次長面会

 会社を休み始めてから、会社とのコンタクトは直属の課長が窓口で、1〜2週間に1度のペースでお会いしていました。

 そこへ、きのう課長から電話があり、きょう・明日の予定を聞かれました。


 次長が会いたい、と言っているとか。


 ひええ。絶対怒られる!

 ……そう思いながら、きょう10時に新宿駅で課長と待ち合わせ、近所の喫茶店へ。いつもの事務連絡等を済ませると、課長と交代で次長登場です。

 課長は「次長が何をお話しになりたいのかは、俺も知らないんだよね」と帰っていきました。。

#会社によって職制の違いがあると思いますが、現在の△△事務所は「事務所」を名乗りつつ社員数6〜700人のちょっとした中小企業レベルな規模なので、そういう会社なら副社長にあたるでしょう。


 以前、職場での雑談中に「心療内科」という単語が出たとき、次長が

「心療内科って何?」

とおっしゃっていたので、こりゃ絶対に部下のメンタルヘルスには理解がない人だな、と思っていました。

 そんな人から見れば、うつ病などただの「なまけ病」ですってば。


 と、ビクビクしつつ次長をお迎えすると、予想とは裏腹に温和な雰囲気でお話をされます。

 30分ほどの間に

・高橋君のようなケースは3人目で、過去の2人は現在は無事復帰していること
・赴任前情報では向いていると感じていたが「ものづくり」という仕事は高橋君にとってどうか
・本屋で、高橋君に合いそうな本を見つけたから買ってきた
・いまは心のチャージにつとめること。自分のオススメは「寺めぐり」と「ポタリング」……だが、過去の2人は実践していない(笑)

というお話をされてあっけなく終了しました。

#ちなみに次長の趣味が本格的な自転車で「ポタリング」は本格的サイクリングのワンランク下。一般人がイメージする観光地めぐりでのお散歩的サイクリングに近い


 「ものづくり」に関しては、そこは正直に、大学・大学院の「機械工学(研究)科」に6年いて、もう懲り懲りであること、就職活動の場面で現勤務先と同業でも機械工学系でものづくり職しか募集していない会社は文系で応募したことなどをお話ししました。


 「過去の2人は実践していない」という言葉が示すとおり、次長ご自身でも認識していらっしゃるようですが、一般的に対うつ病患者にはNGとされるアドバイスが結構ありましたね。

 自分自身がわりと調子が良くなってきている(ように感じている)のと、次長も課長からの報告を踏まえてのアドバイスだったろうと思うので受け入れられましたが、休み始めの頃ならおそらくパワハラに近いレベルのプレッシャーだったと思います。

 分かったかね、ヤバかった頃にやたらとアドバイスをくれた心当たりのある人よ!>私信


 本は、“高橋君に合いそう”と言うので電車の本かと思いきや、聖書に関する本でした。

 ……とはいっても、次長ご自身もクリスチャンではなく、著者はフィナンシャルプランナーの中村芳子という人で、バリバリの宗教本というより、曽野綾子のコラムに近そうです。


 いまのところ、紙媒体で読めるのはマンガと新聞程度が限度なんですが、気が向いたら少しずつ目を通してみたいと思います。
author by よんなん
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