未曾有の鉄道事故

 月曜日の朝に発生した鉄道事故は、あちこちで話題になります。

 職場でも、学生時代の友人の間でも。
 関西とは離れた関東地方ということもあってか、関心は被害の状況というより「原因は何か」に集まります。


 自他ともに認める鉄道マニアなので、聞かれる立場になってばかりですが、とにかく、「分からない」の一言に尽きます。


 いろいろな要因は考えられるものの、どれも疑問符のつくものばかりだからです。

 発生当初、『「究明には時間」繰り返すばかり JR西日本会見』(読売新聞の記事)といった、原因が分らないことに対して批判的とも受け取れる見出しがありましたが、JR西日本の人は本当のことを会見で述べただけではないかと思っています。

 とはいえ、世間の大半の人たちにとっては「分からない」を繰り返す専門家より不確かでも何でもハッキリ言ってもらえる評論家のほうがありがたいでしょうから、そうした人たちがより多くメディアに登場するのは致し方ない面があります。


 時間の経過とともに、ようやく、「転覆」という、誰もが想定だにしなかった(に違いない)プロセスが見えてきたようです。

 その要因の一つとして現時点で目されているのは、「速度超過でカーブに進入した模様」。もちろん他にもあります。しかし、これ一つとっても、背景はいくつも考えられるのです。
 運転士のミスなのか、ブレーキの不具合なのか、はたまた、「時速108キロ」という数字そのものがいったいどの時点でのものなのか、一つとして確かなことがまだ分かっていないのです。


 二度とこのような事故が起こらないように、起こさないように、私なりのアンテナを張り巡らせて新聞やテレビを見ています。
author by よんなん
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