中野駅の観察
2011.02.12 Saturday | よんなん的日常
水曜日、江戸東京たてもの園へ行った帰り、中央線の中野駅で電車を乗り換えました。
中野駅は、中央快速線は6・7・8番線の典型的な「2面3線駅」です。6番線が下り、8番線が上り、7番線は折り返し用ですが折り返し電車はほとんどなく朝ラッシュ時の「交互発着」用で主に上り電車のホームです。
が、中央線の各駅停車(総武線)と東西線は線路が入り乱れてどのホームから何線のどこ方面の電車が出るのかよく分からず、一度見ておきたいと思っていました。
結論から言っちゃうと、総武線も東西線も典型的な「JR型2面3線」でした。
1番線は総武線の「下り本線」。新宿方面から三鷹へスルーしてゆくホーム。
2番線は総武線の「中線」。中野での折り返し用。
(1番線からも新宿方面へ折り返しが可能)
3番線は東西線の「B本線」相当。東西線から三鷹へ直通する電車が来ます。
4番線が東西線の「中線」相当。中野での折り返し用です。
(3番線も1番線と同様に東西線方面へ折り返しが可能)
そして、5番線が総武線の「上り本線」兼、東西線の「A本線」相当。三鷹から来る電車はすべて5番線に来て、発車してから新宿方面と地下鉄方面へ振り分けられる仕組みです。
#Wikipediaによると、早朝深夜の「オレンジ色の各駅停車」は三鷹方面から2番線に到着するんだそうですが
1番線から8番線まで、ホームの係員はJRの制服を着ています。
5番線は、総武線新宿方面(JR)か東西線直通(東京メトロ)かで合図が違うので面倒だろうなぁ、と思って観察していたら、5・6番線ホームの立ち番は6番線からの中央線下り電車に合図を出すだけで、5番線は駅員からの合図がなくてもよいようです。
3・4番線を見ていると、3番線からは総武線の電車として、4番線からは東西線の電車として発車していくのですが、合図を出すのは同じJRの駅員さんです。
乗降が済んだのを駅員が確認して、白い合図灯を車掌へ向けて上下に振るのは同じです。
3番線の電車はそれで車掌がドアを閉めれば、イコール運転士への出発合図で電車が発車します。
4番線の電車は車掌がドアを閉めたあと、再度ホームを確認して車掌が運転士へブザー合図を出します。……ドアのセンサでは検知できない何かがホーム側から挟まっていれば、車掌がブザーを押さない限り電車は動きません。
その際、支障がなければ駅員からも合図灯を高く掲げて車掌に見せるわけですが……観察する限りこれがまた上下に振っていたりテキトーなので拍子抜けです。
ドアが閉まってから再度合図灯を上下に振るのは、東京メトロ的には「もう一度ドアを開けてくれ」という意味ではなかろうか……。(推測)
#それでも東京メトロの車掌は電車を発車させるので、あてにしてないんですかね?
駅の設備は基本的にJR仕様なんですが、3・4番線の「発車標」だけ地下鉄仕様のもので、その一方、「電車が」「きます」を交互に表示しながら「ピッピッピッピッ」と鳴るアレはJRの駅と同じものがついています。
3・4番線は東西線からの電車が来るのですから、「こんどの電車」の表示器が地下鉄仕様なのは分かるんですけど、「電車が」「きます」のアレはどうやって鳴り出すんでしょうね?
あと5番線は新宿方面へは地上の出発信号機、東西線方面へは運転席にある車内信号機に信号を出すわけで、この駅の信号回路はどうなってるのか、一度見てみたいもんです。
(仮に入手したところで読み解けるのかどうか、という課題はありますが)
特に輸送混乱時に3・4・5番線のルートを引く権限を持っているのはJRの指令室なのか地下鉄の指令所なのか、疑問が尽きることはありません。
それはそうと3・4番線の駅名標はラインカラーが東西線の水色というだけで形はJRのものなんですけど、何かヘンだなぁ……と思っていたら、文字のフォントが違うことに気づきました。
自分はフォントの種類に詳しくないのでよく分かんないんですが、3・4番線のは東京メトロが採用している「新ゴ」と似ているようなそれとも少し違うような……。
どうでもいいんですけど、3番線からの三鷹ゆき電車の発車ベルは地下鉄の「プー」じゃなくてJRの発車メロディでいいんじゃないかと思うんですがどうなんでしょうか。
初めてやって来て乗り降りするには分かりにくい駅ですが、マニア的視点で観察するには面白い駅です。
中野駅は、中央快速線は6・7・8番線の典型的な「2面3線駅」です。6番線が下り、8番線が上り、7番線は折り返し用ですが折り返し電車はほとんどなく朝ラッシュ時の「交互発着」用で主に上り電車のホームです。
が、中央線の各駅停車(総武線)と東西線は線路が入り乱れてどのホームから何線のどこ方面の電車が出るのかよく分からず、一度見ておきたいと思っていました。
結論から言っちゃうと、総武線も東西線も典型的な「JR型2面3線」でした。
1番線は総武線の「下り本線」。新宿方面から三鷹へスルーしてゆくホーム。
2番線は総武線の「中線」。中野での折り返し用。
(1番線からも新宿方面へ折り返しが可能)
3番線は東西線の「B本線」相当。東西線から三鷹へ直通する電車が来ます。
4番線が東西線の「中線」相当。中野での折り返し用です。
(3番線も1番線と同様に東西線方面へ折り返しが可能)
そして、5番線が総武線の「上り本線」兼、東西線の「A本線」相当。三鷹から来る電車はすべて5番線に来て、発車してから新宿方面と地下鉄方面へ振り分けられる仕組みです。
#Wikipediaによると、早朝深夜の「オレンジ色の各駅停車」は三鷹方面から2番線に到着するんだそうですが
1番線から8番線まで、ホームの係員はJRの制服を着ています。
5番線は、総武線新宿方面(JR)か東西線直通(東京メトロ)かで合図が違うので面倒だろうなぁ、と思って観察していたら、5・6番線ホームの立ち番は6番線からの中央線下り電車に合図を出すだけで、5番線は駅員からの合図がなくてもよいようです。
3・4番線を見ていると、3番線からは総武線の電車として、4番線からは東西線の電車として発車していくのですが、合図を出すのは同じJRの駅員さんです。
乗降が済んだのを駅員が確認して、白い合図灯を車掌へ向けて上下に振るのは同じです。
3番線の電車はそれで車掌がドアを閉めれば、イコール運転士への出発合図で電車が発車します。
4番線の電車は車掌がドアを閉めたあと、再度ホームを確認して車掌が運転士へブザー合図を出します。……ドアのセンサでは検知できない何かがホーム側から挟まっていれば、車掌がブザーを押さない限り電車は動きません。
その際、支障がなければ駅員からも合図灯を高く掲げて車掌に見せるわけですが……観察する限りこれがまた上下に振っていたりテキトーなので拍子抜けです。
ドアが閉まってから再度合図灯を上下に振るのは、東京メトロ的には「もう一度ドアを開けてくれ」という意味ではなかろうか……。(推測)
#それでも東京メトロの車掌は電車を発車させるので、あてにしてないんですかね?
駅の設備は基本的にJR仕様なんですが、3・4番線の「発車標」だけ地下鉄仕様のもので、その一方、「電車が」「きます」を交互に表示しながら「ピッピッピッピッ」と鳴るアレはJRの駅と同じものがついています。
3・4番線は東西線からの電車が来るのですから、「こんどの電車」の表示器が地下鉄仕様なのは分かるんですけど、「電車が」「きます」のアレはどうやって鳴り出すんでしょうね?
あと5番線は新宿方面へは地上の出発信号機、東西線方面へは運転席にある車内信号機に信号を出すわけで、この駅の信号回路はどうなってるのか、一度見てみたいもんです。
(仮に入手したところで読み解けるのかどうか、という課題はありますが)
特に輸送混乱時に3・4・5番線のルートを引く権限を持っているのはJRの指令室なのか地下鉄の指令所なのか、疑問が尽きることはありません。
それはそうと3・4番線の駅名標はラインカラーが東西線の水色というだけで形はJRのものなんですけど、何かヘンだなぁ……と思っていたら、文字のフォントが違うことに気づきました。
自分はフォントの種類に詳しくないのでよく分かんないんですが、3・4番線のは東京メトロが採用している「新ゴ」と似ているようなそれとも少し違うような……。
どうでもいいんですけど、3番線からの三鷹ゆき電車の発車ベルは地下鉄の「プー」じゃなくてJRの発車メロディでいいんじゃないかと思うんですがどうなんでしょうか。
初めてやって来て乗り降りするには分かりにくい駅ですが、マニア的視点で観察するには面白い駅です。