今春の神宮応援席の面白さ

 東京六大学野球リーグ戦は、大学に入ってから行き始めて8年目ですが、今シーズンは応援席にちょっとした「異変」が起きています。
……ちなみに、六大学野球などは、学生席(応援席)は各大学の応援団(大学によって名前が違います)が取り仕切っています。

 いつも、7回の攻撃はじめには校歌(慶大、東大は「校歌」がないのでそれに代わる歌)を歌う「エール」があります。
 今年の早稲田大学、指揮台で指揮をするのは、いつものリーダー幹部ではありません。

 しかし、腕章には名前が刺繍で入っており、応援部の幹部(=4年生)であることは間違いないのです。
……吹奏楽団の幹部です。

 今日の試合では、校歌のあと、ランナーが出て応援曲メドレーに入り、「大進撃」「スパークリングマーチ」、ここで得点が入って「紺碧の空」「ミニ校歌」、さらに続いて「コンバットマーチ」と、一通り振っていました。
 「スパークリングマーチ」のとき、一箇所ミスをして少し苦笑いしながら続けていたのが、やっぱりリーダー出身じゃないんだな、と感じさせます。


 一時期、立教大学は2年連続でリーダー幹部が不在で吹奏楽団の人が応援団長をやっていたことがあり、そのときは彼らが指揮台に立っていたのですが、今年の早稲田は少ないとはいえリーダー幹部は2人います。(参照

 記憶が正しければ、私が入学して以来2人なのは初めてのはずで、前回2人だった1997年(入学の一年前)がどうだったかは知る由もなく、もしかしたら別に「異変」でも何でもないのかどうかは分かりませんが。


 そうでなくても今年の早稲田の吹奏楽団は(タクトを持っているほうの)指揮者が水をかぶったり、リーダー並にいろいろやってます。
 私が入学した頃は、リーダーはリーダー、吹奏楽団は吹奏楽団、という温度差というのか雰囲気の違いというのか、傍から見ていてそういうものがあるように感じましたが、幹部学年だけは年々そういう雰囲気になっている気がします。悪いことじゃないとは思いますけども。


 もうひとつ、法政大学では、リーダー幹部のほかやはり吹奏楽団幹部がリーダー台にのぼるだけではなく、7回の校歌の指揮をチアリーダーがやっています。(朝日新聞の記事

 実は私、今年だけ、法政大学通信課程の科目等履修生でして(まだ手続き中で学生証と教材が届いていませんが)、時間の都合がつく限り応援に行っています。

 今日は試合が中断するほどの土砂降りの雨の中、「ほうせーい だい がくーっ こぉーかぁー」という甲高い声の後に続いて法政の校歌を歌ってきたのでありました。(←もう覚えた)

 入場料500円で散々楽しめる週末の楽しみ、と考えては失礼かもしれませんが、大学に何らかの関係がおありの方にはおすすめです。
author by よんなん
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