結婚式の2次会

DSC03139.jpg 外苑前の和民つながりで結婚式の2次会に呼ばれて行ってきました。

 新郎新婦は、慶應と早稲田の応援(指導)部のそれぞれ吹奏・チア出身で、2次会の大半はもちろん早慶応援デモンストレーション(いわゆる“応援合戦”というやつ)であります。

 ……別に応援部関係者じゃなくても頼めば応援部が来て盛り上げてくれるんですけども、応援部の渉外は結構いい値段を取るので、一般人だとせいぜいリーダー1〜2人、チア2人、音源はCDというのが関の山です。(それでも4〜6万円くらいかかる)


 応援部関係者の式の場合、だいたい同期や前後の人たちが「有志」で集まるので、それはそれは圧巻です。

 もちろん、新郎新婦の前後の人たち=全員OBOGでして、学ラン着てたり大学のチアのユニフォームに身を包んでるけどお前ら一体何歳なんだ……はこの際禁句であります。


 さて、こういうことがやりたい、というときに困るのが会場探しだと耳にします。

 われらが母校の敷地内で営業しているリーガロイヤルホテル早稲田は、あろうことか太鼓NGなのですよ。

 太鼓のほかにも、音関係ではこれだけの人数がラッパ吹きまくって騒ぐわけですし、それから校旗を揚げたいとなれば天井の高さも関係してきます。

 あと、肝腎の食べ物がおいしいかどうか、などなど。


 その点、きょうの会場は日比谷のプレスセンターの最上階で、日比谷公園に面して眺めもよければ料理もおいしくて、しかも騒ぎ放題という、最高の会場でした。

 ……チアがスタンツを組んで、しかも飛んでる(=飛べるだけの天井高さがある)結婚式2次会なんて初めて見たよ。。。


 実は、司会も東北放送(TBC)のアナウンサーとNHK横浜放送局のキャスター、の2人体制(もちろん2人とも現役で活躍中の方)、という、なかなか豪華なものだったんですけれども、すみませんそちらはかなり霞んでおりました。
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コール東芝

DSC03077.jpg 野球早慶戦の日ですが、おまつり並みの人ごみになる神宮球場を避けて、横浜スタジアムへ来ました。

 都市対抗西関東予選、東芝−三菱重工横浜です。

 個人的に東芝といえば「コール東芝」なのです。

 早稲田大学の生協で売っている早稲田歌集のCDに「早慶戦応援風景」というトラックがあって、その中に「スパンキーマーチ」というのが収録されてるんですね。

 ……神宮球場に通い始めて15年目になりますが、一回も聞いたことがないし、応援部の人に聞いても知っている人に会ったことがありません。


 が、それに非常によく似ているのが東芝の「コール東芝」で、一度応援席で聞いてみようと思ってたんです。


 実際に聞いてみると、似ているのは最初だけで後半7割くらいは違うものだったので、もしかしたらスパンキーマーチにインスパイアされたのかもしれないけれどたぶん違うものなんじゃないのかな、という印象でした。


 ついでに書くと、選手名コール(「そーら○○ ○○ ○○ そーら、○○〜」ってやつ)がJR東日本(東京)とほとんど同じですが、JR東日本みたいにピンチのときにエンドレスでやったりはしません。

 ……チームとしてはJRのほうが後発のはずなので、たぶん東芝のほうが先なんじゃないかという気がします。


 ところで、東芝の応援受付で入場券(チーム券)と応援グッズをもらおうとしたら何かの会員証の提示を求められ、そんなもの持ってない自分は配布を断られてしまいました。

 入場料払って一般席に入ってもいいか、と思ったものの、三菱重工横浜の応援受付で入場券と(三菱重工の)応援グッズをもらってちゃっかり東芝の応援席に座ってました。(←なんて奴)


 帰宅後に調べたら、どうやら東芝のスポーツ後援会の会員証のことだったらしく、年会費1000円だとか。

 会員特典に公式戦の入場券配布というのがあるのですが、もともとどの企業もタダで配ってる入場券なんだけどな……。

 試合と休みの日があえば(ドーム球場以外なら天気も関係してくる)ぷらっと見に行く程度だとちょっと厳しいものがあります。……なにより、入会申込から会員証が手元に届くまで2〜3週間くらいかかるらしいですし。。


DSC03174.jpg 入場券券面に書いてある入場料は500円なので、くれないんなら500円くらい払ったっていいんだけど、そういう選択肢はないのかな。

 試合そのものはアマチュア野球としてはかなり長い4時間19分、延長16回の末に東芝が2-1で三菱重工横浜を下して都市対抗本戦進出を決めています。

 ……2時間台で終わると思ってたので疲れました。。。
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かけそばの値段

DSC03061.jpg JR東日本の駅にある「あじさい茶屋」は立ち食いそば業界の中でもまずい店の代表格だと思っていて行かないようにしてるんですけども、下総中山駅で降りてほかに選択肢がなく久々に入りました。

 「あじさい茶屋」のかけそばなんかとても食えたものではない……というか、社会人になって可処分所得が増えたので、かき揚げそば。370円でした。

 近ごろは、JR東日本の駅なら「いろり庵きらく」「ほんのり屋」「湾岸そば」、地下鉄なら「めとろ庵」など、駅の立ち食いそば屋でもまぁまぁおいしいのを出す店が出てきて、そのぶん単価も上がっているんではないかという印象を持っています。

#「ほんのり屋」っておにぎり屋なんですが、西船橋駅の「ほんのり屋」はイートインで麺類も扱っている


 中学生の頃、JR五反田駅の「小竹林」でかけそばが250円、自分はめったに手を出さなかったかき揚げそばは350円だったと記憶しています。


 それから20年近い年月が経って、350円でかき揚げそばが食べられるお店ってなかなかないんじゃないかという気がします。

 あじさい茶屋でさえ370円、めとろ庵390円、湾岸そば390円、いろり庵きらく400円、市中へ転じれば、ゆで太郎380円……。

#行く機会はないですが、調べたら小諸そばが350円でした


DSC03062.jpg ところが、店を出るときふと券売機を見たら「かけそば240円」と書いてあってびっくりです。

 かけそばの値段が20年前とほとんど変わっていない!(むしろ下がってる)

 20年前に250円でかけそばを食べたのと、現金の価値が変わってない……道理で、銀行に預けたってろくに金利なんかつかないわけです。

 小さい頃は「お年玉を使わずに銀行に10年預けておけば倍になって返ってくる」と聞かされたものですが、物価も上がっていたのです。


 いや、かき揚げの値段が100円から140円に上がってるだろ、……って、20年前の自分はかき揚げそばなんかほとんど食べませんでしたから。(そういう話か)
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まちを歩くきっかけ

 きのうは郵便貯金の通帳を片手に船橋市内から鎌ヶ谷市にかけてサイクリング……というかポタリングをしました。

 郵便局がなければ来るきっかけがないようなところへ足を運べるので、悪くない趣味だと思っています。……平日しか活動できないのが月〜金勤務のサラリーマンには痛いのですが。

DSC03028.jpg まずは、船橋市某所にある外務省の施設。

 ……某所、といったって、市販の地図にも「外務省分室」と載っているのであまり伏せる意味はないんですけれども、現地は何の看板もなくアンテナがにょきにょきしている謎の建物です。

 聞いた話では、外務省が海外の拠点と無線でやり取りする施設なのだとかで、我が国には表向きは公安調査庁以外に諜報機関らしい諜報機関がないので、かなり重要な施設なのかもしれません。

 ……とはいえ、こんなバレバレな諜報施設があるかよ、って話ですが。

 無線といえばここは「ニイタカヤマノボレ」で有名な行田団地の近くです。……無線の詳しいことは分からないものの、電波が遠くまでよく飛ぶ場所なのかどうか。


 このあたりが学区に含まれる市立小学校、中学校には帰国子女がめずらしくないので人気があるとかどうとか……とも耳にするものの、この施設に勤める外務省職員がこの近辺に住むとは限らないのでは、、、という気もします。どうなんでしょう。


DSC03038.jpg 行田です。……いわゆる公団住宅である「行田団地」のほか、国家公務員宿舎、NTT社宅(旧・電電アパート)、鉄道運輸機構宿舎があります。

 JRの社宅やら独身寮もあるとかないとか聞いたことがあって、機構宿舎のあたりかな……とうろついてみたもののよく分かりませんでした。(←不審者)

 社宅といえばNTTの社宅に、山間部の集落などで見かける小型の収容局に極めてよく似た建物があるのが見えましたが……NTT東日本の収容局一覧には載ってないんだよな。。。

 ADSLって収容局に近ければ近いほど速い、、、とはいえ、ADSLより光回線の普及をすすめているはずのNTTが社員の福利厚生のために社宅に収容局を置くのもちぐはぐな話(ADSLの速度を速くしてもしょうがない)ですし、見間違いかもしれません。

DSC03042.jpg 同じ行田で、国家公務員宿舎の向かい側にある「国家公務員船橋体育センター」の跡地。

 体育館やグラウンドがあって、国家公務員がどんな使い道をしていたのかはよく分かりませんがすでに廃止されており、この用地は船橋市が取得して市民向けのグラウンドや保健所などが設けられるような話を聞いています。


DSC03052.jpg 場所はぐっと離れて、船橋市丸山の雇用促進住宅。……雇用促進住宅は、自宅から遠い場所へ転勤して新しく家を探さないと会社に通えなくなる、という人も住めます。

 いまの勤務先は、35歳を過ぎて独身だと単身(独身)寮の利用に制約が出てくるので、突如転勤を命じられても社員寮など会社が住む場所を世話してくれないとなると、雇用促進住宅が一つの選択肢かなぁ、と考えています。

 既婚者なら35歳を過ぎても会社が単身寮などを手配してくれますから、雇用促進住宅を利用したという先輩の話は聞いたことがないですけどね。。。


 雇用促進住宅は雇用保険で運営されていて比較的低廉な家賃で住めるだけあって、あまり便利すぎる場所には建っていないので、実際の建物を見たのは初めてでした。

#後で調べたらJR京葉線潮見駅のすぐ近くに一つあることが判明した(ここ
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ママチャリにナビをつけて

DSC03025.jpg 土日は両親の温泉旅行のお供をしたので、きょうは休みを取って本当の休息の日にしました。

 ……休職中〜復職してすぐの頃なら、まず間違いなく1日中ひっくり返って動けなかったと思いますが、平日休みなんだし郵便貯金の通帳を持って自転車でぶらぶらしてみようか、と思えるくらいになりました。

 クルマを手放してポータブルのカーナビも実家にあげてしまったので、4月に新しいポータブルナビを買いました。ソニーのNV-U37、自転車に取り付けられるナビです。

 ……自転車ナビ、徒歩ナビのほか、クルマに持ち込んでカーナビとしても使えるので、カーナビ別料金な格安レンタカーを借りるときにも重宝しそうです。


 以前使っていたポータブルナビ(NV-U3)もソニーだったので、使い勝手は同じです。……郵便貯金通帳を片手に、郵便局の名前を入れれば連れて行ってくれます。

 ひらがな入力なので郵便局名の正確な読みがなが分からないと検索できないのですが、日本郵政のウェブサイトで郵便局を探すときに読みがなも調べられます。

 鳴美の郵便局名録に書いてある住所を手がかりに市販の地図から郵便局マークを探して調べていた頃を思うと、格段に便利な世の中になったものです。


DSC03046.jpg 自転車ナビに言われるままに次から次へと郵便局を履修するうちに、鎌ヶ谷市にある鉄道連隊の演習線跡まで来てしまいました。
(写真のコンクリート構築物が演習線の橋脚)

 この近くのモスバーガーで昼食を済ませ、局活動としては早めの13時に切り上げて我が家へ引き返し始めます。

 15時に帰宅してほどなくにわか雨があり、早く引き返して正解だったなと思いつつ、この日はそのあと本来の休みの目的である休息にあてました。
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伊東温泉

 両親のお供をして週末の1泊2日で行ってきました。宿はハトヤ…ではなく「青山やまと」。

 旅行会社のパック旅行なんですけども、高級旅館を集めたパンフレットの中から選んだので、宿でゆったり過ごすのが目的です。

 14時からチェックインできて、チェックアウトも11時まで、と、ゆっくりするのに都合のよい宿ですが、残念ながら17時半を過ぎてチェックインして風呂もそこそこにあわただしく夕飯を食べ、朝食を済ませたら10時にチェックアウトしてしまいました。

 東京駅を12〜13時台に出る特急「スーパービュー踊り子」号に乗れればよいのですが、実家(自営業)は土曜午前までやっているのでやむを得ないです。

 自分も病気休職から2月に復職して3か月あまりで、月〜金の5連続日勤をした次の日の午前中にしたくをして家を出るのはまだ体力的につらいものがありましたし。


 ゆったり過ごすはずの宿であわただしく過ごしてしまったことに加えて、宿そのものにも少なからぬ不満が残り、値段のわりに満足度は決して高くなかった1泊2日でした。うーむ。。。


 備忘録的に宿の不満を書いておくと…


1)仲居さんに知識がなさ過ぎる

仲居「明日の朝食は和食になさいますか、洋食になさいますか」
父親「メニューはなんですか」
仲居「えっと、和食はですね……あじの開きとかですね、、、ほかには、、伊勢エビのお味噌汁とかですね、、、、」

 部屋食を給仕する係なら、食事の献立くらいスラスラ言ってもらわなくては困ります。

 それはそれで従業員の個性と受け止められる業態もありますが、そういうサービスは期待してないです。

母親「このあたりに一碧湖という湖があるそうですけど、どの方角ですか」
仲居「申し訳ありません……分かりかねますので……もし明日お立ち寄りでしたらフロントにおたずねください」

 そんなにマイナーなスポットをたずねた訳じゃないんだけどな。

 まぁ、聞けば出身は愛知とのことで、自分も群馬在勤時(とくに接客第一線にいたとき)に赤城山はどれですかとお客さまに聞かれて方角をさせたか、というと、他人のことをとやかく言えた立場ではありませんが。。。

 ……でも、そこは、フロントに聞いてください、じゃなくて、私が聞いてまいります、だよなぁ。。。


2)フロント係が話を聞いているようで聞いてない

 フロントといえば、チェックイン時にラウンジへ通されてくつろぎながら宿泊者名簿に名前と住所を書くのですが、係が持って来た記入用紙が折れ曲がっているどころかしわくちゃです。

 父親が、なんでこんなしわくちゃな用紙を持ってくるの? と係にたずねても、そうでございますね、と相槌を打つだけで要領を得ません。

 用紙の1枚くらい廃紙にして新しいのを持ってくればよさそうな話なのに、何かの拍子にくしゃっとやってしまった従業員が怒られたりする(=なかったことにしたい)んでしょうかね??


3)部屋が明らかにハズレ

 これは宿というか旅行会社の力不足かもしれないです。

 丘の上に建つ7階建ての旅館ですが我々は旅行会社のパック商品を通じて予約したので、眺望のよい部屋が我々ではなく宿へ直接予約した人へ優先的にあてがわれるのは、まぁ理解できます。

 しかし! 楽天トラベルの口コミを見ると、眺望のほめ言葉があるわあるわ。……仕入れの段階で、楽天トラベルより悪い部屋しか調達できてないんじゃん!

 眺望がない代わりに庭がしつらえてあるのはさすがですが、日が暮れると、我々の両隣の部屋は庭がライトアップされているのに、この部屋の庭だけ真っ暗。。。

 仲居さんに聞いたら「自動的に電気がつくはずなのですが…」って、点灯のしくみを聞くまでもなく、電球そのものがなかったがな!!

 本当にハズレの部屋を引き当ててしまったようです。orz

 単に旅館の不手際なのか、旅行会社が旅館になめられているのかは、知る立場にありませんけれども。(後者のような気がして仕方がない)


 実家に一番近い旅行代理店がJR東日本の「びゅうプラザ」なので、両親は「びゅう」のパンフレットをもらってきて選んでしまうのですが、個人的には(←超重要)高級旅館プランだったらJTBの「優雅・華やぎ」のほうがいいと思うんだ……。

 あとで調べたら「優雅・華やぎ」でもこの「青山やまと」の取り扱いがあって、値段はJTBのほうが1人あたり5000円弱もお値打ちだったばかりか、往復の交通機関は「踊り子」号とならんで東海道新幹線「こだま」号も選べるのですよ。

 JTBの「優雅・華やぎ」が安心できるところは、JTBの宿泊アンケートで一定の点数以上の宿しか掲載されないところです。……JTBのお客さんに今回の我々のような部屋を割り当てようものなら、宿にしてみればアンケートに何を書かれるか戦々恐々ものでしょう。(推測)


 父親は「JRのパック商品」なのに30分おきに「こだま」号が出ている東海道新幹線を選べないのが不満のようで、その点でもJTBの商品なら……と思うのですが、私の口から「JR東日本のパック商品よりJTBのがおすすめ」とは聞きたくないようです。……それがなぜなのかは、、、おっと誰か来たようd(ry


 ほかにも、大浴場にこの文明世界で一番見たくない害虫がいた、とか、夕食の刺身がひからびていたばかりかハエがくっついていた(部屋食だったので部屋に入ってきてしまった)とか、この宿にまつわる不満は山ほどありますけれども。

 夕飯を作り置きされてしまうのは、「100日の黒字と265日の赤字」という言葉に象徴されるように混雑する週末に泊まる以上は致し方ない話で、文句があるなら平日に休みを取って平日料金で泊まりにくれば勝ち組になれるのは分かっているものの、、、、

 世間にはいろいろ意見もあるようですが、自分は、週末・大型連休分散論者です。


DSC03018.jpg ともあれ、チェックアウトの前にラウンジで写真の景色を眺めながらゆったり過ごした30分だけは、のんびりできてよかったです。

 ……宿代を考えたら、全然割に合わない1泊2日だったけどな!
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ピークシフトプランは決して安くない

 前項の続きです。

 鳴り物入りで登場する東京電力の「ピークシフトプラン」ですが、電気の使用を夜間にシフトさせる料金プランはすでに「おトクなナイト」があるわけです。

 前項で、「おトクなナイト10」は今回の料金改定にあわせて加入受付をやめると触れましたが、「おトクなナイト8」は今後も引き続き加入できます。

 改定後の料金表を見てみると、夜間料金(23〜7時)は「おトクなナイト8」も「ピークシフトプラン」も同じ1kWhあたり12.13円です。基本料金も同じ1260円です(60Aまで)。


 すると違いは昼間料金ということになりますが、「ピークシフトプラン」の昼間料金は1kWhあたり29.66円です。
(ただし7〜9月の13〜16時は「ピーク時間」料金で1kWhあたり53.29円)

 「おトクなナイト8」の昼間料金は第1〜第3段階料金制で、こちらは昼間の電気の使用量に応じて単価が変わる(電気を使うほど高い単価が適用される)料金体系です。
(90kWhまで1kWhあたり23.46円、230kWhまで同31.49円、230kWhを超えた分は同36.21円)


 これを踏まえて、まず10月〜翌年6月の前提で計算してみると、昼間の使用量が第3段階に突入して276kWhに達するまでは「おトクなナイト8」のほうが割安、という結果が出ました。

 それを超えてようやく「ピークシフトプラン」のほうが安くなるわけですが……第3段階はいわゆる「標準的な家庭」であれば達しない(ことになっている)使用量です。


 そもそもこのような料金プランで契約するような家庭であれば、洗濯機だの乾燥機だの炊飯器だの食器洗い機だの電気をやたら使いそうなモノは夜間に動かす(夜間はどれだけ電気を使っても昼の料金単価には反映されない)のですから、昼の電気使用量だけを取り出せば、なおのこと第3段階には達しにくくなります。

 電気を多く使うのに(家に誰かがいるなら)使う時間帯を選べないのはエアコンくらいでしょうか。


 そして「ピークシフトプラン」は7〜9月の「ピーク時間」料金があるので、「おトクなナイト8」よりさらに割高になるのは自明です。


 「ピークシフトプラン」って、値上げ幅の抑制が目的で登場するというニュアンスで報道されているように思うのですが、より低く抑えやすい料金プランがすでにあるのなら、これは何かの目くらましなのか、報道が東京電力の真意を伝えていない(もしくは東京電力の広報の腕が悪い)のか、どちらかという気がします。……そんなことないですかね。


 昼も家にいる割合が多い仕事をしているか、大人は昼に不在でも小学生くらいの子がいて学校が終わって16時には家に帰ってきてエアコンを外が明るいうちからそれなりに使うような家……ならおトクになる場合もある、、、のか、、な。
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時間帯別電灯 [夜間10時間型] の新規加入受付終了

(2012.8.5追記:その後、東京電力の申請が修正されて「おトクなナイト10」の廃止はなくなり、今後も引き続き加入が可能になって料金改定が認可されました。→東京電力プレスリリース


 東京電力の料金改定(値上げ)が7月1日に予定されています。

 自分にとって一番大きな変更だと思うのは、夜の電気代が安い料金プランの一つ「おトクなナイト10」の新規加入受付停止です。(料金改定前日=予定では6月30日限り)

 改定後も新規加入できる夜の電気代が安い料金プランは「おトクなナイト8」と、6月から加入を受け付ける「ピークシフトプラン」の2つとなり、「夜間」の時間は「23〜7時」の一択となります。

#「電化上手」は夜間蓄熱式の電気機器(温水器など)を置いている家でないと契約できない

 「おトクなナイト10」(「夜間」の時間が22〜8時に広がる代わりに1kWhあたりの単価は「8」よりほんの少しだけ高め)は料金改定前に契約していれば引き続き適用されて当面は安心ですが、サラリーマンには転勤がつきものですから、引っ越しをすることになればそれまでということになります。たぶん。


 朝8時に家を出て通勤している自分にとっては、朝の支度をする電気代がすべて夜間料金になるのでたいへん都合のよいプランだったんですけども。……夜も、心おきなくエアコンを使える時間が22時に始まりますし。(22〜23時、7〜8時の違いは何気なく大きいと思う)

 時間帯別電灯の加入申し込みは、契約アンペアの変更みたいに電話一本ですぐ東京電力のおじさんがブレーカーを交換に来てくれるのと違ってとっても面倒です。(加入したときの記事

 「無料コンサルト」と称して(東京電力が加入を渋ってるとしか思えない)書類のやり取りが生じて契約変更まで数週間はかかるので、「おトクなナイト10」に加入するなら急いだほうがよいと思います。

#個人的には、日勤職でそんなに長距離通勤でもない一人暮らしやDINKSなら「8」よりも「10」のほうがおすすめです。


 ちなみに、夜の電気代が安くなるプランで夜間料金の時間帯を10時間に設定している(or 8時間のプランと選べる)電力会社は、東京電力のほかには東北電力と九州電力だけという少数派です。

 ほかの電力会社は8時間(中国電力だけ9時間)のプランしか用意していないので、東京電力が料金改定に乗じて「おトクなナイト10」の加入受付をやめるなどとは不当な暴挙! と言い切ることは残念ながら難しいのかもしれません……って、物分かりがよすぎですかそうですか。


 で、我々は、やれ夜間料金だの第1〜第3段階料金制だの、決められた料金プランの中で工夫するしかないわけですが、東京電力の小口契約って、家庭向けの電灯契約(単相200V)と、主に事業者向けの電力契約(三相200V)があって、電力契約だと料金単価が時間帯を問わず電灯契約の夜間料金並みなんですよね。

 大口契約は料金単価が載ってない(個別交渉や入札で決まる)のですが、当然ながら、もっと安いに決まってる(推定)のです。

 ……東京電力が、販売する電力量では4割程度の比率の家庭向けから利益の9割を稼ぎ出している、という報道がありましたが、いまさらそんなこと言ってんの? という気はします。


 まぁ、放っておくとエネルギーを無駄遣いし始めるのはまず家庭なので、家庭向けの料金を高くして使用を控えさせるのは、国のエネルギー政策のもとで事業を営む比較的特殊な企業としての方策、という観点ではあまり間違っていないのですが。
author by よんなん
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『34歳無職さん』

DSC03003.jpg 書店で見かけて思わず買ってしまいました。(Amazon

 自分が今年34歳になるのと、今年1月まで病気休職で「(いい歳して)仕事もしないでゴロゴロ」していたのとで、タイトルに何となく親近感がわきました。

 主人公は勤め先の会社がなくなって、再就職先もなくはなかったけど1年間何もせずにいようと決めて無職の生活にはいります。

 読んで真っ先に気になったのは「収入」でしたが、自分が傷病手当金を手にしていたように、彼女は失業手当で暮らしているようです。


 さて、自分の休職生活との大きな違いは2つあって

・精神を病んでない
・本当に何もしてない(ように描かれている)

ということです。


 主人公が精神を病むことなく仕事のない日々を送っているのは、実はちょっぴりうらやましかったりします。

 自分の休職生活はいろいろネタに事欠かない日々でしたが、振り返ってみるとやっぱりどこかおかしかったように思います。(おかしいのは元からという指摘は却下)

 せっかくの1年半くらいの休みだったのにな。


 2番目は、ほんとにこれといった事件もできごとも起こらず(掃除機が壊れるとか、元同僚と飲みに行く程度)、淡々とした日常が描かれています。

 自分は休職中、何もしないでいるために休んでいたのに、1年半のあいだに2回ほど旅行らしい国内旅行をしてみたり、市議会選挙の運動員をやってみたり、鉄道模型づくりに精を出してみたり、部屋を直してみたり、何をやっておったのかと思うのと対照的です。
(もちろん自分も、数えれば何もしないでいた日のほうが多い……と思うんですけども…たぶん)

 あるいは、実は主人公にもいろいろできごとが起こっているのだけども、あえて何気ない場面を選んで描いているのかもしれません。

 たとえば、主人公は失業手当をもらっているなら職業安定所で求職活動(のフリ)をしているはずなのに、職安へ行く、という無職ならではの大事件が作中に出てこない、など。


 ところで、あとがきで作者(♂)が軽くふれているのですが、どうもモデルは作者自身らしく、モデルが男性でも主人公を女性にして作品って成り立つんだー、と作品の作り方、読ませ方として興味深かったです。……え、フィクションでは別にめずらしいことじゃないですかそうですか。

 とにかく、たぶん、主人公が男だったらリアルすぎて深刻すぎて買わなかったと思います。
(↑主人公に親近感ありなどと書いといてこういうこと言う人)


 それと、主人公すごいなーと思うのは、寝間着で過ごさず昼は服を着替えている(しかも部屋着っぽくない)ことと、フトンを頻繁に干していることです。

 ……家にこもる暮らしをしていると、着るものからだんだんだらしなくなっていくと思うんだよな。


 その辺はやっぱり、作者の脳内で補正がかかってリアル過ぎないように描いてあるのかもしれません。

 「淡々とした日々」が描いてあるようでいて、やっぱり実は全然淡々となんかしてないのかな。
author by よんなん
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金環日食でした

DSC02978.jpg 金環日食でした。

 金環食の時間帯は雲の向こう側にうっすらと見えるあんばいで(写真)、観察グラス越しには真っ暗、肉眼で観察して(本当はよくないのかもしれませんが)ちょうどよいくらいでした。

 予報はくもりだったものの6時台は日がさすほどの晴れで、欠けはじめが観察グラスではっきり見えて期待はふくらんだんですけども、7時を過ぎると急に雲が増えてきてしまいました。

 金環食の時間が終わるとまた晴れてきて、なんとも間の悪い話……という気もしなくはありませんでしたが、後で写真を見てみると、肉眼で観察できる程度の明るさになったのはそれはそれで稀有な体験だったんじゃないかという気がしています。


 まさにドリカムの「時間旅行」に出てくる「2012年の金環食」で「太陽の指輪(リング)」を、真っ黒なフィルター越しじゃなくて写真のように見たんですから。

 ちなみにこの曲、ウォークマンに何年も前から入れっぱなしで、何回も繰り返し聞いてたのに、今回の金環食のことを歌っていると気づいたのが3日前、という体たらくであります。……どこに耳をつけて音楽聴いてたんだか。。


 さて、正月くらいから今年は金環日食があるらしいことと、5月21日(月)という日付が耳に入ってきましたが、日食=太陽が出ている時間=平日はどうせ仕事中、という先入観があって、上述の曲に出てくる話とも気づかず、あんまり関心を持ってませんでした。

 間際になって朝7時半ごろの6〜7分程度と知って、会社へ出かける前に余裕で見られるじゃんか、と金曜日に新宿の家電量販店で観察グラスを買って帰りました。

 天気予報はあんまりよくなかったですが、観察グラスの値段は830円で、まぁそのくらいなら無駄になっても、買わずに当日晴れて後悔するよりマシ、と思える値段でした。


 ……ふと思ったんですけども、量販店にしてみれば日食が終わったら途端に不良在庫になる品なのに3日前でも豊富に品揃えしていた(=絶対にそれなりの数が売れ残る)、ということは、1枚あたりの利ざやをかなり多く設定しないと商売にならないですよね。

 ヨドバシでは2〜3枚買うと何百円引き、4枚だか5枚買うともう1枚プレゼント、なんてのをやってたのがその証左と思うわけですが、3日前になって思いついて買いに行っても品切れでなく、しかもそんなにべらぼーな値段でなく手に入ったのだからありがたいことでした。


 それとも、今回の在庫は6月6日の金星の日面通過へ向けて再び売るのかな。
author by よんなん
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