑いですねぇ」
患者「そろそろ毎日涼しくなってくれるといいんですけど」
ロボ「そうですよねぇ」

……あれ? ロボット受付係にしては、まともな会話ができてんじゃん、と一瞬思いましたが、実はオウム返ししかしていないことに気がつきます。

そして

ロボ「次回の予約ですが、○月×日でよろしいですかー?」
患者「はい、10時台とか11時台はあいてますか?」
ロボ「いつがよろしいですかー?」

来た!! 患者は「10〜11時台」って言ってるじゃんよ!! これは自分も毎回見舞われるパンチです。(笑)


 さて、先日母親が偏頭痛の話をしていたので、そういえばここの待合室に製薬会社のリーフレットがあったぞ? と思って棚を探しても見当たりません。そこで

高橋「お忙しいところすみません、このあいだそこ(棚を指差して)に偏頭痛のリーフレットがあったと思うんですが、もうありませんか?」
ロボ「そうですねぇ、なくなってしまった『みたい』ですねぇ」
高橋「………」(投了)

こーのーやーろー! 接客業として「みたい」「思う」というあいまいな返答はNGだろうがっ!

 もちろん、そこで私が、「じゃぁ確かめてくれませんか?」「欲しいので製薬会社から取り寄せてもらえますか?」と会話を続けられなかった時点で、ロボット受付係の勝ちであります。

 ふんっ、受付係も何か作業をしていたから邪魔かと遠慮したんだようっ。(負け惜しみ)


 帰り際、「もしお手数でなければこの領収証のほかに診療明細をいただけますか?」と告げたら、すっごい渋い顔をして面倒そうにマシンを操作して出してくれました。
(ちょっと手間がかかるっぽい)

#本当は患者が「不要」と告げない限り無償発行するのが義務で、その旨の掲示もしてある

 つか、ちゃんと「明細書発行体制等加算 1点」がついてんじゃねーか! 毎回出せよ!
(1点=10円)

#もちろん、明細を出したから加算されたのではない

 へっへっへっ。
 ♪言ーってやろー言ってやろー、(院長)せーんせいに言ってやろー。(←まるで子供)


………レベル低い「バトル」だなぁ。。。


 近年、精神科は「心療内科」「メンタルクリニック」とも呼ばれるようになって敷居が低くなっていますが、明細にはしっかりと「受診科|精神科」と書いてありましたよ! やったね☆

 まぁ確かに、診療明細には「本当のこと」が書いてあるので、実家の内科診療所ですら明細を見た患者さまの気分が変わる……というか、事務係がその場で怒りのターゲットにされてしまうケースがあるようで、ましてや精神科では…と考えれば受付係の気持ちは分からなくもありません。


 こんなこと考えちゃうから、いつも負けるんだよ。。。
author by よんなん
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