地震四日目 電車が止まったって、いいじゃないか
2011.03.14 Monday | よんなん的戯言
最初におことわりをしておきます。この文章を書いているのは、仕事にも行けずに毎日「自宅警備」をしているような人間です。
月曜日になって経済活動が再開されて電力需要が増えるのにともない、「計画停電」が実施される、と昨晩いきなり発表されて、けさ走ったJR線は
・山手線
・京浜東北線(赤羽〜蒲田)
・中央線(東京〜立川)
・埼京線(大崎〜大宮)
だけで、あとは全部運休でした。
最初これを知ったとき、「停電で走れない」のではなく「節電に協力している」のではないかと思ったほどです。……実際、朝6:20から予定されていた停電は「需要の見通しを精査した結果」回避されました。大口需要先である鉄道が走らなかったからです。
電車が走らない→出勤できない社員多数→経済活動も抑制的、という二次的な効果もあったかもしれません。
あとで報道されたところによると、JR線の運行電力は自営電力でほぼ賄えるものの、信号保安設備に東京電力から受電しているものがあって、その電源を精査して順次運行区間を決めていたから、とのことで、午後から運行範囲は徐々に拡大しました。
朝の時点であまりの運休範囲の広さに衝撃を受けた人が多かったようですが、自分は「電車の運行よりも、本当に必要な人への電力を確保するほうが、大事なのではないか」と思いました。
今回の地震で、千葉県内では在宅療養中に停電で人工呼吸器が止まって亡くなられた方もいました。……電車が止まることで「人為的な停電」を防げるなら、自分は「しばらく電車が走らなくてもいい」と思います。
「計画停電」といっても計画的なのは東京電力だけで、ユーザーにとっては「突然の停電」でしかないんです。
その仕事、本当にオフィスに行かなきゃできない仕事ですか?
日ごろから「持ち帰り残業」を家でやっている人、いますよね?
停電が起きなければ、家でパソコンも電話もインターネットも安心して使えますよ?
電車が走ってなければ、嫌でもそれを考えることになります。
そういうときだから、工夫が生まれると思います。
この国をこの災害から復興させるのは、そういう状況下で生まれる工夫の積み重ねだと思うんです。
鉄道会社は電車が走らなければ商売あがったりな事業ですが、自営電力を持たない鉄道会社が14日(月)の朝に運行した区間、というのは、まさに最低限の現金収入を得られるギリギリの営業区間だったんじゃないでしょうか。(推測)
電車が走っているからといって社員を出勤させている会社の人、そういうギリギリの判断、してますか?
結局、鉄道には優先的に電力を確保する方向へ進み、夕方以降、停電が始まりました。
真っ先に電気が止まったのが茨城県や千葉県の被災地、って、東京電力の判断は非常にシビアで正直で的を射ていると思いました。
だって、停電が命に直結しない人しか残っていないエリアなんだもの。
誰が現に電気で生命を維持しているとも知れないエリアの電気を「ポチッとな」で止めるより、「よりによって被災地の電気を止めるなんて!」という批判を受け止めて謝るほうを、東京電力は選んだんだと私は推測しています。
月曜日になって経済活動が再開されて電力需要が増えるのにともない、「計画停電」が実施される、と昨晩いきなり発表されて、けさ走ったJR線は
・山手線
・京浜東北線(赤羽〜蒲田)
・中央線(東京〜立川)
・埼京線(大崎〜大宮)
だけで、あとは全部運休でした。
最初これを知ったとき、「停電で走れない」のではなく「節電に協力している」のではないかと思ったほどです。……実際、朝6:20から予定されていた停電は「需要の見通しを精査した結果」回避されました。大口需要先である鉄道が走らなかったからです。
電車が走らない→出勤できない社員多数→経済活動も抑制的、という二次的な効果もあったかもしれません。
あとで報道されたところによると、JR線の運行電力は自営電力でほぼ賄えるものの、信号保安設備に東京電力から受電しているものがあって、その電源を精査して順次運行区間を決めていたから、とのことで、午後から運行範囲は徐々に拡大しました。
朝の時点であまりの運休範囲の広さに衝撃を受けた人が多かったようですが、自分は「電車の運行よりも、本当に必要な人への電力を確保するほうが、大事なのではないか」と思いました。
今回の地震で、千葉県内では在宅療養中に停電で人工呼吸器が止まって亡くなられた方もいました。……電車が止まることで「人為的な停電」を防げるなら、自分は「しばらく電車が走らなくてもいい」と思います。
「計画停電」といっても計画的なのは東京電力だけで、ユーザーにとっては「突然の停電」でしかないんです。
その仕事、本当にオフィスに行かなきゃできない仕事ですか?
日ごろから「持ち帰り残業」を家でやっている人、いますよね?
停電が起きなければ、家でパソコンも電話もインターネットも安心して使えますよ?
電車が走ってなければ、嫌でもそれを考えることになります。
そういうときだから、工夫が生まれると思います。
この国をこの災害から復興させるのは、そういう状況下で生まれる工夫の積み重ねだと思うんです。
鉄道会社は電車が走らなければ商売あがったりな事業ですが、自営電力を持たない鉄道会社が14日(月)の朝に運行した区間、というのは、まさに最低限の現金収入を得られるギリギリの営業区間だったんじゃないでしょうか。(推測)
電車が走っているからといって社員を出勤させている会社の人、そういうギリギリの判断、してますか?
結局、鉄道には優先的に電力を確保する方向へ進み、夕方以降、停電が始まりました。
真っ先に電気が止まったのが茨城県や千葉県の被災地、って、東京電力の判断は非常にシビアで正直で的を射ていると思いました。
だって、停電が命に直結しない人しか残っていないエリアなんだもの。
誰が現に電気で生命を維持しているとも知れないエリアの電気を「ポチッとな」で止めるより、「よりによって被災地の電気を止めるなんて!」という批判を受け止めて謝るほうを、東京電力は選んだんだと私は推測しています。