吾妻渓谷5880円と、筑波山5200円

IMGP1967.jpg ここ数日急に冷え込んできたのと、きのうはちょうど休みだったので吾妻渓谷へ行ってみました。

 吾妻渓谷はJR吾妻線を川原湯温泉駅で降りてすぐのところです。
 川原湯温泉は高崎から電車で1時間15分ほど。

 ……それにしても、今年はいつが紅葉の見ごろなのかよくわかりません。
 電車で一つ先の駅からバスで行ったところにある草津温泉なんて、1か月くらい前の天気予報で「今週末が見ごろ」と言っていたのですけれど。

 きのうの吾妻渓谷も、とっくに葉が散ってしまった木もあれば、まだ緑色の葉をつけた木もあったり、どうも期待していたような見事な紅葉ではありません。

 どういう気候の影響かはよく分かりませんが、山全体が一斉に赤くなる、という紅葉とは今年はどうもどこへ行っても無縁のようです。


 でも、渓谷の遊歩道を歩いていて、風が吹くたびに落ち葉がまるで花見シーズンの花吹雪のようにワーッと降ってくるのには、嬉しくなりました。


 さて、先週末は筑波山へ行きました。
 つくばエクスプレス(TX)が開業して気軽に行けるようになった気がするのですが、実際に行ってみると近いようでいて意外と費用がばかにならないのです。

 まず、つくばエクスプレス往復で2300円。
 つくば駅から筑波神社までのシャトルバスが往復1400円。
 ケーブルカーとロープウェイが往復1500円。

 これだけですでにおとな1人5200円。
 家族で紅葉を見に行きたいとせがまれるお父さんはたまったものではなさそうです。

(…TXと競合するJRハイウェイバスの割引きっぷを活用する方法もありますが)


 吾妻渓谷なんて、東京からだと新宿・上野から湘南新宿ライン・高崎線で終点まで乗って、さらに乗り換えて……ずいぶん遠くまで行くようなイメージがありますが、東京山手線内からのJR往復運賃は5880円と、+700円程度でしかないんですね。

 新宿駅から川原湯温泉駅まで4600円で往復できるJRのハイウェイバス「上州名湯めぐり号」もあります。


 おまけに、川原湯温泉と吾妻渓谷はいずれダムに沈むことになっているからか、妙な開発の手が入っていないのも魅力です。

 私も群馬に来るまで知りませんでしたし、平日だった昨日はもちろん、このあいだ週末に吾妻線に乗ったときもそれほどの人出ではありませんでしたから、どちらかといえば穴場の部類に入るのではないかなぁと思います。


 目的が「つくばエクスプレスに乗る」ではなく「紅葉を見る」のであれば、たいして費用も変わりませんし、吾妻渓谷はおすすめです。
author by よんなん
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