貯金が通用するのは3年まで

 最近そんなことを思うようになりました。

 「貯金」は、お金の貯金……というより、知識の貯金。


 仕事の知識は、もともと興味ある業界に進んだこともあって、入社前25年間の蓄積がありました。

 大学・大学院での研究も、それなりに勤務先の業界に関係ありそうな話でしたし。


 で、振り返ると、入社後の3年間は、その知識の貯金でやってこれたのかなぁ、と。

 貯金を食いつぶすだけというのは、表向き、うまくいっているようで、中身は何の進展もなくそのまま停滞しているだけ、ということです。


 4年目になって、そろそろネタの貯金が尽きてきたにもかかわらず、3年間の惰性というのは恐ろしいもので、それに気づかずに過ごしていた気がします。

 結果として、一時期、退職すら考えたり、それ以前に人生を終了させたくなるほどの問題も起こしました。


 一応、それまでの勤務先での上司との面談でも

上司:「最近取得した資格や、取り組んでいるものは?」
自分:「あの、、、すみません、、まったくありません。。。」
上司:「お前、平日の休みと泊まり勤務明けの時間に、何やってんだ」

など、気がつくきっかけはちゃんとあったんですけれども。


 そうはいっても、具体的に何に取り組むか、などを見出せたわけでもなく、そもそもその動機づけがなかったり。


 で、年が明けて、今年は変化の年にしよう、と思ったときに、ようやく、あれこれ今までやらなかったようなことをやってみたくなったわけですよ。

 どちらかというと、仕事に直結する話じゃなくて、趣味とか家事のほうですけど。


 だからといって、あれはダメこれはダメと自分で勝手に決めつけて結局何もしないのでは、今までの停滞状態と同じです。

 そういえば、「停滞は死滅である」ってのは、われらが母校の創立者の言葉でした。
author by よんなん
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