玉掛け技能講習最終日
2011.06.06 Monday | よんなん的免許 > その他
玉掛け技能講習3日目、実技の日です。
実技の前に「ワイヤ選定」と「質量目測」の試験。
……ワイヤ選定は、ワイヤ太さ・吊り角度別の安全荷重(=破断荷重×安全係数)一覧表が与えられ、じゃぁこの荷を吊るすのに適切なもっとも細いワイヤは? というのをメジャーなしにA〜Gの記号を振られたワイヤから目測で選ぶのですが、試験前から教室にワイヤが並べてあったので先生が来る前に太さを測っちゃいます。(内緒)
あとで講師の方との雑談の中で、太さが2mm刻みのワイヤも慣れてくれば区別がつくようになること、質量目測も、比較になるもの(ドラム缶や石油缶など)と水との比重を考えればざっくりした数字は簡単に分かるようになる、とのこと。
自分の業界でも、免許をもらうときの実技試験で目測を要求される数値は、日々の業務の中でそこそこの精度なら計器を見なくても分かるようになるのに似ているでしょうか。
#現場から離れてそろそろ2年半以上になり、自分の感覚はだいぶ錆びつきましたが
実技は、「丸鋼」と「H鋼」をクレーンのフックに掛けクレーン運転者に指示して移動させて降ろすという2つの内容で、試験はH鋼で行われます。
夕方には試験なので、丸鋼はそこそこに午前中からさっそくH鋼での試験内容を繰り返しやります。……が、今日の受講生は43人、5台のクレーンに分かれて1班8〜9人ですからせいぜい3回しか練習できません。
1台のクレーンにつき9人の班がさらに3人1組に別れ、1人が合図(指示)者・2人が補助者、という役目を代わる代わるやる=自分のグループが終わって残り6人がやっている間はずっと休憩です。
3人1組のグループを組んだ建設会社の若い方は
「もっとちゃんと教えてもらえると思ってました」
「現場でこんなことやったらブッ飛ばされますよ〜」
と不満たらたらでしたが、「試験用の実技」と「現場第一線での実技」では要求される部分が多少違うことは、業界歴7年で(特に国家資格の取得で)すっかり身についたので「とりあえず試験に受かっておいて、あとは現場で覚えましょう」と声をかけます。
人数と設備を考えたら手取り足取り教えてもらうことは無理で、自分の番じゃないときは他人がやるのを見て脳内予行演習をするしかないです。
試験そのものは、フォークリフトと同様「決まったことを(文句言わずに)決まった通りやる」だけなのですから。
やっぱり、喚呼は勤務先と順序が違います。……勤務先は「何を見るのか」を先に言ってから物を指差して「よし」ですが、コベルコ教習所は見るべき部分を先に見てから「よし、よし、『アイ掛けよし』」です。
(もし勤務先でやるなら「アイ掛け……よし、よし」あるいは「アイ掛け、1、2、よし」だと思う)
フォークリフトのとき隣でやってた玉掛けは、指差喚呼をビシバシやっててちょっと楽しみだったんですが、今日の先生はかなりユルユルでやはり今回もドン引きされない程度に。
まぁ、我々の班は最初に練習した建設会社の若い人がもともと声が大きかった(以前野球をやっていたらしいです)ので、先生もこの班は注意することないなと思ったみたいです。
若い人は高校の新卒時に私の勤務先を受けたら落ちた、と言ってたので「37歳まで何度でも受けられますよ〜、社会人採用の比率も毎年増えてます」と言おうかと思ったのですが、同じ建設会社の方が他にもいたのに偶然3人1組が一緒になった一人だけ声をかけるのも変ですし、受けるんだったら
・髪の毛の長さ(ちょんまげ状態)
・髪の毛の色
・ヒゲ
・ピアス
を何とかしてもらわなくちゃな〜、って、たぶん採用面接のときくらいはちゃんとやってくれるでしょうが、(「オレこの会社辞めます」と転職活動を公言するなら別として)いきなり変わったら何かと軋轢を生むでしょう。
なにより、自分には「そういう採用制度があるよ」ということ以上のアドバイスもできませんし、やめておきました。
試験には無事全員が合格して、自分の「修了証」の裏にはフォークリフトに「玉掛け」が加わりました。
てっきり先月もらった修了証に書き加えるのかと思っていたら、カードそのものが新しくなって返ってきました。
これで、新幹線だろうが、どんなに大きな鉄橋だろうが、この資格1枚でクレーンに吊るすことができます。(←例が鉄道しか思い浮かばない人)
実技の前に「ワイヤ選定」と「質量目測」の試験。
……ワイヤ選定は、ワイヤ太さ・吊り角度別の安全荷重(=破断荷重×安全係数)一覧表が与えられ、じゃぁこの荷を吊るすのに適切なもっとも細いワイヤは? というのをメジャーなしにA〜Gの記号を振られたワイヤから目測で選ぶのですが、試験前から教室にワイヤが並べてあったので先生が来る前に太さを測っちゃいます。(内緒)
あとで講師の方との雑談の中で、太さが2mm刻みのワイヤも慣れてくれば区別がつくようになること、質量目測も、比較になるもの(ドラム缶や石油缶など)と水との比重を考えればざっくりした数字は簡単に分かるようになる、とのこと。
自分の業界でも、免許をもらうときの実技試験で目測を要求される数値は、日々の業務の中でそこそこの精度なら計器を見なくても分かるようになるのに似ているでしょうか。
#現場から離れてそろそろ2年半以上になり、自分の感覚はだいぶ錆びつきましたが
実技は、「丸鋼」と「H鋼」をクレーンのフックに掛けクレーン運転者に指示して移動させて降ろすという2つの内容で、試験はH鋼で行われます。
夕方には試験なので、丸鋼はそこそこに午前中からさっそくH鋼での試験内容を繰り返しやります。……が、今日の受講生は43人、5台のクレーンに分かれて1班8〜9人ですからせいぜい3回しか練習できません。
1台のクレーンにつき9人の班がさらに3人1組に別れ、1人が合図(指示)者・2人が補助者、という役目を代わる代わるやる=自分のグループが終わって残り6人がやっている間はずっと休憩です。
3人1組のグループを組んだ建設会社の若い方は
「もっとちゃんと教えてもらえると思ってました」
「現場でこんなことやったらブッ飛ばされますよ〜」
と不満たらたらでしたが、「試験用の実技」と「現場第一線での実技」では要求される部分が多少違うことは、業界歴7年で(特に国家資格の取得で)すっかり身についたので「とりあえず試験に受かっておいて、あとは現場で覚えましょう」と声をかけます。
人数と設備を考えたら手取り足取り教えてもらうことは無理で、自分の番じゃないときは他人がやるのを見て脳内予行演習をするしかないです。
試験そのものは、フォークリフトと同様「決まったことを(文句言わずに)決まった通りやる」だけなのですから。
やっぱり、喚呼は勤務先と順序が違います。……勤務先は「何を見るのか」を先に言ってから物を指差して「よし」ですが、コベルコ教習所は見るべき部分を先に見てから「よし、よし、『アイ掛けよし』」です。
(もし勤務先でやるなら「アイ掛け……よし、よし」あるいは「アイ掛け、1、2、よし」だと思う)
フォークリフトのとき隣でやってた玉掛けは、指差喚呼をビシバシやっててちょっと楽しみだったんですが、今日の先生はかなりユルユルでやはり今回もドン引きされない程度に。
まぁ、我々の班は最初に練習した建設会社の若い人がもともと声が大きかった(以前野球をやっていたらしいです)ので、先生もこの班は注意することないなと思ったみたいです。
若い人は高校の新卒時に私の勤務先を受けたら落ちた、と言ってたので「37歳まで何度でも受けられますよ〜、社会人採用の比率も毎年増えてます」と言おうかと思ったのですが、同じ建設会社の方が他にもいたのに偶然3人1組が一緒になった一人だけ声をかけるのも変ですし、受けるんだったら
・髪の毛の長さ(ちょんまげ状態)
・髪の毛の色
・ヒゲ
・ピアス
を何とかしてもらわなくちゃな〜、って、たぶん採用面接のときくらいはちゃんとやってくれるでしょうが、(「オレこの会社辞めます」と転職活動を公言するなら別として)いきなり変わったら何かと軋轢を生むでしょう。
なにより、自分には「そういう採用制度があるよ」ということ以上のアドバイスもできませんし、やめておきました。
試験には無事全員が合格して、自分の「修了証」の裏にはフォークリフトに「玉掛け」が加わりました。
てっきり先月もらった修了証に書き加えるのかと思っていたら、カードそのものが新しくなって返ってきました。
これで、新幹線だろうが、どんなに大きな鉄橋だろうが、この資格1枚でクレーンに吊るすことができます。(←例が鉄道しか思い浮かばない人)