最後の早稲田

IMGP7607.jpg 科目等履修生として受講していた、前期火曜4限「教職研究IV(生涯教育)」の教場試験でした。

 問題は、「生涯教育、生涯学習をめぐる議論や、国内の政策を踏まえたうえで、今後、日本の生涯学習はどのような点に重点を置き、進めていくべきか自分の考えを述べなさい」

>自分の考えを述べなさい
>自分の考えを述べなさい
>自分の考えを述べなさい

というもので、前段の「〜を踏まえたうえで」の部分で講義の流れを大きく外れていなければ、評価はともかく単位は来るだろう、という気がします。

 これで単位がくれば、書類をそろえて千葉県教育委員会へ持参するだけで、高校理科の一種教員免許がもらえることになります。

 …残念ながら今年の4月から教員免許は更新制になったので、10年後には期限が切れるのですが。(それ以前に取った人は、教職に就かなければ終身有効)

(更新講習は現職教員のほか、期限切れの教員免許を持っていて教職の内定がある人しか受けられない、、、って、そもそも教員免許を切らした人が教職の内定なんてもらえるの?)


 3月に出願したときは、正社員のサラリーマンとして勤めながらの履修になることから、何度か会社を休めずに欠席せざるを得ないかなぁ、、と予想していましたが、勤務を作成する上司のおかげで一度も欠席せずに終えることができました。


 普段は、鉄研の部室へ顔を出して、講義を受けてまっすぐ帰るだけでしたが、今日は演劇博物館に寄ったり、図書館へ行ったり、うだうだと20時ごろまで早稲田界隈にいました。

IMGP7608.jpg 今日初めて気づいて驚いたのは、南門真向かいのam/pmの2階テナントが「株式会社キャンパス」(=早稲田大学の関連会社)になっていたことです。(!)
(株式会社キャンパスのwebページによると、2月から入居している模様)

 am/pmの2階といえば某左翼過激派組織の拠点(と言われていた場所)で、年がら年中カーテンが閉じているわ、隣にあった旧第一学生会館と両方見渡せる場所に(大学敷地内なのに)堂々とたこ焼き屋の屋台が出ているわ、知る人ぞ知るスポットだったはずです。

 たこ焼き屋は、一般のテキ屋だったら大学当局が敷地内での営業許可を出すとは思えないにもかかわらず、大学が な ぜ か 敷地から排除しないので「公安たこ焼き」というもっぱらの評判でしたね。。(行けば普通に売ってくれた)

 第一学生会館もなくなって、新学生会館は歩いて10分ほどの戸山キャンパスの向こうになって不便になりましたし、なにより、彼らにとって学内から数千万〜億単位といわれる資金を吸い上げられそうな利権もなくなりましたから、わざわざあの場所に家賃を払って入居する理由もなくなったのでしょう。

 それにしても、□とか○が出て行った跡に大学関連会社が入るとは、たいしたもんです。
(もう元に戻ることはありえないし、彼らの跡が空きテナントにならないなら大家も追い出しやすかったのでは……と推測)


IMGP7611.jpg あとは、図書館で平山郁夫の「熊野路・古道」を眺め、3階雑誌コーナーにある「W形」のソファーで『谷中根津千駄木』をパラパラ読んだり。
(大学図書館で創刊号から全巻所蔵している)

 帰り際にふと目に入った掲示によると、今年の3月から「校友図書館カード」発行には年額5000円の校友会費(=OB・OG会費)納入が必須になった、とのことでがっかりです。

 いま持っている「校友図書館カード」は今年3月で期限が切れており、今年度は科目等履修生の学生証で入館できますが、来年度以降は“図書館利用料”年間5000円ですよ。
(私は、気が向いたときに立ち寄ることはあっても、特に頻繁に利用することはない)

 「校友会費」なんて当局が何に使っているのか得体も知れないのに、そんなもの払えるか!

 三田や日吉のとある義塾に比べて、OB・OG会費や寄付金の集まりが悪い、とかで、大学当局が業を煮やしての施策でしょうが、いまの白井総長はろくなもんじゃありません。
(同じ路線とはいえ前の奥島総長のほうがまだマシ)

 とはいえ、「何らかのご事情で校友会費をご納入いただけない方」は、校友課でその都度手続きをすると「一日利用」ができるのだそうです。

 校友課が休みの日曜日などは使えないものの、一応の抜け道は用意されているようです。


 ……まぁ、「有料図書館」として考えれば、六本木ヒルズの「六本木ライブラリー」が年額10万5000円なのと比べて、5000円とは破格の安さですから、頻繁に通うようなら大学当局の軍門に下るのも悪くはないかもしれません。


 それはそうと、高崎から新幹線で通学すると、早稲田キャンパスの行き帰りに「本庄早稲田」を通って行くことになるんですね。

 最後の最後にふと思いました。
author by よんなん
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