ガソリン税はもっと高くていい

 政権与党は定期的に変わったほうがいいと思っている私ですが、「ガソリン国会」だとか言っている民主党の無節操ぶりにはあきれます。

 民主党は6年前から「炭素税」を掲げていた(参考)から少し期待してたのに。


 2005〜2006年度の比較でようやく、「ガソリン価格の上昇が原因」と思われる、自家用車から出るCO2の減少傾向が現れはじめたっていうのに税金下げてどうするんですか。


 京都議定書の目標達成はほぼ絶望的ですが、CO2排出量を増やしている諸悪の根源は自家用車で、1990年比45%増ですよ(参考)。

 6%減らすんじゃなかったんでしたっけ?


 岩波新書の『自動車の社会的費用』が言うとおり、クルマのユーザーは、公害などに対処するコストを負担していないのです。

 都合の悪いコストを全部他人(=主に行政)まかせにできるんなら、そりゃみんなクルマに乗りますってば。


 ハイブリッド車だの何だの言う前に、マイカーから電車に乗り換えれば、6%どころか、9割近く減るわけです。
参考←単位輸送量当たりのCO2排出量は、自家用車173gに対して鉄道19g)

 そのために、駅のまわりに、密度の濃い、歩行者でにぎわう市街地ができるように税金や規制で誘導して……鉄道が繁盛することは地球環境への貢献、というのが私の持論です。
author by よんなん
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