<< ごはん日記 2011/2/2 | TOP | ごはん日記 2011/2/3 >>

JRに合法的に損をさせる

IMGP1921.jpg 月曜日、急きょ高崎へ行く用事ができました。

 素直に切符を買って行けばいいんですが、下総中山駅の紫色の自動券売機をちょいちょいといじって、こんな切符を作りました。

「往復乗車券 舞浜→高崎問屋町 京葉線・西船橋・総武線・秋葉原・上野・新幹線・高崎経由 1月31日から4日間有効」

 2月3日に精神科の診察があって新浦安へ行きます。

 下総中山〜高崎(120.4キロ)の運賃と今回作ったルートの運賃は同じなので、31日に復路のきっぷで帰ってきたら、下総中山で「途中下車」をして、木曜日にその切符で新浦安へ行けます。

#往路の途中で秋葉原で途中下車をするのにも使いました。

 舞浜、高崎問屋町、と一駅ずつ先までにしたのは、140キロまでは運賃が同じだから、駅員さんの手を煩わせなくても切符が記念に手元に残るから、というだけです。


 舞浜も高崎問屋町も東京近郊区間内なので途中下車はできない決まりですが、在来線で行くのでも「新幹線経由」にするのがポイントです。

 新幹線経由の乗車券は「東京近郊区間相互発着」ではないので、100キロを超える乗車券なら途中下車ができて、有効期間も200キロまで2日間(往復乗車券はその倍で4日間)になります。

 新幹線経由の乗車券で平行するJRの在来線に乗るのはいいんです!
(新幹線単独駅がない東京〜熊谷は同一線路、熊谷〜本庄早稲田〜高崎は本庄経由の在来線との選択乗車が認められているから→このページこのページの(20)参照)

 逆に、このきっぷを持ち歩いて「東京近郊大回り」をすることはできません。……帰りに「気が変わった」といって両毛線・宇都宮線で帰ろうとするなら、「乗車変更」が必要です。

 また、「ゆき」と「かえり」で片道ずつきっぷを買うとそれぞれ「2日間有効」ですが、往復で買っておくと(合わせて)「4日間有効」に化けるので高崎へは日帰りでも3日後に新浦安へ行くのに使うことができるようになります。


 東京近郊区間(=Suicaエリア)の拡大で、静岡県の伊東駅から福島県のいわき駅まで、336.7キロにわたる乗車券でも通用当日限りで途中下車ができない決まりになりました。

 ちなみに、東京〜新潟が333.9キロ、東京〜仙台が351.8キロ、東京〜名古屋が366.0キロです。

 伊東からいわきまで往復乗車券を買っても、有効期間は明日まで、東京で途中下車はできません、と言われたらびっくりです……が、たとえば東京〜上野を新幹線経由、などとして乗車券を作れば、途中下車し放題な「6日間有効」のきっぷに早変わりです。

 一昔前なら、窓口の係の人にお願いして「新幹線の特急券はいかがですか?」と言われるのを断るハードルがありましたが、いまは紫色の自動券売機を使ってセルフサービスで作れますから、好きに買うことができます。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析