すべては「施主と工務店のコミュニケーション不足」という一言で表せると思うのですよね。
きょうは午後から親方が一人で残った工事をしに来ましたが……いくつかの痛烈な行き違いが判明。
といっても、LDKの内窓周辺の仕上げと、引きこもり部屋の床の仕様の2点だけなんですが、印象が極めて悪いです。
まず、LDKに内窓をつけるのに、窓からベランダへ出しているエアコンのダクトとTVアンテナ線の処理が課題でした。(何か所かの内窓取扱店はそれで断ってきた)
で、それはうまくやってくれたんですけど、TVアンテナ線はもともとモールできれいに隠してあったのが、施工後はだらしなくぷら〜んと垂れ下がっています。(写真だとちょっと分かりづらいですが、エアコンのダクトとコンセントの間に垂れ下がっているのがそれ)
これどうするんですか? と親方に聞いたら「それは(値段に)入っていません」。
アンテナのモールが内窓設置に支障するのは事前の打ち合わせでも知らせてあるんだから、はがして内窓をつけたら、またモールで隠して復旧するように見積もりに含めておくものじゃないのかっ!
いや、「〜しておくものだ」は施主の勝手な思い込みであって、そこは工務店にちゃんと聞いておかねばなりませんでした。
おまけに、内窓をつけるのにカーテンレールをはがした跡をペンキで塗ってもらったら、ろくにマスキングもしないで塗るもんだから、去年塗ったばかりの「白っぽい壁」を汚されてしまいました。
「白っぽい」がキーポイントで、白じゃないんです。
「まったく同じ色」を再現できない事情は察するので、「それっぽい色」で汚した部分を塗り直してくれればよいです、と了承したら、きょうアイボリーと白のペンキを持ってきて、やおらアイボリーに白を混ぜ始めて壁にベタベタ塗っては「色が合いません」などとやっています。
なにやってんだ! アイボリーに白をいくら大量に混ぜたって「黄みを帯びた白」にはならないよ! 白にアイボリーを少しずつ混ぜなきゃだめだよ!!
あなた本当にプロか!!!
なんか施主がOKすればそれでよい、とにかくOKもらっとこう的な姿勢が感じられるけど、本来なら、部屋全体を塗り直せと言われてもおかしくないと思わないか!
全塗装なんて最初は全然そんな気なかったけど、よく考えたらそのくらい言ってもよいのでは自分は……と思えてきましたよ。
……というかですね、ペンキで汚す前に、モールをはがすときに壁の一部分が一緒にはがれちゃったときは、「お客さんでパテを盛って塗り直してください」なんてのたまったのですぞ!
で、次に、引きこもり部屋の床の仕上げは「12mmベニヤ2枚重ね貼り」だったのが実際は1枚だったんです。
根太も満足に組めなかったので、2枚重ね貼りするスペースが確保できなかったから変更したのかと思って聞いたら、
「契約の際にボード2重貼りを1枚に変更しましたよね」
いや、確かに壁の石膏ボード2枚重ねてもそれほど意味がない(だろう)と1枚に変更しましたが、床まで1枚にしてくれとは言ってない!
同じ言葉を交わしていながら、相互に違うことを考えてしまう、という行き違いはままあることですから、契約書だけでなく最終的な見積書も2部作って共有しておくべきでした。。。
金額だけが書かれた契約書は同じものを2部作って手元にも1部あるものの、詳細な仕様が書かれた紙は事前の見積書しかなくて「最終的なもの」は相互に交わさなかったので(強いて言えば口頭で確認したのみ)、契約の時点でその点が不安だったんですよね……。。。。
不安だったら聞けばよかったのです。
それはそうと、「2枚重ねならそれに合わせて床を作ります」……って、根太も組めなかったのに、どうやってやるつもりだったのだろうか。
しかし、施主としての落ち度も多少あったにしても、、、、これは、不誠実……不誠実だッ!
リクルート系列の
ホームプロから紹介されてお願いしたところなので、そこは後日「お客さまの評価」でしっかりフィードバックしようと思います。
今日終わるはずだった作業は、結局一つも終わらずに親方は帰ってゆきました。