「超」手帳法

 今回はこの本の書評です。

 私が普段使っている手帳は、高校生の頃から「超」整理手帳です。

 勤務先の会社や労働組合も手帳を毎年くれるものの、今のところそちらは使っていません。

 で、「超」整理手帳をいまいち使いこなせていない気がして買ってみたのですけど、手帳の使い方というよりは、「メモの取り方」「スケジュールの組み方」が主な内容でした。

 これは、12年前の『続「超」整理法・時間編』(中公新書)でもほぼ述べられていたような…。
(新しい内容もありますけど)


 「超」整理手帳のメリットは、最長8週間の予定がひと目で分かる点と、A4用紙を4つに折れば簡単にはさめる(=PCから打ち出した紙を折り込みやすい)にあるのですけど、この「数週間先の予定が一覧できる」という機能をいまいち使いこなせないでいます。

 知人がカレンダー型の手帳を使っているのを見て、あっちのほうが分かりやすそうだなぁ、なんて思ってしまったこともしばしばです。

 そうしたら第2章「タイムマネジメント」の「『見える化』がもっとも必要なのは時間」の項目などで

・「月別の壁掛けカレンダーに予定を書き込むのも、一つの方法だ。しかし、これは、持ち歩くには不便だ。そこで、私は、スケジュール表を折りたたみ式にすることにした。これが、『超』整理手帳である」(53ページ)
・「1日の中の時間を見るための道具がアナログ時計であり、ひと月程度の時間を見る道具が、月別のカレンダー、または『超』整理手帳である」(53ページ)
・「月別カレンダーや『超』整理手帳のスケジュール・シートを使うと『いまから数週間先には何があるか』は、チェックするようになる」(55ページ)

という具合に、「月別カレンダー」と「『超』整理手帳」が同列に扱われているではないですか。

 カレンダーと「超」整理手帳で違うのは、大きさだけです。

 じゃぁ、カレンダーの形をした手帳でもいいんじゃんよー、と思うのです。

 「超」整理手帳のスケジュールシートって縦にのばすと、カレンダーとは左右が逆になるんですよね。(月曜が右になってしまう)

 個人的には、これが逆なら…と思うんですけど。

 まぁ、ただでさえ「超」整理手帳は1日の記入欄が小さいのに、カレンダー型の手帳はもっと小さい、っていう点もあります。

 ただ、今のところ、勤務時間中の作業は会社からすべて指示があるので個人で予定を組む余地も必要もありませんし、プライベートの時間だってそんなに予定なんかありませんし、記入欄が小さくたって充分、っていう気もします。

 とはいえ、今ごろの時期だと4月始まりの手帳しか書店などでは売られていない(=バリエーションも少ない)でしょうし、手帳は今のままで新聞屋さんがくれた壁掛けカレンダーでひとまず併用して使ってみようか、と。
author by よんなん
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