お前に聞かせるために言ってんだ

 先日、私のいるそばで、課長がその周辺の方と、このあいだの昇進試験で面接したら期待はずれだったという私の先輩の話をしていました。

 私が次の昇進試験を受けられるのは来年(のはず)です。

 で、その先輩のあれがダメ、これがダメ、、、という話が聞こえてくるのですけど、どうも私にも心当たりがあるのです。


 いや、まいったな、、、耳の痛い話で、、、、なんて思ってつい口にしたら聞こえたらしく、

「そうだろ? お前に聞かせるために言ってんだから」

と、課長。


 さて、きょう本社で取締役のありがたいお話を聴く機会があり、そのなかで来年入社予定の内々定者との懇談会で行なわれた質疑応答の話がありました。

 内々定者の学生から「社会人として一人前になるのに必要なことを3つ教えてください」とか何とか訊かれて答えたそうなんですが、

「同席していた(課長の)○○君と、(その部下の)△△君に聞かせるつもりで答えた」

なんて言ってるんですね。


 そういえば、小学生のころ、クラスのみんなの前で怒られた子がいたら、先生が

「みんなも自分が怒られているつもりで聞いてなさい」

と、いつも言ってましたっけ。


 あれから20年近くが経とうかとしているのですけれど、今でも同じようです。
 ……むしろ、小学生と違って、露骨に怒られるということがめったにないぶん、そういうアンテナをきちんと張っておかないと聞き逃してしまうのでしょう。
author by よんなん
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