時給5000円のアルバイト

 大学時代の後輩でフリーライターとして活躍中の小林拓矢さんのツイートにこういうものがありました。

大学の非常勤講師の報酬は安い。月に(1回ではない)1コマ3万円程度で、非常勤をいくつもかけ持ちして食べている人もいる。知られざる社会問題ではある。

 私はフリーランスではなく「宮仕え」の身なので、何を書いたところで「あなたにフリーランスの気持ちが分かるか」と言われればそれまでですが、このツイートには非常に違和感を持ったので感じたことを書きます。


 大学の授業は1コマ90分ですから、月4週として、非常勤講師の報酬3万円を時給換算すれば「時給5000円のアルバイト」ということになります。

 とはいえ、まさか何の準備もしないで講義しに行く先生もいないでしょうから、授業時間と同じ時間を準備に費やしたと仮定して時給を半分に見積もっても、時給2500円です。

 時給2500円ですか……あの、自分の月給の時給換算より相当いいお給料ですね。

 出るのか出ないのか分からないボーナスを考慮して、ようやく肩を並べられるかどうか、といったところです。

 翌年も同じ科目を担当すれば、あるいは同内容の授業を複数の大学で掛け持ちすれば、講義ノートを使いまわすなどの「工夫」も可能になってきます。


 もちろん、サラリーマンのように所定の勤務時間を拘束される=一定の労働時間(残業があればそれ以上)を確保できる就労形態と、朝から晩まで講義を入れられるわけではない非常勤講師では「それだけでは生活の糧にならない」点が異なるのは確かでしょう。


 ただし、いまどき、フリーランスのナレーター、声優、モデル、漫画家、著述業、役者といった職業の皆さんが、「副業を許される会社」ないし単純作業のアルバイトを見つけてひとまず生活の基盤を確保しながら活動することは決して珍しくありません。

 一方、大学の非常勤講師、すなわち“フリーランスの学者”が「講義の報酬だけではメシが食えない」ことが「問題」だと言うのは、、、「『メシを食うための仕事』はしない」とか「こんな現状の社会構造は認めない!」とか言ってふんぞり返っている(だけ)……ように感じるのです。


 大学が学者の育成を一切しないで必要な教員を非常勤講師のみに依存している、ということであれば大学の存立基盤に関わる話でしょうが、それは法人経営体としての大学当局が問題意識を持っていると思います。
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ごはん日記 2011/6/22

IMGP3167_2.jpg きょうの昼ごはん
・野菜炒め
・麦ごはん
・みそ汁
・野菜ジュース

 野菜炒めは、きのうジェーソン(というディスカウントストア)で見切り品51円(税込)だった「野菜炒めセット」を使用。

 この類の野菜パックは一食で食べきるには多いので、半分は夕飯にでもしようかと。


IMGP3168_2.jpg きょうの夕ごはん
・にぎり寿司セット(320円)

 野菜炒めの残りを夕飯にするつもりが、100円ローソンの320円弁当に寿司があったので、ためしに買ってきてみた。

 1カン1カンがかわいらしい大きさで、量の面で(いまの)自分にはちょっと物足りない。

 さび抜きがデフォルトで、小さなわさびパックが同梱されているのは時代の流れか。
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