これこそパレード

IMGP3602.jpg 月曜夕方のパレードの話です。

 早大は私が入学してから、過去に7回東京六大学野球で優勝しているので、優勝パレードは何度か歩いているんですけども。

 去年の秋に優勝したときは、もう何度も歩いているし、いいや、なんて思って試合だけ見て帰ってしまいました。(ぉぃ)

 ま、昨年はあまり球場に足を運んでおらず、優勝が決まった試合にもいませんでしたし、パレード当日の早慶戦も負けていて、パレードという気分ではなかったというのもありましたが。

 今シーズンは勤務の都合がつけば神宮へ行っていましたし、日曜日に目の前で優勝を決めたので、月曜の試合終了後は自然と絵画館前の集合場所へ足が向かいました。


 ……で、すでに何度か歩いているパレードですけど、従来なら単にデモ行進の仲間みたいなもので、歩いている早大生などが勝手に楽しくしているだけでした。

 せいぜい、沿道のビルやマンションから顔をのぞかせる人がいたり、交通量の多い交差点を横切る時に何かやってるな的に見られる程度で、盛り上がり始めるのは、早稲田通りや南門通り、大隈通りに入って商店会の人が横断幕やら持って出てきてようやく、といったように記憶しています。


 が、今回は明治通りに入った時点で頭上にヘリコプターが何機か飛んでいるわ、テレビカメラやラジオのリポーターは神宮近辺から追いかけてくるわで、注目度が全然違うのが実感できたわけです。

 理工キャンパスから野球部が合流するんですけど、野球部が通り過ぎて私たちが通る頃でも、群集を警察官(≠警備員)が横一列に文字通り「押すな押すな」という感じで人々を押しとどめている光景なんて初めて見ましたよ。

 明治通りから早稲田通りへ曲がる交差点では、歩行者天国の入り口みたいな柵まで作ってあって完全に交通を遮断している中を歩くのも初めての経験です。
(普段なら、警官数人で一時的にクルマを止める程度だったはず)


 …とはいえ、このご時世、完全に通行止めにするわけではなく、片側2車線中1車線はクルマを通しながらのパレードなので、よくトラブルや事故が起きなかったなぁ、と、こればっかりは歩いていて不安でした。

 だって、東京にあれだけの人が住んでいれば、今回の騒ぎを快く思っていない人も当然いるわけです。
 並行して走っている大型車がその気になってちょいとハンドルを「誤れ」ば、パレードを中止させるなんて簡単でしょう。

 あるいは、盛り上がっているおばかな早大生にピンポイントで(←重要)罵声の一つや二つでも浴びせれば、この連中を暴徒化させることだって可能です。おそらく、クルマの1台や2台、ひっくり返していたのではないでしょうか。

 で、仮にそうなったとしたら、今回の警備員や警察官の数、あるいは周囲の良識ある早大生(←ただし丸腰)ではとても初期の段階で押さえることは無理だったでしょう。

 そうでなくても、車線からはみ出た早大生が何人かクルマにはねられてもおかしくなかったのではと思うんです。

 「だが、心配のしすぎではないか」ですかね?


 じゃぁ、今シーズンは騒ぎすぎなのか、もっとおとなしくしているべきだったのかというと、そんなこともないと思います。

 従来から神宮へ通っている人の中には、にわかファンが急増したことを不快に感じている人もいるようですが。

 個人的には、なんだかんだで東京六大学野球がこれだけ注目を集めたのはよいことだと思いますし、しかもそれが早稲田大学だったのですからなおのことです。


 もしこの人気が続くようなら、片側1車線規制などといわず、それ相応の態勢でパレードを盛大にやればよいだけの話なのですし。
author by よんなん
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