群馬ポジティブで……

 デスクトップの壁紙を、東京メトロが配布しているものにしました。(参考

 浦安に帰ったときに見るテレビコマーシャル「東京ポジティブで行こう。」のやつです。
(群馬でも同じコマーシャルが流れているはずなんですけど、だらだらとテレビを見るのって浦安にいるときくらいですので)

 そのコマーシャルや、壁紙に出てくるシーンは、主に、アフター5だとか休日を東京で過ごしている様子なんですよね。


 そういうのを見ていると、ああ、東京って、楽しいんだなぁ、って、やっぱり思ってしまいます。

 公式サイトにある「東京ポジティブとは」の説明は、全くそのとおりだよ、って思います。

 そりゃぁ、誰もが住みたがるし、転勤のある企業なら、東京勤務をしたがるよなぁ、と。


 でも、就職活動中、転勤がある企業では決まって「これからは地方の時代だと思います」なんて言ってました。
 今でもその考えを変えるつもりはありません。

 ただ、実際に滞在してみて感じる、地方と東京の決定的な違いは、「選択肢の多さ」です。


 買い物をするにも、レジャーをするにも。


 今の私の環境で、日常的に買い物をするところといったら、徒歩ならベルク、クルマならベイシアしかありません。

 いま、スポーツクラブに入ることを考えていますが、選択肢は高崎駅前のセントラルしかありません。

 高崎駅至近で時間帯を問わずに早く安価に食事ができる店といえば、松屋しかありません。

 本屋は、高崎駅構内の「くまざわ書店」しかありません。

 東京へ遊びに出ようと思えば、JRしかありません。


 いや、確かに、ベイシアなんか安いですし、東京都心顔負けの立派なスポーツクラブだってありますし、東京でも見かける24時間営業のチェーン店だってありますし、ようやく比較的品揃えのいい本屋ができましたし、電車だって都心直通のが20分に1本走っているんです。便利なんです。

 でも、八重洲ブックセンターも三省堂も書泉もジュンク堂書店も紀伊国屋書店も丸善も有隣堂もあるなかで、近所の本屋やamazon.co.jpを使うのと、セントラルもコナミもジェクサーもあるなかで、サッポロスポーツを使うのと、松屋も吉野家もてんやもあって、大戸屋に行くのと、JRも東急もあって京急に乗るのと、ダイエーもマルエツもイトーヨーカドーもピーコックも生協もあってY'sマートへ行くのとでは、同じ本屋でもスポーツクラブでもチェーン店でも電車でもスーパーでも、違うと思うんです。


……それ「しかない」から使う、というのは少なくともポジティブじゃありません。


 群馬でもスキー場と日帰り温泉だけは、選択肢がいくらでもありますけどね。
author by よんなん
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