教習所卒業しました

IMGP7617.jpg きょう、大型二種の卒業検定(技能検定)があり、無事合格して教習所を卒業できました。

 指定教習所なので、幕張の免許センターでは技能試験が免除になります。


 卒業検定のコースは第2段階教習で一通り乗っていたので、免許センターで見ず知らずのコースを走るのと違って、(教習で乗るよりは緊張したものの)安心して受けられました。

 きょうの検定コースは3種類あるうちの「1コース」。

 教習所周辺を走る途中に、指定位置停車(電柱や街路灯や交通標識をバス停のポールに見立てて、中扉の位置を合わせる)を3回。

 普段の教習で乗っている教習車なので、運転席から振り向いたときに指定された目標物がドア位置ひとつ前の窓の桟に合っていれば、ちょうど中扉にピッタリ、という目印が使えるのも、教習所で技能試験を受けられるメリットでしょうか。

 それと、乗車前にバスの周囲を1周したとき、「仮免許 練習中」の札が裏返っていた(=大型1種を持っている人は仮免許なしに路上教習できる)ので、文字があるほうの面を表にしようと思ったら、指導員(試験委員?)から出さなくていいと言われました。

 方向幕(=行先表示)に「検定中」という文字が出ているので、それでよいそうです。
(普段は「教習中」になっている)


 それはそうと、バスに乗車したあと、採点が始まるまでの「練習区間」は所内半周と、教習所の正門を出てすぐ隣の交通機動隊の正門まで……って、路上の練習区間はほんの数十メートルしかないですよ!!

 バスの免許なんですし、せめて次のバス停までとか……。

  ただ、それを言ったら、バス停代わりの「指定位置停車」だって10か所なきゃおかしいことになるわけで(何の試験だ)、まぁ、「試験区間」の長さを考えれば、そんなものでしょう。


 逆に、勤務先で取得した国家資格の技能試験との共通点といえば、「普段どおり運転してはいけない」ですかね。

 検定前の説明で「普通一種の方には『普段通り運転すれば大丈夫』と言っているんですが、二種の方は普段通り運転しちゃだめですからね?」と言われ、どこかで聞いたような話だなぁと思いましたっけ。

 ただし、ここでの「普段通りの運転」は、勤務先での機械の操作とは全然違って、制限速度や一旦停止や駐停車禁止などの「法規を守っていない」ことを指しての話でしたが。

#ちなみに普通二種(=タクシーや運転代行)は、駐停車禁止箇所の間際で停車の指示があって、禁止箇所を避けて停車する検定項目があるのだとか。

 法規云々は別にしても、検定での指定位置停車は中扉の位置に合わせるとはいえ、実際に走っている路線バスが停留所に止まるときは、先頭がポールの位置ですよねぇ。。。

 ……しかも、教習車(=元神戸市バス)は前扉と後扉しかないので、中扉の位置は黄色のシールで印がしてあるだけ(=指定位置に合わせても誰も乗れない)ですし。。。。


 所内に戻ってからは鋭角(右折)と縦列駐車のみで、左に曲がる鋭角と方向変換はありませんでした。(3つあるコースのどれに当たるかで変わる模様)

 鋭角で2回切り返しても曲がれず、これでだめなら失格…とヒヤヒヤしましたが、どうにか通過。
(鋭角の切り返しは3回までで、たいていは2回で通過できる)

 縦列駐車はハンドルを戻すのが早かったのか、バスを停止させてギアをN+ハンドブレーキを引いて「はい」と告げると、「右がはみ出ています。運転席から後ろを見てポールが見えますか? 見えなければはみ出ています」

 …んー、ポール1本の半分が見えなくはないような、、、だめですか? と思ったものの、やり直し。

 鋭角にしても縦列駐車にしても、自分でも普段の教習どおりにできないな…とは思っていたので、やはり緊張していたのでしょうか。


 気を取り直して再度の縦列駐車では普段どおりきちんと決まりました。(ポールもちゃんと見えた)


 バスを降車するまでが試験で、その後、試験委員(?)からのアドバイスとして2点、

・左折するときの、左手をハンドルにかける位置のクセ
・ヤマダ電機前の交差点を右折した際の直進車への譲り方

がありましたが、あとは「おおむね良好」とのことでした。(縦列駐車のやり直しによる減点はなかったとか)

#あのヤマダ電機前の交差点は、対向車が有賀園ゴルフの脇の妙な道から出てくるので、直進車か右折車か区別しにくい、クセのある交差点なんですよ……って、現地を知らないと分からない話ですみません。。。



 ……ともあれ無事合格して、前もって余計に収めていた教習料金の残りを返却してもらい、所長室で「卒業式」。

 写真の卒業証書(=学科試験時に必要)を受け取り、その後、所長室の応接用ソファ(←超ふかふか!)に座ってマンツーマンで学科試験の説明を受けました。

 大型二種は教習生が少ない(前回の“卒業式”は2人だったそうですが、今日は私一人でした)ので、こういうことができるんだと思います。


 ちなみに、私は千葉県民なので学科試験は幕張の免許センターで受けることになり、あくまで教習所となりの群馬県総合交通センターで受ける前提の話は「参考」とのことでした。

 人によっては一時的に住所を移して群馬で学科を受ける人もいる、とのことですが、いまそれをやったら総選挙に投票できなくなってしまいますので。。。
(住民票を移したあと3ヶ月間は選挙で投票できない)


 ともあれ、あとは1年以内に幕張の免許センターで学科試験に受かるだけになりました。

 教習所を卒業しているので、学科に受かれば即日交付です。

#「一発試験」の人は、指定教習所で応急救護講習などを受けた後に交付

 幕張の免許センターは平日にしか試験をやっていないので、休みが土日に限定されない今の仕事が非常にありがたいんですが……そういうときに限って次の2連休は土日だよ! まったく!!
(いや、そのおかげで今週末は学生時代の友人知人との飲み会に顔を出せるんですが…)

 あるいは、幕張日帰り…ですかね?


 それ以前に、きょうの卒業検定を有給休暇を使わずに受けに来れている時点でありがたいのです。(卒業検定は月・水・金なので、普通のサラリーマンは有休以外で受けに来れない)


 なにはともあれ、入所した頃は所内のカーブもまともに曲がれなかったのが、まるで本職のバス運転手!? みたいなレベルにしてくれた指導員のみなさんに感謝したいと思います。

 ……というか、仮免許の期限が来月16日までだった! 勤めながらの教習とはいえ危なかった!!
author by よんなん
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