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ピークシフトプランは決して安くない

 前項の続きです。

 鳴り物入りで登場する東京電力の「ピークシフトプラン」ですが、電気の使用を夜間にシフトさせる料金プランはすでに「おトクなナイト」があるわけです。

 前項で、「おトクなナイト10」は今回の料金改定にあわせて加入受付をやめると触れましたが、「おトクなナイト8」は今後も引き続き加入できます。

 改定後の料金表を見てみると、夜間料金(23〜7時)は「おトクなナイト8」も「ピークシフトプラン」も同じ1kWhあたり12.13円です。基本料金も同じ1260円です(60Aまで)。


 すると違いは昼間料金ということになりますが、「ピークシフトプラン」の昼間料金は1kWhあたり29.66円です。
(ただし7〜9月の13〜16時は「ピーク時間」料金で1kWhあたり53.29円)

 「おトクなナイト8」の昼間料金は第1〜第3段階料金制で、こちらは昼間の電気の使用量に応じて単価が変わる(電気を使うほど高い単価が適用される)料金体系です。
(90kWhまで1kWhあたり23.46円、230kWhまで同31.49円、230kWhを超えた分は同36.21円)


 これを踏まえて、まず10月〜翌年6月の前提で計算してみると、昼間の使用量が第3段階に突入して276kWhに達するまでは「おトクなナイト8」のほうが割安、という結果が出ました。

 それを超えてようやく「ピークシフトプラン」のほうが安くなるわけですが……第3段階はいわゆる「標準的な家庭」であれば達しない(ことになっている)使用量です。


 そもそもこのような料金プランで契約するような家庭であれば、洗濯機だの乾燥機だの炊飯器だの食器洗い機だの電気をやたら使いそうなモノは夜間に動かす(夜間はどれだけ電気を使っても昼の料金単価には反映されない)のですから、昼の電気使用量だけを取り出せば、なおのこと第3段階には達しにくくなります。

 電気を多く使うのに(家に誰かがいるなら)使う時間帯を選べないのはエアコンくらいでしょうか。


 そして「ピークシフトプラン」は7〜9月の「ピーク時間」料金があるので、「おトクなナイト8」よりさらに割高になるのは自明です。


 「ピークシフトプラン」って、値上げ幅の抑制が目的で登場するというニュアンスで報道されているように思うのですが、より低く抑えやすい料金プランがすでにあるのなら、これは何かの目くらましなのか、報道が東京電力の真意を伝えていない(もしくは東京電力の広報の腕が悪い)のか、どちらかという気がします。……そんなことないですかね。


 昼も家にいる割合が多い仕事をしているか、大人は昼に不在でも小学生くらいの子がいて学校が終わって16時には家に帰ってきてエアコンを外が明るいうちからそれなりに使うような家……ならおトクになる場合もある、、、のか、、な。
author by よんなん
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