築別炭鉱
その途中には国鉄名羽線の跡があった場所がありますが、すでに跡形もなく撤去されています。
(山奥へ入れば見事な橋やトンネル群が残っていますけれども)
羽幌炭鉱鉄道と国鉄名羽線が分岐していた曙という集落から羽幌炭鉱鉄道跡沿いに山奥へ入っていき、やはり道道の行き止まりに築別炭鉱跡があります。
行き止まりといってもその先は通行止めになっているだけで、舗装もされています。
……が、やはり、現在人が住んでいるのは数km手前までで、そこを過ぎると落ち葉は路面に散乱したままですし、誰も来ない場所だというのは一目で分かります。
石炭を貨車に積み込むホッパという施設の跡は道路沿いにドーンと建っていますが、ここの見どころは、川を渡った向かい側にあるマンションの跡。
橋もずいぶんボロボロで、落ちるんじゃないか、とドキドキしながら渡ります。
前回は3人で訪れたんですけれども、あのときはなぜかバッタの大量発生で窓すら開けられず、もちろんクルマを降りることもできずに引き返していました。
今回はそのリベンジを……と思ったものの、あいにく雨が降ってきてしまいました。
熊事件現場に比べて辺りはひらけているものの、無人の山中であることに変わりはなく、散策はあきらめてこの地を後にしました。
やはりこういうところは複数人で来るべきですね。
……いままで道内をレンタカーで周った経験は、複数人でしかやったことがなく、こうして初めて一人でまわってみると、何人かで来ることの大切さがよく分かります。。