水道橋での腹ごしらえは

IMGP2083.jpg 今日は出勤だったので東京ドームには行かなかったんですけれども。

 おととい、JR北海道の試合を見たあと急にお腹がすいたので、東京ドームから水道橋駅の向こう側、神保町方面へと歩きます。


 チェーン店が軒を連ねるなか、ああそうだ、ここに入ろう、と入ったのが、とんかつ「いもや」。

 
 この界隈には「いもや」が何軒かあるらしいのですが、私はここしか知りません。

 あと、どういうわけか、早稲田にも天丼の「いもや」が一軒あります。
(神保町も早稲田も学生街・古本街という点では共通ですが)


 店に入るなり、カウンターの店員さんから「とんかつで?」と聞かれます。

 メニューはとんかつ定食(700円)かひれかつ定食(900円)しかありません。
 そこでうなずけばとんかつ定食(写真)が、ひれかつと告げればひれかつ定食が出てきます。


 「いもや」の特徴といえば、とんかつそのもののおいしさとかキャベツの量とかいうのもありますが、何よりも、不気味なほどきれいなカウンターのテーブルと、静かな雰囲気。

 これは早稲田の「いもや」にも共通です。

 カウンターのテーブルは、すし屋のカウンターみたいな白っぽい木でできていて、そこへ油まみれのとんかつを落としたりソースをこぼしたりすればあっという間にシミになりそうなんですけど、どういうわけかきれいなんですよねぇ。

 それと、この店は友人どうしで行っても、一言も口をきけません。
 別にしゃべっちゃいけないと書いてあるわけでも、お店の人に注意されるわけでもないんですが、店内の雰囲気に圧倒されて黙々と食べるだけです。

 よく、牛丼チェーン店が「殺伐としてるべき」だといわれます。確かに、誰とも口をきかずに黙々と食べて会計を済ませる点は同じかもしれません。
 が、吉野家や松屋などのチェーン店なら明るいBGMがそこそこの音量で延々と流れていて、中学生とか高校生なんてそれにまぎれてぺちゃくちゃしゃべっていたりしますし、実際にはそういう気分とは程遠いものです。

 この「いもや」の静粛な雰囲気は、殺伐度がはるかに上です。

 ……とはいえ、早稲田の「いもや」は大盛を注文しても残さず食べれば大盛代(50円)を取らないなど、俗にいう「いつ喧嘩が始まってもおかしくない」ような殺伐さとは縁遠いお店です。

 こちらの「いもや」で大盛を頼んだらどうなるのかは、まだ試していません。
(というか、メニューに「大盛」がない)
author by よんなん
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