ホーバーに乗りました
2009.10.27 Tuesday | よんなん的旅行
大分に来たのは、今月いっぱいで運航休止になる大分空港のホーバーフェリーに乗るためです。
ホーバーというか、ホバークラフトは、瀬戸大橋ができる前はJRの宇高連絡船で急行便にも使われるなど比較的あちこちで乗れた乗り物だそうですが、現在は大分空港〜大分ホーバー基地を結ぶ航路だけです。
私はまだ乗ったことがなくて、今月末で日本国内から定期航路がなくなるのなら、というわけで、昨日の泊まり勤務明けと今日の休みを利用して1泊2日の行程でやってきました。
羽田〜大分は、福岡線などと違って個人で航空券を買うとべらぼーに高いですが、Yahoo!トラベルで探したら往復航空券にビジネスホテル1泊がついて28000円の旅行パック(10日前まで受付可)があり、今回はこれを利用しました。
きのう夜、大分空港に着いて乗った便と、けさ大分ホーバー基地7:55発の便で空港へ1往復したときは、定員105人のところ乗客は30人前後とガラガラで、あと5日で終了するのに寂しいもんだな…と思っていました。
が、午前中に高崎山へ行ったり大分市街で昼食を済ませるなどして、午後に再びホーバー基地へ来ると、平日だというのに人だらけです!
ほとんどは大分に住む人と思われる家族連れで、私のようなマニアはむしろわずかなのが意外でした。……よほど大分市民に親しまれていた乗り物だったのでしょう。
改札は出発5分前からなので乗ったらすぐ出発でしたが、着いた後は見学会・撮影会状態です。
折り返し便の改札時間になってホーバー会社の人が「そろそろ建物へ…」と言いに来るまで、わずかなマニアと大勢の家族連れが記念撮影に余念がありません。
なにしろ、水陸両用の乗り物というのがめずらしいです。
乗り場が陸上なのはもちろん、大分空港から海までは650mほどの「航走路」という“ホーバー専用道路”のようなコンクリート敷きの地面を走るんですよ。
最後に乗った、大分基地→大分空港の便は補助席まで使うありさまで、昨晩と今朝のガラガラぶりがウソのようです。
実は、先週末に職場の先輩もホーバーに乗りに大分へ来たそうで、週末は積み残しが発生していたとか。
そんななかで一番前に座り、30歳にもなって目をキラキラさせていたのは私です。(笑)
“葬式フィーバー”で大盛況、といったところですが、運行休止が発表されるまではガラガラなのが通常だったのでしょう。
それに昨晩は、空港は静かだったのに大分市内が強風で、大分空港〜ホーバー基地に所定29分のところ50分かかってしまいました。(一度基地に上陸したのにすぐ海へ引き返した!)
バスが大分空港〜大分駅を60分で結んで運賃1500円ですから、ホーバーの運賃2980円(さらに、ホーバー基地から大分駅までの連絡バスが所要16分160円)の意味が全然なくなってしまう計算です。
365日いつも好天に恵まれるわけではありませんから、不便な点もありそうです。
#ホーバーに乗りに来た私は、長く乗っていられて楽しかったですが。
ほかにも、常に空気を下部に噴射して浮き続けるので燃費も悪いでしょうし、騒音がすごいです。
……空港乗り場はともかく、大分の市街地から離れた「ホーバー基地」を設けなければいけなかったのは、きっとこの騒音のためもあるでしょう。
乗り物としては楽しいので、たとえば大分で引退した後は東京で水上バスの代わりに遊覧運航しては、、、と素人考えが浮かぶものの、やはりこの騒音がネックになると思います。
2枚目の写真は、船内に掲出されていた「JALビジネスきっぷ」の広告。
東京の浜松町駅には、同じデザインでセリフが「モノレール1本乗り遅れてしまった」というものがあり(←写真)、各地で広告を出す乗り物に合わせて作っているようです。
この“ホーバーバージョン”の広告も、ホーバーフェリーの運航終了と同時に過去のものになるわけですね。
(JALという会社も過去のものになりそうな気がしなくもない今日この頃ですが)
ホーバーというか、ホバークラフトは、瀬戸大橋ができる前はJRの宇高連絡船で急行便にも使われるなど比較的あちこちで乗れた乗り物だそうですが、現在は大分空港〜大分ホーバー基地を結ぶ航路だけです。
私はまだ乗ったことがなくて、今月末で日本国内から定期航路がなくなるのなら、というわけで、昨日の泊まり勤務明けと今日の休みを利用して1泊2日の行程でやってきました。
羽田〜大分は、福岡線などと違って個人で航空券を買うとべらぼーに高いですが、Yahoo!トラベルで探したら往復航空券にビジネスホテル1泊がついて28000円の旅行パック(10日前まで受付可)があり、今回はこれを利用しました。
きのう夜、大分空港に着いて乗った便と、けさ大分ホーバー基地7:55発の便で空港へ1往復したときは、定員105人のところ乗客は30人前後とガラガラで、あと5日で終了するのに寂しいもんだな…と思っていました。
が、午前中に高崎山へ行ったり大分市街で昼食を済ませるなどして、午後に再びホーバー基地へ来ると、平日だというのに人だらけです!
ほとんどは大分に住む人と思われる家族連れで、私のようなマニアはむしろわずかなのが意外でした。……よほど大分市民に親しまれていた乗り物だったのでしょう。
改札は出発5分前からなので乗ったらすぐ出発でしたが、着いた後は見学会・撮影会状態です。
折り返し便の改札時間になってホーバー会社の人が「そろそろ建物へ…」と言いに来るまで、わずかなマニアと大勢の家族連れが記念撮影に余念がありません。
なにしろ、水陸両用の乗り物というのがめずらしいです。
乗り場が陸上なのはもちろん、大分空港から海までは650mほどの「航走路」という“ホーバー専用道路”のようなコンクリート敷きの地面を走るんですよ。
最後に乗った、大分基地→大分空港の便は補助席まで使うありさまで、昨晩と今朝のガラガラぶりがウソのようです。
実は、先週末に職場の先輩もホーバーに乗りに大分へ来たそうで、週末は積み残しが発生していたとか。
そんななかで一番前に座り、30歳にもなって目をキラキラさせていたのは私です。(笑)
“葬式フィーバー”で大盛況、といったところですが、運行休止が発表されるまではガラガラなのが通常だったのでしょう。
それに昨晩は、空港は静かだったのに大分市内が強風で、大分空港〜ホーバー基地に所定29分のところ50分かかってしまいました。(一度基地に上陸したのにすぐ海へ引き返した!)
バスが大分空港〜大分駅を60分で結んで運賃1500円ですから、ホーバーの運賃2980円(さらに、ホーバー基地から大分駅までの連絡バスが所要16分160円)の意味が全然なくなってしまう計算です。
365日いつも好天に恵まれるわけではありませんから、不便な点もありそうです。
#ホーバーに乗りに来た私は、長く乗っていられて楽しかったですが。
ほかにも、常に空気を下部に噴射して浮き続けるので燃費も悪いでしょうし、騒音がすごいです。
……空港乗り場はともかく、大分の市街地から離れた「ホーバー基地」を設けなければいけなかったのは、きっとこの騒音のためもあるでしょう。
乗り物としては楽しいので、たとえば大分で引退した後は東京で水上バスの代わりに遊覧運航しては、、、と素人考えが浮かぶものの、やはりこの騒音がネックになると思います。
2枚目の写真は、船内に掲出されていた「JALビジネスきっぷ」の広告。
東京の浜松町駅には、同じデザインでセリフが「モノレール1本乗り遅れてしまった」というものがあり(←写真)、各地で広告を出す乗り物に合わせて作っているようです。
この“ホーバーバージョン”の広告も、ホーバーフェリーの運航終了と同時に過去のものになるわけですね。