下川鉱山
2005.09.18 Sunday | よんなん的旅行
下川町の市街地から10kmほど、やはり山奥へ入ったところに下川鉱山跡があります。
昭和57年に閉山していますが、鉱山の施設にはまだ残務処理か何かの人が勤務しているようで、今までのように無人の山中、というわけではありません。
鉱山の建物にはわずかながら明かりもついていましたし。
やはり見どころは、鉱山の施設そのものより、街の跡。
建物は小学校と幼稚園の跡以外に残っていないのですけれども、山の中に細々と残る舗装道路に描かれた横断歩道が象徴的です。
ここを歩いて渡って家なり学校なり会社なり買い物なりへ出かけた人がいたわけです。
夕張でも似たような光景を見たことがありますが、あちらはあたりにまだ空き地が広がっていたのに対し、こちらはもうすでに半分以上自然に還りつつあるような雰囲気が醸し出されています。