駅弁マジック

IMGP6051.jpg ことの始まりは、おとといの結婚パーティー終了後。

 後片付けをしていたら、控え室から有隣堂のラッピングが施された1冊の本が出てきたんです。

……大抽選会の景品に用意してあった『鉄子の旅 [カラー特別版]東日本編』じゃないですか!

 んぎゃ! せっかく選んで買ってあったのに! と、とりあえず近くにいた新婦に相談したら

「いいです、高橋さんが当たったってことにしてください」

というわけで、自分でいいのかなと思いつつ引き取ってきました。。。


 で、きょう高崎へ戻るのに新浦安から京葉線に乗ったところで封を切って読みました。

 さて東京駅に着いたら、新幹線は7分前に出てしまっていて次のは25分後。

 新幹線って高崎までの距離では、在来線と同時に発車すればおそろしく早く着くものの、30分近く待つようだと、特急料金2400円分のありがたみもすっかり失せてしまいます。

 時刻表を見て、上野から高崎線で帰るかー、と思い始め、上野12:00の特急「草津5号・水上5号」で高崎に着くのは13:20となると、昼食をどこかで食べねばなりません。


 普段なら駅構内のNEWDAYSで適当に何か買って食べるんでしょうが、京葉線車中で読んでいた本の影響か、足は新幹線改札近くの下りエスカレーターに向かってそのままグランスタへ。

 グランスタには駅弁屋のほかにも「浅草今半」とか「とんかつまい泉」とかいろいろあってそれぞれ弁当も売っているんですけど、結局買ったのは大船駅弁という「特上鰺の押し寿司」(1200円)。

 1200円!

 普段、昼食代に4ケタなんてお金使いませんよ!
 でもどういうわけか無性に駅弁が食べたくなって買ってしまいました。。。


 上野駅へ移動して在来線特急「草津1号・水上1号」の車中の人となって、普段高崎へ戻るのに利用している新幹線や普通列車グリーン車とはまた違った雰囲気の中で食べると、なんだか不思議にも至福の気分です。

 在来線特急の自由席は車内改札があるので車掌さんが「キップを拝見」に来るんですけど、普段のイメージとは違って陽気な車掌さんで、またちょっと楽しくなりました。


 散財したかと思いきや、在来線特急料金は1300円なので、駅弁代と合わせても2500円、と、新幹線(2400円)でぴゅーっと帰って浮いた時間で昼食を食べることを考えると、却って経済的でした。

 ……在来線のスピードなら、PHSでネットにつないでも接続が切れないので、移動中にこうやって更新もできましたし。


 たまには在来線特急も悪くないものです。……って、JR東日本管内で新幹線と完全に平行している在来線特急があって気分次第で選べるのは、東京〜熱海と上野〜高崎だけで、しかも高崎線はJR東日本の中で自社競合しているので、いつまで残ってくれるだろうかという気もします。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析