寄り道は1日1か所

 泊まり勤務明けや休みの日に群馬から都心へ出てくると、あれこれ用事を済ませて帰ることが多かった気がします。

 まるで「トウキョウ買い出し紀行」とでも言いたくなるほど両手に買い物袋を提げて、帰りの高崎線やら新幹線に乗ったものです。


 さて、都心勤務になって、わざわざ東京へ出てこなくても通勤の行き帰りに立ち寄れるようになったわけです。


 就職するまで東京近郊在住25年でしたが、就職してからは東京に通勤をしたことがなくて、帰りの寄り道といえば(時間がありあまっていた)学生時代しか経験がありません。

 ところが、その気分で寄り道をしようとすると何もできないことに、ようやく気がつきました。

 よく考えれば、定時退勤が18時で、通勤時間が1時間、帰宅後は夕飯を食べたり食べなかったりメールをチェックしたりして21〜22時には寝ているわけですから、あちこち寄り道をしている時間などあるはずがありません。


 なんでいままで気がつかなかったんだろう、と、今週は寄り道も計画的にすることにしました。

月曜…ビックカメラで加湿器購入
火曜…書店で大人買い
水曜…ダイソー+ダイエーで文具とか購入
木曜…飲み会
金曜…まっすぐ帰る

 本屋なんて、ちょっと立ち寄ったつもりが、平気で1時間、1時間半と過ぎてしまうものだから困ったものです。

 で、欲しい本がなければ電車に乗って書店のはしごをしてしまう……というか、はしごをするだけ大型書店が何軒もある、っていうのがさすが東京です。

 朝は遅くても5時には起きることにしているので22時には寝たいわけで、あれこれ本の試し読みをしていると、あっという間に「早く買う本を決めて帰らなくちゃ」とあせる時間になってしまいます。


 さすがに加湿器は家電量販店のはしごはしないで、ポイントがたまっていたビックカメラだけで品定めをしてポーンと買ってしまいました。


 それにしても、「計画的な」寄り道だなんて、寄り道の楽しみの半分くらいは持っていかれているようなものですよねぇ。

 まぁ、手帳を広げて、この日の帰りはどこへ寄ろうかなぁ、なんて考える時間は、時刻表を広げて旅行の日程を考えるのに似て面白いかもしれません。
author by よんなん
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