「家は三軒建ててようやく納得がいく」
2011.06.13 Monday | よんなん的住居 > 2011年のリフォーム
逆光でほとんど真っ暗ですが、引きこもり部屋です。自分が購入する前、元ピアノ教室として売主さんがこの住戸で唯一使っていた部屋で、昨年のリフォームでは手をつけなかった部屋です。
そしたら昨冬、室温が10℃以下と「外にいるのと変わらない」環境でほとんど開かずの間だったのでこれをどうにかしよう、とリフォームを決意してひとまず片付けました。
去年のリフォームをしてくれた工務店、もう一軒父親が教えてくれた住宅資材卸問屋と相見積もりを取りましたが、どうにもパッとしない内容。
勤務先の系列住宅会社もひとまず来てはくれたものの、震災以来、耐震診断業務がたくさん舞い込んで大忙しだそうで、見積もりがまとまるには時間がかかる様子です。
んーむ、、、と適当にネットサーフィンをしていて偶然見つけたのが「ホームプロ」という、リクルートやNTT、大阪ガスが出資して運営するリフォーム業者選びサイト。
困りごとを書いて投稿すると、近所のリフォーム業者を最大8社紹介してくれるとのこと。
「マンションの部屋が寒いので困っている」みたいなことを書いて投げたら、6社から返事がありました。
……まさか全部呼んで相見積もりさせてもこちらが大変なので、ひたすら営業と受注しか頭になさそうな1社と、住宅エコポイントが終わるまでに資材を調達できそうにないという(正直な)1社を外しました。
残り4社のうち3社がきょうまでに現場を見に来て、残り1社は今週末です。
きょうの午後、さっそく1社が見積もりを持ってきましたが、営業の方は単に要望を施工箇所にして値段を積み上げて持ってきただけです。
金に糸目はつけない、というのであればそれでいいんですが、こちらにも予算というものがあります。……この会社、「ホームプロ」で施工を依頼した客の評価や会社の返答を見ると規模にモノを言わせて資材を安く調達するのが売りみたいで、確かに新聞折込チラシがよく入っている会社なんですが、内窓はメーカーから調達ではなくサッシ屋に発注してリフォーム会社で上乗せして供されるとのこと。
おたくの会社の売りが生きてこない見積もりじゃん。。。
予算オーバーならどこを今回見送るか、グレードダウンするかを一緒に悩んでもらわなきゃなんですが、いきなり「私が住むわけではないので……」とうっかり発言としか思えない失言。
減点大だなぁ……と思いつつお引取りいただきました。
推測ですが、普段は直仕入れで安い資材で施工できて、見積額からどれを削るという話になったことがないのではないでしょうか。。。
それに先立ち、きょう午前に見に来た業者さんは規模は小さいものの、
「LDKは確かに外壁に面しているものの、壁は昨年のリフォームで塗装したばかりで、床はL45のフローリングである程度暖かいことだし、今回は窓の改良のみで様子を見ることにして、そのぶん北側洋室(=引きこもり部屋)だけは徹底的に断熱対策をしてはどうか」
と逆に提案されました。……施主があれもこれもと言い出すのを「はい毎度あり〜」と積算して予算オーバーの施主を困らせるのではなく、いや、これは今回見送ってはいかが、とプロの視点で取捨選択して上手に納得させるのは重要なスキルだと思います。
規模の小さな会社なので調達価格の差がどうはね返ってくるのか、そのあたりは見積もりができあがるまで分かりませんが。
冬の角部屋がこんなに寒いと知っていたら、昨年のリフォームでLDKの壁を単に塗装仕上げにするのではなく、梁の下の幅9cmばかりのスペースを分厚い断熱材で埋め尽くして梁とツライチになるような壁を作ったことでしょう。
#写真でメタルラックの突っ張り棒が突っ張っている部分が梁
ガス暖房がこんなに暖まりやすいと知っていたら、全室にガスの配管を通したことでしょう。……こんどガス管を分岐させるには、去年洗面所に新しく作ったばかりの床と壁をはがす必要があり、それは現実的ではありません。
(木で作ってあるのが新しい床と壁…ガス管はこの下)
表題の言葉、三軒とも新築である必要はなくて大規模リフォームでよいと思いますが、その通りだなぁ、と思います。
いまの住まいが一軒目、「ついの棲家」を構える前にもう一軒、どこか手がける必要があることになります。。。
そしたら昨冬、室温が10℃以下と「外にいるのと変わらない」環境でほとんど開かずの間だったのでこれをどうにかしよう、とリフォームを決意してひとまず片付けました。
去年のリフォームをしてくれた工務店、もう一軒父親が教えてくれた住宅資材卸問屋と相見積もりを取りましたが、どうにもパッとしない内容。
勤務先の系列住宅会社もひとまず来てはくれたものの、震災以来、耐震診断業務がたくさん舞い込んで大忙しだそうで、見積もりがまとまるには時間がかかる様子です。
んーむ、、、と適当にネットサーフィンをしていて偶然見つけたのが「ホームプロ」という、リクルートやNTT、大阪ガスが出資して運営するリフォーム業者選びサイト。
困りごとを書いて投稿すると、近所のリフォーム業者を最大8社紹介してくれるとのこと。
「マンションの部屋が寒いので困っている」みたいなことを書いて投げたら、6社から返事がありました。
……まさか全部呼んで相見積もりさせてもこちらが大変なので、ひたすら営業と受注しか頭になさそうな1社と、住宅エコポイントが終わるまでに資材を調達できそうにないという(正直な)1社を外しました。
残り4社のうち3社がきょうまでに現場を見に来て、残り1社は今週末です。
きょうの午後、さっそく1社が見積もりを持ってきましたが、営業の方は単に要望を施工箇所にして値段を積み上げて持ってきただけです。
金に糸目はつけない、というのであればそれでいいんですが、こちらにも予算というものがあります。……この会社、「ホームプロ」で施工を依頼した客の評価や会社の返答を見ると規模にモノを言わせて資材を安く調達するのが売りみたいで、確かに新聞折込チラシがよく入っている会社なんですが、内窓はメーカーから調達ではなくサッシ屋に発注してリフォーム会社で上乗せして供されるとのこと。
おたくの会社の売りが生きてこない見積もりじゃん。。。
予算オーバーならどこを今回見送るか、グレードダウンするかを一緒に悩んでもらわなきゃなんですが、いきなり「私が住むわけではないので……」とうっかり発言としか思えない失言。
減点大だなぁ……と思いつつお引取りいただきました。
推測ですが、普段は直仕入れで安い資材で施工できて、見積額からどれを削るという話になったことがないのではないでしょうか。。。
それに先立ち、きょう午前に見に来た業者さんは規模は小さいものの、
「LDKは確かに外壁に面しているものの、壁は昨年のリフォームで塗装したばかりで、床はL45のフローリングである程度暖かいことだし、今回は窓の改良のみで様子を見ることにして、そのぶん北側洋室(=引きこもり部屋)だけは徹底的に断熱対策をしてはどうか」
と逆に提案されました。……施主があれもこれもと言い出すのを「はい毎度あり〜」と積算して予算オーバーの施主を困らせるのではなく、いや、これは今回見送ってはいかが、とプロの視点で取捨選択して上手に納得させるのは重要なスキルだと思います。
規模の小さな会社なので調達価格の差がどうはね返ってくるのか、そのあたりは見積もりができあがるまで分かりませんが。
冬の角部屋がこんなに寒いと知っていたら、昨年のリフォームでLDKの壁を単に塗装仕上げにするのではなく、梁の下の幅9cmばかりのスペースを分厚い断熱材で埋め尽くして梁とツライチになるような壁を作ったことでしょう。
#写真でメタルラックの突っ張り棒が突っ張っている部分が梁
ガス暖房がこんなに暖まりやすいと知っていたら、全室にガスの配管を通したことでしょう。……こんどガス管を分岐させるには、去年洗面所に新しく作ったばかりの床と壁をはがす必要があり、それは現実的ではありません。
(木で作ってあるのが新しい床と壁…ガス管はこの下)
表題の言葉、三軒とも新築である必要はなくて大規模リフォームでよいと思いますが、その通りだなぁ、と思います。
いまの住まいが一軒目、「ついの棲家」を構える前にもう一軒、どこか手がける必要があることになります。。。