地震三日目 先行きの不安

 休職中の身なので、職場へ行けば「業務に従事すること」ほぼイコール「被災地支援・復興支援」というダイレクトな職業でありながら世の中の役に立つことができません。

 服薬中なので、献血に行っても断られます。

 とりあえず、募金だけはできる、というわけでポイントでの寄付を受け付けていたTカードのサイトでTポイントを全部寄付しました。それだけです。


 あとは、不要不急の外出を控えて「自宅警備」しかすることがありません。


 報道を通じて刻々と伝わってくる、被災地の状況、被災地にある事業所の被害状況を見ると、不安にならずにいられません。

 この会社、大丈夫?

 勤務先には大きな収益事業が2つあって、中越地震ではその一つが3か月止まりましたが、そのときは持ちこたえました。

 今回、ほんの一瞬流れて、ほかの被害報道に埋もれてしまいましたが、収益事業の柱(←まさに「柱」)が中越地震以上に大きく被害を受けているようです。

 そこまでいっても「解雇」という言葉を連想しないだけ恵まれている会社でありますが、それでも「一時帰休」という単語は現実的に頭に浮かびます。


 業務に従事していれば、そんな不安なんか抱いている余裕もなく働けるのかもしれませんけれども、症状も比較的落ち着いて徐々にリハビリのまねごとができるレベルでポケーッとしていると、そんなことばっかり考えてしまいます。


 別の仕事を探せるように心積もりをしておいたほうがいいのではあるまいか。


 元気だった頃の自分を知る方からは、「高橋さんらしくないです」「前向きにがんばりましょう」というメッセージが届きます。


 ごめんなさい、いまの自分は当時の自分とまるで別人です。

 いまは世間の足を引っ張らないようにするのが精いっぱいです。
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ごはん日記 2011/3/13

IMGP2468.jpg きょうの夕ごはん
・たぬきそば+半熟たまご

 朝からきのうのお菓子の残りなどムシャムシャ食べていて、まともな食事のようなものは、これだけ。

 ……本当に、地震以来、食事は麺類ばかり。炊いたご飯も冷凍してあるんですが。
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地震三日目 実は千葉県も被災地

IMGP2494.jpg きのうの朝刊では休みだった地域面が、きょうの朝刊に掲載されました。

浦安の医院 泥に埋まる
 東京湾を埋め立てて造成された浦安市の中町、新町地区では、地面の液状化による被害が相次いだ。
 同市美浜の産婦人科医院では、泥水が入り口のガラスを割って流れ込み、1階診療室の医療機器などは厚さ20センチ以上の泥で埋まった。女性看護師(57)は「患者さんを連れて外に逃げることで精いっぱい。機器を2階に上げる余裕もなかった」。

 ありゃ、実家のすぐ近くの産婦人科院じゃないですか。

 もしかして、実家も??

 きのう母親からの電話を「あーはいはい」と聞き流して切ってしまいましたが、泥をかき出しに帰らなくてはいけないのでは??

 それに、実家の診療所は、更新時期が来ている機器をどうにかこうにか使い続けて診療を続けているはずで、この産婦人科院と同じような被害なら跡継ぎを確保して機器を更新するか診療所をたたむか、という話に直結してしまいます。

 話題に触れなかったのは、心配させないためだったのでは?


 ……5分くらい思案して、googleマップのストリートビューで産婦人科院を見てみました。

 やっぱり。

 この産婦人科院だけ、あの界隈で(なぜか)地面を掘る形で「半地下」にあたるような場所に1階があります。

 地面が液状化すれば、泥が流れ込んでくるのは当たり前です。


 あの界隈は、道路・歩道から階段を数段上がるようにして玄関がある診療所や薬局がほとんどで、実家もそうです。

 幼い頃から、どうしてそういう構造なのかずっと不思議でしたが、やっと分かりました。

 「建物は、専門家の人に診てもらうまで分からないが、さしあたって被害はない」という母親の言葉を信じることにします。
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