仕事の本籍地

 今年はじめにあった勤務先での部課長面談で

「仕事の軸足を置く『本籍地』を、育成期間中に作ってほしい」

というアドバイスをもらいました。

 勤務先の会社は手がけている事業も極めて幅広いですし、おまけに異動の希望と反した発令(特に勤務地)が目立つことでは定評があるので「言われればどんな仕事でもしますし、どこでも行きます」と言ったんです。

 一見すると意欲的でも、ある面では受身な姿勢でもあります。
 そんなので社会人として成長できると思うなよ、となってもおかしくないわけでして。

 おまけに、技術系枠で採用されているのに広報やりたいなんて言い出したので、なおのこと出身部門のプロでなきゃ話にならないのでしょう。


 さて、そんなことがあって3か月ほどたった先週、テレビをつけたら都知事選の政見放送を流していて、浅野氏が

「私の本籍は福祉です」

なんて言ってると、都知事選の有力候補でもこういう言葉使うのかー、とアンテナが反応したりするわけです。

 同じ言葉でも別なルートで耳にすると、より納得してしまうんですよね。

 実際には「浅野 本籍は福祉」でgoogle検索すると懐疑的な論調が上位にヒットするんですけど。


 とはいえ、かつて大学で機械工学科の教授が「スペシャリストはゼネラリスト」なんて言うのを、視野の狭そうな学科の雰囲気に「嘘だッ!!」とか思ったのはさて置いて、今後は少し意識してみるといいことがあるやも…なんて思ったりしたのでした。
author by よんなん
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