浅虫温泉「はだか湯」

IMGP7451.jpg 青森のホテルにチェックインしたあと、JRに20分ほど乗って浅虫温泉に来ました。

 公共浴場「はだか湯」は、かつては温泉街のはずれのほうにあって、中学生のとき北海道へ行く途中に一度利用しましたが、いまは駅前にできた道の駅に「展望浴場」として入っています。

(写真は休憩ロビーからの景色……浴室からも似たような眺めです)

 立派な施設になりましたが入浴料は350円と手ごろで、シャンプーなどの備え付けはありません。(手ぶらで来たときはフロントで買える)


 露天風呂がないのが残念ですが、隣接する温泉旅館との競合を避けたんでしょうか?
(↑350円の料金で露天風呂まで期待する奴)

 さすがに30歳になると、早朝から日が暮れるまで電車に乗ってばっかりいると疲れるようになりましたが、ここでさっぱりして青森のビジネスホテルへ戻りました。
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15年ぶり(くらい)の三厩駅

DSC00554.jpg 津軽線に乗ったのは、乗りつぶしをしていた頃の(確か)高校1年の冬のはずで、15年ぶりということになります。

 大湊線とか、津軽線といった、下北半島や津軽半島を走る路線の車窓は、本州でありながら北海道に近いものがあるので、個人的に好きです。

 逆に北海道へ渡ってしまうと、このあたりのような雰囲気は帯広や旭川よりも先へ行かないとないような気がします。

 ……要は「さいはて」といえそうな場所ですね。


 駅を出て周辺を歩いていても、北海道の農村にありそうな、粗末な小屋などがぽつぽつ目に入ります。

 住宅メーカー製の家がこのあたりへ流入してきたのはきっと最近のことで、それまでは、家専門の大工さんや棟梁もあんまりいなかったんじゃないかなぁと推測します。(船大工などが家の建築も兼業……みたいな)


 おや、あの鉄筋4階建てのアパートは、もしや青函トンネル建設時に、工事の人が住むのに建てられたんだろうか……? と思いつつ近づくと、自衛隊の官舎でした。。。

#北海道だと、国鉄ローカル線建設に従事する人のために建てられた鉄筋アパートが、今も山村留学の子が住む家などに使われていたりする…んですよ。


 さて、三厩といえば私の勤務先もこの地区に事業所を持っていて、実は入社前にこのエリアへの配属を希望したら本社の人に「それはどこですか?」と聞かれて憤慨したものでした。


 三厩駅で降りると駅員さんがキップを集めていて、やけに帽子の“金筋”が多いなぁと思ったら、名札には

「三厩駅 駅長」

と書いてあってびっくりです。


 てっきり、青森駅か蟹田駅あたりの社員が日替わりか何かで担当しているのかと思いきや、1日5本しか来ない駅でもちゃんと駅長(と、部下の駅員)が配置されているんですね。。


IMGP7442.jpg 構内は1番線と2番線があって、1番線のレールはすっかり錆びていて使われていないようですが使用停止にはなっていないらしく、ちゃーんと1番線の出発信号機には赤信号が煌々と点いていたのも印象的でした。

 ……1番線をさっさとはがしてしまえば、三厩駅は早々に無人化できそうなものなのに、きっと事情があるんでしょう。


 折り返し列車の出発時刻になると、岩泉線の茂市駅同様、先ほどの駅長さんが出てきて車掌さんの目の前で緑の旗を振って列車を発車させていました。。。

 津軽線は北海道の炭鉱路線じゃありませんが、まるで映画「鉄道員」の世界……と言っては言いすぎですかね?


 こういう場所にも、来年の冬には新青森駅まで新幹線で来れるようになります。
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1年ぶりの「スーパー白鳥」

DSC00540.jpg 久慈から八戸へJR八戸線で移動して、八戸から蟹田へは「スーパー白鳥」に乗りました。

 特急「スーパー白鳥」といえば、去年乗ったとき、485系へ運用変更になってしまった苦い思い出がありました。

 奇しくも1年前と同じ、12:16発の「スーパー白鳥9号」でしたが、今回はJR北海道の789系でしたよ!


 グリーン車は3列革張りシート!
(再履修なので、前回と同じグリーン車にしました)


 一時期はJR東日本も特急のグリーン車は3列にしていた時期がありましたが、近年の新車は再び4列になりましたね。
(おとといの「つばさ」グリーン車も4列だった)

 3列か4列かはグリーン車需要との兼ね合いもあるのでしょう(4列なら単純計算で3割多く需要に応えられる)から、一概にどちらがよいとは判断しかねますが、とにかくJR東日本のグリーン料金(=JR北海道より安い)でJR北海道仕様のグリーン車に乗れるわけです。


 列車が発車すると、、

「きょうもJRをご利用くださいまして、ありがとうございます。特急スーパー白鳥9号、函館行きです」

大橋俊夫キター!! 声が渋い!!!!


 JR東日本の新幹線や特急の車内自動アナウンスはフジテレビの堺正幸アナウンサーですが、JR北海道はTOKYO FM出身の大橋俊夫アナウンサーなんですね。

 エフエム東京はすでに退社されていますが、いまでもTOKYO FMのニュースや、月曜深夜(3時〜)の「DAYBREAK」に登場している方です。

 プロフィールを見ると、お世辞にもテレビで活躍できそうな顔には見えません(失礼)が、ラジオで声だけ聞いていると、非常に落ち着いた声と雰囲気の持ち主……という印象を私は持っています。


 声が落ち着きすぎなのか、音量が小さいのか、列車の騒音にかき消され気味なのが少々残念です。


 JR東日本の英語放送にある「The stop after Omiya will be Takasaki.」の「will be」は「〜でしょう」ではなく確定した未来を表す…とかどうとかいう解説をどこかで耳にしましたが、こちら(JR北海道仕様)は

「The stop after Asamushi-Onsen is Aomori.」

でしたね。……どちらにせよ、ネイティブスピーカーの監修は受けているのでしょうし、両方合っているのでしょうが。

 看板などは英語を詳しく知らない人だけでも作れてしまうので、間違った英語が公共の場に堂々と掲出されるケースがありますが、アナウンスの場合、少なくとも吹き込む人がおかしいと思えば指摘して直すでしょう。


 ほかにも天井のパネル板を見ながら、あ、701系と同じだ(スピーカーがない部分を板でフタしてあるのも同じ!)……特急のグリーン車でもデザイン次第ではこういうところでコストダウンできるんだな、、とか、そういうことばかり考えながら乗って、蟹田で降りました。


 それと、グリーン車の乗客の2割くらいが欧米の外国人だった、、というのも印象的でした。

……飛行機でまっすぐ新千歳、、、ではなく鉄道で北海道へ向かう外国人旅行者もいるんですね。
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「♪一度は来てよね さんりく」 → 来てしまいました

DSC00519.jpg 以前、この動画の「♪一度は来てよね さんりく」というあたり(2分25秒)に「絶対行きます!」というコメントがついていた(今は流れてしまった模様)のを、あきれながら見ていましたが、まさか自分が来てしまうとは……。orz


 三陸鉄道は開業当初こそ黒字経営で話題になった(←国鉄が経営を手放した赤字ローカル線なのに黒字で運営できるなんて!)そうですが、さすがに近年は赤字だとかで、宮古駅でグッズをいくつか買いました。(↑のCDとか)

 「鉄道むすめ」って、箱の中身はランダムなのでは…と思いましたが、持ち帰って箱をあけたら、ちゃんと“久慈ありす”(これ)が入ってましたよ。

 そういえば、ゴールデンウィークに1200部限定で特大A1サイズポスターが三陸鉄道で発売されたと耳にしていましたが、 ま だ 売っていた(3000円)ので、これもついカッとなって買ってしまいました。

#帰宅後に調べると、ポスターはわざわざ持って帰らなくても、三陸鉄道による通販が始まっていました。(参照

 A1大のポスターなんて、世間のオタクの皆さんはどうやって折り曲げずに持って帰るのだろうなぁ、と出札窓口の おばさん おねいさんに聞いてしまったのが間違いでした。

 「箱に入っています」…と奥のほうから目の前まで持ってこられてしまうと、「要りませんから戻してください」とは言いにくいじゃないですかっ!(←言い訳)


 こういうグッズで5000円弱のお金を落としたところで、実際、三陸鉄道の手元にいくら残るのかは分かりませんけれども。。。
(きょう乗った宮古〜久慈の運賃1800円は、全額が三陸鉄道のものになりますが)


 前置きせずに延々と書きましたが、世間には「鉄道むすめ」という、鉄道会社や鉄道関連会社の実在の制服姿(で、人物は架空)のフィギュアがあります。

 こういう商品に対してはいろいろ考えもあるでしょうが、人形を売るだけでなく、イベントや小説化やそのほかの企画も合わせて総合的に考えると、面白いんじゃないかなぁと個人的には思っています。


 去年(2008年)の11月12日付日経MJの一面で、三陸鉄道が「久慈ありすのスイーツ列車」というイベント列車を走らせたら全国から人がやってきた、という記事を見たときは、オタク…というか、「大きいお友達」の購買力はすごい、、、と思ったものです。

 ……残念ながら、この人たちが落としたお金の大半は、三陸鉄道、、、というより、「スイーツ列車」の発着駅=北リアス線(とJR八戸線の)久慈駅へ往復するのに利用した交通機関に落ちている(←タナボタもいいところ!)、というのも事実だとは思いますが。

(スイーツ列車の参加費4000円に対して、東京〜久慈のJR往復運賃・新幹線特急料金は29760円!……「三連休パス」でも26000円)


kuji.jpg その久慈駅には『鉄道むすめ』のコミックス発売記念、とかでスタンプが置いてありました。

 単行本にスタンプを押すスペースがあるのだそうですが、そんなもの持っていないのでノートの余白に押してみました。

 それにしても、東京から一番遠い久慈駅に置く、というあたりがポイントですね。

 JR八戸線経由で久慈へやってきても、そのまま八戸線で引き返す人もあまりいないでしょうし、最低でも宮古までの1800円区間を乗ってくれる……はずです。

(ただ、JRの「三連休パス」で三陸鉄道も乗れるようになったので、実際に乗ろうが乗るまいが三陸鉄道の収入面ではどっちでもよいのでしょうが)


 ……にしても、本物の運転士さん(♂)も観光客(=私ではない)の写真撮影に気さくに応じてポーズ(敬礼とか)をとったりしていたのには、感心しました。

 イベント列車でなくても、団体バスツアーに組み込まれて(マニアではない)観光客が結構乗る路線だと、ファンサービスもしやすい雰囲気になるのかもしれませんね。
(高崎で新聞折り込みに入っていた読売旅行のチラシにも、三陸鉄道に乗るバスツアーが載っていた)
author by よんなん
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