高い授業料
2011.06.07 Tuesday | よんなん的戯言
わが国は現在「政権交代可能な野党を育ててこなかった」とても大きな授業料を払っている、と思っています。
というか、旧来の自民党に見切りをつけるのが遅すぎたというか。
……そうはいってもまさか、旧社会党に政権なんか任せていたらとんでもない国になっていたでしょうから、野党が再編されて現在の民主党ができてからです。
「たられば」の話をしても仕方がないんですが、遅くても民主党が「岡田500日プラン」を掲げ、小泉内閣が「郵政」のみを争点にした2005年の総選挙で旧来の自民党に引導を渡しておくべきだった、というのが自分の考えです。
その後犯罪人として収監されることになる人を自民党の幹事長が「我が弟です! 息子です!」とまで言ったあの選挙でわが国が失ったものは多すぎた。。。
仮に2005年で「岡田内閣」ができていたとして、2009年の総選挙で引き続き民主党政権が続いたか再び自民党が返り咲いたか、は分かりませんけれども、「新生自民党」であれば福田康夫氏や麻生太郎氏なんかも今ごろはもうちょっとまともに総理をやってられたんじゃないかなぁ、と残念に思ったりするわけです。
現在の総理大臣の体たらくを何から何までやり玉にあげて「スッカラ菅」だの「いやんバ菅」だの言っていかに「自分はヤツらと違ってまともな思考である」か主張するのも結構ですが、私から見れば旧社会党と同じで「建設的な意見を言わずに反対だけしている人」にしか見えません。ごめんなさい。
自分ですか? 自分には建設的な意見が思い浮かばない(思い浮かぶくらいなら仕事できます)ので、不満は持ちつつも「これは授業料だ」と思うしかないと考えています。
強いて言えば、仮に現在総選挙があったとして自民党に再度政権を任せられるとは考えられない状況のもと、日本でようやく世界に追いついて実現できた「二大政党制」すら実はすでに時代遅れなのかもしれません。
現在の議院内閣制・二大政党制に代わって何か別の体制を考えられれば声を大きくして現政権・現体制を批判しつつ堂々と意見を述べられるのではないかと思います。
さもなくば、現在の民主党政権のありようは甘受しつつ、自民党はあと2年辛抱して「政権交代可能な野党」に生まれ変わって戻ってこい、と思うしかないでしょう。
なにかといえばすぐ「内閣不信任」などと言い出す自民党その他勢力を見る限り、ひとまずはドイツのように議会が次期首相を明示しないと不信任案を可決できない「建設的不信任」制度を取り入れるのが現実的なところと考えます。
というか、旧来の自民党に見切りをつけるのが遅すぎたというか。
……そうはいってもまさか、旧社会党に政権なんか任せていたらとんでもない国になっていたでしょうから、野党が再編されて現在の民主党ができてからです。
「たられば」の話をしても仕方がないんですが、遅くても民主党が「岡田500日プラン」を掲げ、小泉内閣が「郵政」のみを争点にした2005年の総選挙で旧来の自民党に引導を渡しておくべきだった、というのが自分の考えです。
その後犯罪人として収監されることになる人を自民党の幹事長が「我が弟です! 息子です!」とまで言ったあの選挙でわが国が失ったものは多すぎた。。。
仮に2005年で「岡田内閣」ができていたとして、2009年の総選挙で引き続き民主党政権が続いたか再び自民党が返り咲いたか、は分かりませんけれども、「新生自民党」であれば福田康夫氏や麻生太郎氏なんかも今ごろはもうちょっとまともに総理をやってられたんじゃないかなぁ、と残念に思ったりするわけです。
現在の総理大臣の体たらくを何から何までやり玉にあげて「スッカラ菅」だの「いやんバ菅」だの言っていかに「自分はヤツらと違ってまともな思考である」か主張するのも結構ですが、私から見れば旧社会党と同じで「建設的な意見を言わずに反対だけしている人」にしか見えません。ごめんなさい。
自分ですか? 自分には建設的な意見が思い浮かばない(思い浮かぶくらいなら仕事できます)ので、不満は持ちつつも「これは授業料だ」と思うしかないと考えています。
強いて言えば、仮に現在総選挙があったとして自民党に再度政権を任せられるとは考えられない状況のもと、日本でようやく世界に追いついて実現できた「二大政党制」すら実はすでに時代遅れなのかもしれません。
現在の議院内閣制・二大政党制に代わって何か別の体制を考えられれば声を大きくして現政権・現体制を批判しつつ堂々と意見を述べられるのではないかと思います。
さもなくば、現在の民主党政権のありようは甘受しつつ、自民党はあと2年辛抱して「政権交代可能な野党」に生まれ変わって戻ってこい、と思うしかないでしょう。
なにかといえばすぐ「内閣不信任」などと言い出す自民党その他勢力を見る限り、ひとまずはドイツのように議会が次期首相を明示しないと不信任案を可決できない「建設的不信任」制度を取り入れるのが現実的なところと考えます。