史上初のプロ併用早慶戦

DSC01419.jpg この週末、都市対抗野球が開催されている大阪にはとどまらずに土曜日だけで帰ってきたのは、秋の早慶戦の週末でもあったからです。

 例年ならプロ野球なんて終わってる時期ですが、春先の節電騒動のあおりでクライマックスシリーズがずれ込みました。

 もともと、神宮球場はアマチュア野球、特に東京六大学野球をやるために作られた球場なので、球場が歩んできた経緯としてはプロ野球よりも東京六大学野球が優先されます。

 ……が、今年はプロ側からかなり強引な要求があったように耳にします。

 もし昨年であれば、、、

・優勝のかかった早慶戦であったこと
・早稲田にドラフト1位指名選手が3人もいて
・特に人気の投手も1人いた

というあたりで東京六大学側も興業面で押し切れたでしょう。実際、昨年秋の早慶戦は神宮球場が満員になりました。(特に11月3日の優勝決定戦)


 今シーズンは久しぶりに早慶ともに優勝とは無縁な早慶戦で、しかも秋です。

 ただでさえ人が来ない=興業的にかなり不利にならざるを得ないところ、関係者のかなりの尽力があってようやく「12時試合開始」等々の取り決めがなされたようです。

DSC01435.jpg 秋の早慶戦といえば「デコレーション」ですが、早稲田側は舞台美術研究会が作るのをやめてしまったそうで、横断幕になってました。

 デコレーションの片付けは早慶戦の決着がついた翌日の昼に行うことになったそうで、プロ野球の試合中も出しっぱなしだったそうです。

 早慶戦そのものは早稲田の2連勝に終わったものの、試合後は勝利の拍手も4年生引退セレモニーもなく、「早稲田の栄光」の伴奏だけ(早稲田三唱もなし)で日本総業(=神宮球場のイベント警備会社)にとっとと追い出されました。

 で、翌日、新人戦が行われている日中にデコレーションの撤去作業が行われていた目撃情報が入りました(Facebook←公開範囲はアップロード者の友達まで)。……例年なら早慶戦の決着がついた日の晩のうちだそうなので、この点だけは作業をする学生にとってよかったかもしれません。
author by よんなん
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