江戸東京たてもの園

IMGP9361.jpg きのう、午前中に新宿で上司と面会、午後は武蔵野市にあるかかりつけ歯医者さん(=高校の同級生)での定期健診、夕方から本八幡で飲み会でした。

 定期健診が終わってから飲み会の待ち合わせ時間まで少々時間があったので、三鷹駅から電車で3駅、武蔵小金井駅へ足を伸ばして「江戸東京たてもの園」へ行ってみました。(江戸東京博物館の分館)

 一度行ってみたかったんですよ、ここ。

 ……とはいえ会社を休み始めて以来、浦安から山手線はおろか東京23区を越えて出かけたのは初めてで、着いた時点でもうクタクタです。orz


 移築復元された建物の内部にも入れるのですが、あいにくの雨模様で傘を閉じたり靴を脱いだりが面倒で、結局、都電と銭湯だけを見ました。


IMGP9354.jpg 都電はもちろん車内にも入ることができ、車掌台(?)から“チンチン”と電鈴を鳴らすこともできます。(なぜかブザは鳴らなかった)

 専門知識(?)を活かし、ふっふっふ、この点検蓋は5円玉1枚で開けられるのだよ……さぁ中はどうなってるんだ! とカチャカチャやってみても開きません。

 開かないように細工してあるのか、長いこと開けていないので固渋してしまったのか、どちらかでしょう。(たぶん後者)

 ……ヒューゲル(パンタグラフ)の引き紐を引っ張ると、屋根の上であがったまま固定してあるヒューゲルがグラグラするので、どうやら「手動下降式」みたいですが、上昇はどうやるんですかね? 路面電車にはあんまり詳しくない(謎)んです。

 行先の表示幕は、ちゃーんと巻き取り式の幕になっていて、もしかしたら定期的に変えているかもしれません。(同じ表示を出しっぱなしだとビニール製の幕が傷むので)

 小学校の宿題なのか、スケッチをしに子供たちがやってきたので、悪事はおしまいです。

 架線がないのにどうやって電源を供給しているのか、床下にそれっぽいケーブル類を見つけられなかったので、これは次回の宿題です。


IMGP9366.jpg 銭湯では中学生以上になって初めて女湯というものに入りましたが、別に、どうってことないですね。(当たり前だ)

 玄関は意匠を凝らした立派なものですが、内部は、現在も東京近郊に点在する一般的な銭湯と変わりません。

 あの高いところの窓は、湯気抜きのためにあるんですか。解説を見てはじめて知りました。へぇ。営業中の銭湯へ行っても開いてるの見た覚えがない(気がするん)ですけど。

 内部は昭和30年代の雰囲気を再現しているのだそうですが、脱衣場や浴槽脇の広告に、どれ一つとして電話番号が書いてないのがちょっと不自然に思えました。
(洗い場の鏡に貼られた広告だけ、電話番号が書いてありました)

 お店の広告に住所だけで電話番号載せないなんて、あるわけないじゃーん。……と思っちゃうんですが、本当に当時の広告はそれが一般的だった(電話そのものが珍しかった)のか、復元用のダミー広告でイタズラ電話防止のためなのか、ちょっと分かりません。。。


IMGP9363.jpg 銭湯を出て園内をぶらぶらしていると、あちらこちらの建物の玄関には住居表示(番地)のプレートのほかに、電電公社のマークが入った「○○○−○○○○」(実際には数字)というプレートも貼ってあるのに気づきました。

 え、これもしかして、電話番号? 昔は玄関に貼ってあったんだ!? へぇー。

 この番号、あたまに「3」をつけてダイヤルしたら、今でもつながるのかな……。(やめろ)

 ほかにも、醤油屋さんや居酒屋さんの店頭には、実在する(した)ブランドの瓶が並べられていたり、都立公園内の展示施設にしては大胆なことしますね。…もちろん、復元、という意味では望ましい姿ですけれども。


 楽しみにしていたのに、時間と体力の都合でほんの少ししか見られなかったので、また晴れた日にゆっくり訪れたいです。
author by よんなん
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